水彩画~描いてみたら

中野チヨコ 
描いて 作って 楽し blg

中野チヨコ作品展

2020年10月25日 | バレエ

バレリーナを題材にスクラッチアートとクロッキー作品を展示しています。

11月8日まで

千葉県柏市カフェギャラリー カルディーにて

柏駅前 旧そごう横の通りにある

全面ガラスが気持ちの良い、ゆったりとしたお店です。

食べログ↓

https://s.tabelog.com/chiba/A1203/A120301/12001996/dtlrvwlst/B431340564/?photo_id=139116878&photo_mode=vertical&review_id=121535146#visit-photo-139116878

1028()30()115()6()は 10時〜閉店まで

それ以外の平日は 10時〜13時まで

土日祝日は11時〜14時までおります。

お時間がございましてらお寄り下さい。

 


くるみわり人形

2019年03月10日 | バレエ

12月にはたくさん上演されるくるみ割り人形

チャイコフスキーの幻想的な曲が夢の世界に誘います。

原作はホフマンですが、

実はお話の最後の20パーセントが

バレエになっているので、疑問の要素がたくさんあるのは仕方ないのです。

 

なぜ、クララはくるみ割り人形が好きなのか?

(人形ラブな人形マニアの子なのです)

なぜ、くるみ割り人形は、魔法がとけると王子になるのか?

(もともとは時計技師の息子、苦労してお菓子の国の支配者になりました)

なぜ、ネズミの王様(しかも7つの頭)が登場するのか?

(ネズミの女王の息子で7人兄弟なのです)

なぜ、クララはお菓子の国に招待されたのか?

(くるみ割りの王子の本拠地だからです)

そもそも時計技師のドロッセルマイヤーとは何者なのか?

(最初に、くるみ割り人形にされたお姫様を助けるため金のクルミを持ってきたのが

ドロッセルマイヤーの息子でしたが、お姫様の魔法を解かしたとたん、自分に降りかかったのです。

ドロッセルマイヤーは賞金に目がくらんで息子をけしかけ、結果は息子を人形にしてしまい後悔でいっぱいなのです)

と、壮大な長いお話は、ジェとコースターのような場面展開です。

 

 バレエではお菓子の国の情景が主なって、

各バレエ団の演出の違いが

おおきな見どころになっています。

 

 

こんなものはいかがでしょうか?

甘い香りのドーナツの精

スティックキャンディーの精

ココアの精

明治のお菓子の精~キノコ VS タケノコ~

 

 


眠りの森の美女 3幕

2018年10月24日 | バレエ

カラボスも倒した、3幕は結婚式のパーティです。

チャイコフスキーのウキウキする華やかな音楽

宝石のパ・ド・カトル

フロリナ王女と青い鳥

お話は、残念ながら 知られていませんが

曲はチャーミングです、振りは地味です。なのに難しい。

ソロのパートはジュニアのコンクールでよく踊られるのですが

男女とも小鳥の軽さを表現するのが、プロの見せ所です。

長靴を履いた猫と白い猫の踊り

赤ずきんとオオカミの踊り

シンデレラとフォーチュン王子

どれも音楽だけでシーンが想像できるドラマチックな曲なのに

おしいぐらい曲が短い・・

そして、お待たせしました。

主役のパ・ド・ドゥ です。

プティパの振りは、きっちり、正確に、優雅に、かつ重厚に、華やかに・・

と沢山要求されます。

楽しい踊りというよりは、儀式性が強い?

伸び伸びしたリラの精の踊りと対照的です。


一組おわるごとにレヴェランスがあるのも、長くなる要因です。

けれど、拍手したくなる気持ちも良くわかります。


 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


眠りの森の美女 2幕

2018年09月24日 | バレエ

一度はバレエの舞台を観たい、と思ったら

チャイコフスキーの三大バレエを選ぶでしょう。

豪華な舞台、きらびやかな衣装、「眠りの森の美女」はその一つ。

でも、行って観たら・・感想は

「長かった・・きれいだったけど、長かった」

じゃないかな・・・

しかもストーリーが単純なので余計に長く感じます。

その原因の一つは、王子とオーロラ姫のキャラクター性の乏しさです。

姫は若くてきれい、それ以外はとくにない・・

王子に関しては、なんで助けに行ったの?

なんでいきなり結婚するの?がわからないまま

結婚式のパ・ド・ドゥに突入、王子はにっこり笑うしかないのです。

むしろリラの精やカラボスの方が性格が見える方でです。

曲はどれもすてきなのに、なんとももったいないです。

本当は主人公のキャラクター性がでるようにしたい、

古いプティパの振り付けを変えたいと思う人は多いはず・・(脱、プティパ版を踊るバレエ団はあります)

でも変えにくい、ファンが楽しみにしているからです。

2幕の オーロラ姫が踊るローズアダージオは

バレエファンの目が、少々意地悪なる踊りです。

オーロラ姫の長いソロの最期は、男性に手をもってもらいアチチュードでプロムナード

男性は4人が一人ずつ手を取って交代するたびにいちいちバランスを取ります。

しかもオーロラ姫は、品格をもって、優雅に!

ちょっとでも ぐらつくものなら、観客から舌打ちが聞こえてきそうな厳しい場面です。

指揮者は、ダンサーがバランスをとるタイミングにあわせて振るので

音楽は間延び気味です・・何とも言えない緊張感が漂います。

厳しい、厳しい おとぎ話なのです。

 


瀕死の白鳥

2018年07月12日 | バレエ

衣装がほぼ同じなので、「白鳥の湖」の一部かと思いたくなるが

サン=サーンス作曲の組曲「動物の謝肉祭」の中の「白鳥」に

振り付けられた別物。

フィギュアスケートでもよく使われるが

バレエの振付は死んでいく白鳥の悲しいストーリーだ。

白鳥は出てきた時から弱っている、

観客は、白鳥の生き様を走馬灯のように見せられ

「がんばって・・」と願いたくなる。

華やかなジャンプも回転もなく、プリセツカヤ級の高い技量が要求される小品。