マイライフヒストゲリー

[あらすじ] 下痢と嘔吐に見舞われ、ほぼ２日棒に振った。

ここで私の下痢人生を振り返ってみたい。
私の下痢っぷりは、今まで一貫していたわけではない。
いくつかの大きなイベントがあった。

その１．幸せな子ども時代

私は腹を壊すということをまったく知らず、
多少食べ過ぎてもお腹が痛くなるということすら無かったし、
冷たい物も平気だった。
夏は、のどが渇くと冷蔵庫から牛乳１リットルパックを出して、
直接飲むような行為すらしていた。

その２．思春期到来

中学１年の終わり、春休みの合宿初日に、下痢が襲ってきた。
嘔吐もセットだ。
吐ける限り吐き続け、のどでも傷ついたのか、血も少し出た。
寝込む私を見舞ってくれた先輩にちょっと恋♪
家に帰されたが、翌日も水下痢が続き、
肛門から漏れ出すということを初体験した。
原因は、下痢前夜に食べたカキフライではないか、ということになった。
３日後、家から500ｍの学校まで歩いたが、フラフラ。
回復後、じんましんが出た。

その３．弱体化

以来、腹が弱くなった。
ゲーリー須山なんて異名も取った。
生理の度に下すようになった。
しかし、おいしい生牡蠣が届いたわよ、なんてな時は平気で食べていた。

その４．再来

30歳頃のことだったか、ファミリーレストランで牡蠣鍋を食べた。
後で聞けば、生食用は解毒処理してあり、加熱用はしていないのだとか。
つまり、加熱するならしっかり加熱しなければいけない。
空腹だったので、ちょっとフライングしてしまったのだ。鍋だけど。
一日経ってから、症状が出た。
下痢嘔吐もひどいが、胸苦しさがなんとも不快だった。
以来、牡蠣は怖くなってしまった。

その５．さらなる弱体化

酒をちょっと飲み過ぎると、下るようになった。
牛乳を飲むと15分後には下る。
アイスクリームやヨーグルトなど、加工乳製品は大丈夫だが、
どうも物によっては反応する。
この違いは研究中。でも追究するのが怖いので進まない。

その６．長期化

数年前、９ヶ月間ずっと便がゆるいという期間があった。
下痢とまではいかなくても、形を成さない便が毎日、９ヶ月続いたのだ。
これはいけない。身気体は食べたものから作られる。
ろくにこなさないで通過させていたら元気も出ない。
そう思っていたら９ヶ月経った時に突然、便秘へと転じた。
そして耳鳴りが始まった。
便秘は人生で初めてとも言える体験だった。
頑張ってもいやきばってもいやふんばっても
うさぎの糞のようなポロポロのものしか出ない。
それに、耳鳴りという厄介な土産物まで置いて、長期下痢は去っていった。

その７．そして今は

そして今回の下痢嘔吐症状に至る。
今回のことでまたしても弱体化してしまうのではないかというおそれがある。
せいぜい食べ過ぎないようにしたい。

下痢に歴史あり。

大きな事件は歴史を変える。
思うに、感染症だの食中毒だのは、なるべくあたらないほうがいい。
おおきな事故は、体に傷を残す。
腹には他の内臓も詰まっている。
胃腸の不調は、胃腸だけの問題で済まされない。

幸い、肛門が非常に柔軟で丈夫だったのが救いだったとも思える。

都内で感染性の胃腸炎が流行っているとかなんとか。
みなさまもご無事で