デジタルアンプ聴き比べ：吉田苑東京試聴会

21日土曜日は、吉田苑の「東京試聴会」(初日)。八重洲にあるオンキョーの大会議室に50名弱が大集合いたしました。皆さんお好きな方ばっかりで、何人もの方と知り合いになれました。
さて、今回第一部では、デジタルアンプ比較試聴というのがあり、これが聴きたくての参加です。
鈴木哲さんのSoulNote da1.0、サウンドデザインのSD05、そしてシャープのSX10SEIIという3台のデジアンの比較試聴。吉田苑さんとシャープの繋がり、吉田苑さんとソウルノートというのは、Webを見れば自ずと分かるのですが、なんせそこにサウンドデザインが一枚加わるというので、これは聞き逃す手はありません。各マシーンとも『アナログ』接続（今回ここがミソになっておりますね）。しかし、それでも違いはかなりありました。
試聴曲は、イーグルスの＜ホテカル＞ライブとアマンダ・マクブルームという定番中の定番から。
私の採点メモは以下の通り。10点満点で評価
　　　　　　　　イーグルス　　　マクブルーム
シャープ　　　　    8.5　　　　　　 6
サウンドデザイン 6.5　　　　　　7.5
ソウルノート　　　  7　　　　　　 7.5
まぁ、想像していた通りの結果となりましたねぇ。アナログ接続ですし。
ところがその後参加者からデジタル接続で聴かせて欲しいとのリクエストに吉田苑さんは応えて、参加者持参のCDをかけました。これを聴いた途端に会場にいた全員が凍り付きましたねぇ(少なくもぼくは凍り付きました）。SD05のデジタル接続で聴くサウンド、これがもう半端無く凄かったです。もう私は、ニヤニヤしちゃいました。某氏も目を白黒させていたのがとても印象的でしたが・・・。
この日SD05ユーザーが2名参加しており(Hさんいらしてたのですね、ビックリしました）、またSD05を目当てに来られた方もあと4名ぐらいいらっしゃった（確認しちゃいましたよ。五辻でご一緒だった方、またどこかでお会いしましょう）ので満足。実はその後クラシックもかけたのですが、いきなり音場感タップリで、これまた大満足でございました。
いずれにしても、変なギミックが無く、正当な評価を下すことが出来る試聴会をやられた吉田苑さんには感謝です（ただしSD05のアナログ接続をA-1に接続しているのは、ちょっと疑問です)。この聴き比べ、時間的にはもう少し聴きたかったのですが残念ながら1時間弱でした。ちなみにソウルノートは、ジャズしか聴かないとかポピュラーしか聴かないなぞと言う方には、このアンプ（DACも）は本当に完璧かと思います。四十七研究所のピットレーサーとの組合せは何度聴いてもため息が出ます。
その他、吉田苑のONKYO改のトラポhina HT01V2.0は実にナチュラルなテイストで聴き込めば聴き込むほど惚れてしまいそうな機器だと思います。6月にリリースされる安い方のONKYO改のCDPで普通の音楽ファンは充分だと思いましたが。
またSoulNoteのスピーカー2作なんですが、私的には紙の音が盛大に聴こえてスタジオでのニアフィールドモニターとしては最高のパフォーマンスながら、自宅で聴きたいと思うスピーカーではありませんでした。
ちなみに吉田苑お得意のONKYOのCD/FMチューナーアンプCR-D1 SEは、聴くまではちょっと信じられなかったんですが、これは音楽好きな方には100％オススメできるレシーバーです。なにせディナウディオのSP25改を楽々と鳴らし、その音自体が聴いても本当に素晴らしいものです。恐ろしいぐらい。マスタークロック交換をしたものでも10万以下ですから、絶対に買いです。キッパリ。