新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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シャクチリソバ:赤地利蕎麦(そば通の舌に合わない?)

2011-09-20 06:41:11 | お知らせ」

道端にシャクチリソバ:赤地利蕎麦(タデ科ソバ属)の花が咲いています。
インド、中国の高地原産の多年草で、1年草のソバと違って宿根ソバとも呼ばれます。
原産地ではそば粉を利用するほか葉も野菜として食べるそうですが、日本では今はほとんど栽培されず、各地で野生化しています。
高さは70㎝以上にもなり、互生する葉は基部が横に張り出した三角形です。
秋に上部の葉脇から長い花茎を出し、2~3分岐して密に白い花をつけます。花被片は6個、雄蕊8個の葯は紅色で目立ちます。
果実は長さ7~9㎜で、5~6mmのソバより大きく、栗褐色に熟します。
日本で栽培されなくなったのは、味にうるさいそば通の舌に合わなかったのでしょうか。