やれやれ、やっと終わった。
12月の初めから書いていたので、4ヶ月半はかかったか。
http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/49e9dcd13ceb4c40f095d670a903219c
褚遂良(ちょすいりょう 596-658)の 『雁塔聖教序(がんとうしょうぎょうじょ)』は、
西安の大慈恩寺のでっかい仏塔の入り口だかどこだかにある石碑だ。
全部でおよそ1460文字。
かの有名な玄奘法師がインドからたくさんのお経を持ち帰った苦労を
記念して建てられた。
文章はときの皇帝と皇太子が書いて、それを褚遂良が命じられて書いた。
この碑には、石に文字を刻んだ職人の名前も一番最後に刻まれている。
一大国家事業の記念碑だから、当代一流の人が刻んだのだろう。
楷書のものを臨書するのは鍾繇(しょうよう;151-230)のいくつかの短いものと
欧陽詢(おうようじゅん;557年-641)の九成宮醴泉銘に続いて、これだけ。
鍾繇の書は石碑ではなく手紙文なので、字が小さかった。
もうちょいと大きい字で練習してからのほうが良さそうだ。またやろう。
雁塔聖教序は、筆の使い方がこまごまと複雑で技巧的だったように思う。
さして大きくない字を書くのに、こんなふうに筆を倒したりしたのかな?
と迷いつつ探りながらいろいろ試してみた。
楷書は次に何を臨書しようか。
もう一度欧陽詢の、別のものをやろうか。