池のほとりにフサフジウツギ:房藤空木(フジウツギ科フジウツギ属)が咲いています。
中国原産の落葉低木で、明治時代に渡来し、属名のブッドレア((Buddleja)の名で広く栽培されているほか、各地で野生化したものも見られます。
高さは1~2m、葉は長さ10~20㎝の披針形で、裏面には灰白色の毛が密生します。
花期は7~10月、長さ20㎝ほどの穂をつくって香りのよい花が多数つきます。花は約1㎝ほどの筒状で、紅、紫、紅紫、白、などの多数の変化があります。
日本在来のフジウツギは05年7月16日に取り上げていますが、茎が丸いフジフサウツギと異なり、四角形で翼があるほか、花が穂の一方に偏ってつくなど、いくつかの相違点があります。