犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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盆踊り中止の波

2022年07月24日 | 日々
幼なじみ友人Yが、知らせてくれた。
「図書館に、盆踊りの本が入ったよ!」
さっそく予約して、借りた。

予想どおり、盆オドラー佐藤智彦さんの著書だった。
新刊の、『東京盆踊り天国』である。



あちこちの盆踊りに行くようになって、15年近く経つ。

新宿の太宗寺に通りがかり、踊ったのが始まりだった。
翌年には、都内のあちこちに踊りに行くようになった。

行ってみて、すぐに気付いた。
どこの会場に行っても、同じ顔を見る。
何人も、見る。

どうやら、あちこちの盆踊りに行く、という趣味の人たちがかなりの数いるようだ。
まあ、自分もそうなっているわけだが。



数人で揃いの浴衣の人もいる。盆踊りのサークルでもやっているのだろう。
一人で来て、誰とも話さず黙々と踊って行く人もいる。私もそのクチだ。
ご夫婦らしい人もいる。
独特の衣服の人もいる。
何の曲がかかっても踊れる人もいれば、踊りの上手でない人もいる。



大きい体で、大汗をかきながら踊るので、佐藤さんは印象的だった。
数年前、テレビ番組の「マツコの知らない世界」に出演していた。

都内の盆踊りをとにかくわたり歩いているという。
一晩で何ヶ所かをハシゴする時もあると語っていた。
実は、私も一日で2ヶ所行ったことが有る。
早めに始まる会場で1時間半くらい踊って、次に移動してまた1時間半くらい踊った。

佐藤さんはそういうことを繰り返し、都内のいろいろな会場の盆踊りを網羅していった。
それが著書に結実している。



いつどこで開催されているのか、
今はインターネットで事前に調べることができる。
と同時に、もともとは地元の人のおまつりであったところに、
よそ者がなだれ込むようになった。
盆オドラーたちのマナーが問われるようにもなった。



自宅から150メートルくらいのところの公園に、櫓が立った。
自治会の人たちが、盆踊りの2週間前の週末に組むのだ。
華々しく提灯が四方に吊られる。

ところが、
回覧板が回ってきて曰く、「感染が収まらないので、中止」とする、という。

今年こそは、と思っていたところだが、
感染者数が急増している。
止むを得ない。



本のページをめくり、写真を眺め、
ここも行った、ここはまた行きたい、ここはまだ行っていないがぜひ行ってみたい、
など、静かに良い子に楽しんでいる。
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