犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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みんなの夕飯

2017年09月16日 | 日々
[あらすじ] 昼の図書館でも朝のスーパーでも常連を見るよ。


風呂屋の向かいの小さなスーパーも良いのだが、
規模は小さく品数は少ない。
より近くの大きなスーパーにも度々行く。

客が多い。
レジは6台ある。
客の多い時間帯は列もできる。

夜も客が多い。
夜、7時に向けて客の増えるささやかなピークがある。
値下げを待っているのだ。

私も、数分の差でさらに1割安くなるなら、と7時頃行く。
業務放送が入る。
「品質管理の時間です。各売り場担当者はお願いします。」
と流れると、店員も動くが、客も動く。

店員は30%引きのシールを、すでに貼ってある20%引きシールの上に貼っていく。
店員がシールを貼るのを待って商品を手に取って行く人が多いが、
常連は自分の選んだ商品を店員のところに持って行って先に貼ってもらう。
慣れたものだ。

この中に、常連中の常連がいる。
風貌に特徴があるので憶えやすい。
いや実は私はこの人と同じところでアルバイトしていた。

と言っても、もう30年近く前のことだ。
近くのフロッピーディスク工場で働いていたとき、
私は夕方から夜10時までの勤務だったが、
この常連Rさんは日勤だった。
つまりいつも入れ違いだったのだが、
1、2回だけ、日勤の人たちと一緒に働く機会があった。
周囲の人から妙に親しまれている人だな、とそのときは思った。

一太郎ver.3とか花子とかを、商品として出荷する形にパッケージする仕事だった。
3.5インチフロッピーディスクが多かったが、
5インチのフロッピーディスクもたまに有った。
そんな頃である。

ちょうどその頃、その工場からほど近い自動車教習所に通っていた。
路上教習で1度あたった先生が、このRさんの妹さんだった。
同じ苗字で似た風貌だったので、
古いバイト仲間に聞いてみたら、Rさんの妹だとわかったのだ。

その、Rさんが最寄のスーパーに、毎夜いる。
おやRさんじゃありませんか、と話しかけようか、と思ったが、
ちょっと様子を見ることにした。
親しかったならともかく、相手は当時から私を知らないだろう。
Rさんは店員やら他の常連やらと、非常によくしゃべっている。
相手は年配女性が多いと言えば多い。

「○さん久しぶりじゃないですか。どうしてましたか。」とか
「ずいぶん買ったね。それは何?」とか
「割引シール持ってる?使わないから一枚あげる。」とか、
挨拶はまめだし、いろんな人と知り合っているし、よく相手をおぼえているし。
なかなかの人物だが。

夜7時のスーパーならではの生態か。

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