夏からここ最近まで、わけあってブログからしばらく遠ざかっていた。
そんなんで、いままで全然気づかなかったのだが、「石川喜左衛門」氏が管理人をしていた「BLOG・キネマ文化論」が消滅していた。
このブログは文章が面白いのと、レビューのアップが早いのとで、時々閲覧させてもらっていた。それから作品ごとに評価額なるものを設けていて、レビュータイトルだけで石川氏の好みのほどが伺えるので、読むのがめんどくさい時は評価額だけみて済ますことのできる気楽さもあった。
しかし一方で文章は過激で差別的、挑発的な論調が目立ち、積極的にトラバやコメントを送って仲良くなろうとは思わず、自分は距離を置きつつ新作レビューはチェックしているような消極的読者だった。
差別的、挑発的な論調についていうと、特にアニメオタク、ニート、異民族、同性愛者などを侮蔑・嘲笑するような言葉を意図的に用いており、多くの人の反感を敢えて買おうとしているように感じられた。ネット住民を煽ることが主目的と化している感じが有り、映画に関する洞察の方にはさほど深いものがあるとは思えなかった。
ただ、そういった挑発的な要素もあってかブログ人気ランキングでは上位の常連(自作自演説もある)だった。昨年のぴあで行われた映画ブログコンテストでは最終選考に残ったりもしていた。
(コンテストがグランプリ該当なしになった時、他の候補ブログの管理人が大人の挨拶をしている中、石川氏のみが人の文章をどうこう言う前にまずお前らが面白い映画を作れ、と審査員(おちまさと氏や古厩智之監督)に吠えていたのが印象的だった。)
*********
色々調べてみたところ、ブログ閉鎖の原因となったのは、(超簡単に言えば)氏による劇場版エヴァのレビューが例によってエヴァファンたちを挑発する内容で、反感を買った一部のエヴァファンたちによりブログが炎上したためらしい。
氏は荒れるのを予想してエヴァのレビューに限りコメント不許可にしていたのだが、一部のエヴァファンたちは他のレビューのコメント欄を使って攻撃したらしい。
異常事態に対し石川氏は、ブログに「謝罪文」「謝罪文追記」「終了宣言」をアップしたが、それらの内容も氏の性格を反映してか、謝罪というよりさらに挑発するような内容だったらしい。
また未確認情報だが、石川氏攻撃で盛り上がった一部の2ch住民は石川氏本人の写真や個人情報をネットで公開したという。(しかもその情報公開で晒された人は、「石川喜左衛門」氏とは無関係の別人だったらしい)
以上のような異常状況の中で、BLOG・キネマ文化論は閉鎖したのだ。それが9月ごろの話だったらしい。
*****
ちなみに石川氏のエヴァ評では「評価額 800円」。Maxを1800円とする氏のブログの中では、中の下くらいの評価で、酷評というほどでもない。
文章の内容的には、「つまらない」という感想がメインで特に優れた批評や分析を行っているわけではない。
(エヴァに限らず)アニメに出てくる女の子はツンデレorクールorキャピキャピの三種類しかいない・・・といった論旨には同調しかねる・・・
それよりもアニメオタクと呼ばれる人たちへの嘲笑・挑発の方が目立つ。「エヴァの入場待ちする行列をカップルがウンコでも見るような目で見ていた」・・・というような書き方。
氏はアニメ好きはキモい、アニメは幼稚だという自分の考えに基づき、アニメファンたちを侮辱したのである。
「謝罪文」等の内容は見つけることができなかったので具体的に何が書いてあったかはわからない。
*****
が、氏はそうすることにより起こる異常反応を楽しんでいた気がしなくもない。ただ今回はさすがにここまでヒートアップするとは思っていなかったのだろう。
それにしてもせっかく書きためた膨大な映画感想がもったいない。いっそこの騒ぎを売名行為に利用し、自ら正体カミングアウトの上、騒動の顛末記とともに書きためた映画感想を出版でもすればよかったのでは・・・(俺は買わないけど)
***********
ところが・・・
キネマ文化論炎上閉鎖と入れ替わりに、10月ごろ立ち上がった、とある新ブログがある。
一発目の自己紹介記事では、初めてのブログで映画のコラムを書いてみます・・などというようなことが書いてあるが・・・
文章の内容、強調文字の使い方、作品のこき下ろし方・・・などなどキネマ文化論とそっくりなのである。
100点満点評価で作品を評価しているが、その評価基準の説明で一例として挙げている映画や、点数ごとの評価概要もキネマ文化論とほぼ同じだったりもする。
コメント、トラックバックは全てはじめから承認制にするなど荒らし対策もばっちりで・・・
キネマ文化論をパクった別人のものか、石川氏が変名ではじめたものかはわからないが、またしばらくは過激な映画感想と過激なネットでの反応を外部から傍観して楽しめそうである。
*******
ちなみに自分はエヴァ劇場版は観ていない。(実は長野での公開初日に見に行ったのだが満員で入場できなかった・・・)
テレビシリーズは比較的最近、最初の何話かを見た。
貞本版コミックは何巻か漫画喫茶で読んだ。
好きとか嫌いとか言えるほどよく知らない。
最近は今敏のアニメにはまって見まくっているので、アニメ自体が嫌いというわけじゃない。
アニメオタクよりよほど、映画版セカチューで泣くやつの方が嫌いだが、そういう人がいても別にいい。
*****
しかし、インターネットは怖い
せいぜい使う言葉には気をつけることとしよう
そんなんで、いままで全然気づかなかったのだが、「石川喜左衛門」氏が管理人をしていた「BLOG・キネマ文化論」が消滅していた。
このブログは文章が面白いのと、レビューのアップが早いのとで、時々閲覧させてもらっていた。それから作品ごとに評価額なるものを設けていて、レビュータイトルだけで石川氏の好みのほどが伺えるので、読むのがめんどくさい時は評価額だけみて済ますことのできる気楽さもあった。
しかし一方で文章は過激で差別的、挑発的な論調が目立ち、積極的にトラバやコメントを送って仲良くなろうとは思わず、自分は距離を置きつつ新作レビューはチェックしているような消極的読者だった。
差別的、挑発的な論調についていうと、特にアニメオタク、ニート、異民族、同性愛者などを侮蔑・嘲笑するような言葉を意図的に用いており、多くの人の反感を敢えて買おうとしているように感じられた。ネット住民を煽ることが主目的と化している感じが有り、映画に関する洞察の方にはさほど深いものがあるとは思えなかった。
ただ、そういった挑発的な要素もあってかブログ人気ランキングでは上位の常連(自作自演説もある)だった。昨年のぴあで行われた映画ブログコンテストでは最終選考に残ったりもしていた。
(コンテストがグランプリ該当なしになった時、他の候補ブログの管理人が大人の挨拶をしている中、石川氏のみが人の文章をどうこう言う前にまずお前らが面白い映画を作れ、と審査員(おちまさと氏や古厩智之監督)に吠えていたのが印象的だった。)
*********
色々調べてみたところ、ブログ閉鎖の原因となったのは、(超簡単に言えば)氏による劇場版エヴァのレビューが例によってエヴァファンたちを挑発する内容で、反感を買った一部のエヴァファンたちによりブログが炎上したためらしい。
氏は荒れるのを予想してエヴァのレビューに限りコメント不許可にしていたのだが、一部のエヴァファンたちは他のレビューのコメント欄を使って攻撃したらしい。
異常事態に対し石川氏は、ブログに「謝罪文」「謝罪文追記」「終了宣言」をアップしたが、それらの内容も氏の性格を反映してか、謝罪というよりさらに挑発するような内容だったらしい。
また未確認情報だが、石川氏攻撃で盛り上がった一部の2ch住民は石川氏本人の写真や個人情報をネットで公開したという。(しかもその情報公開で晒された人は、「石川喜左衛門」氏とは無関係の別人だったらしい)
以上のような異常状況の中で、BLOG・キネマ文化論は閉鎖したのだ。それが9月ごろの話だったらしい。
*****
ちなみに石川氏のエヴァ評では「評価額 800円」。Maxを1800円とする氏のブログの中では、中の下くらいの評価で、酷評というほどでもない。
文章の内容的には、「つまらない」という感想がメインで特に優れた批評や分析を行っているわけではない。
(エヴァに限らず)アニメに出てくる女の子はツンデレorクールorキャピキャピの三種類しかいない・・・といった論旨には同調しかねる・・・
それよりもアニメオタクと呼ばれる人たちへの嘲笑・挑発の方が目立つ。「エヴァの入場待ちする行列をカップルがウンコでも見るような目で見ていた」・・・というような書き方。
氏はアニメ好きはキモい、アニメは幼稚だという自分の考えに基づき、アニメファンたちを侮辱したのである。
「謝罪文」等の内容は見つけることができなかったので具体的に何が書いてあったかはわからない。
*****
が、氏はそうすることにより起こる異常反応を楽しんでいた気がしなくもない。ただ今回はさすがにここまでヒートアップするとは思っていなかったのだろう。
それにしてもせっかく書きためた膨大な映画感想がもったいない。いっそこの騒ぎを売名行為に利用し、自ら正体カミングアウトの上、騒動の顛末記とともに書きためた映画感想を出版でもすればよかったのでは・・・(俺は買わないけど)
***********
ところが・・・
キネマ文化論炎上閉鎖と入れ替わりに、10月ごろ立ち上がった、とある新ブログがある。
一発目の自己紹介記事では、初めてのブログで映画のコラムを書いてみます・・などというようなことが書いてあるが・・・
文章の内容、強調文字の使い方、作品のこき下ろし方・・・などなどキネマ文化論とそっくりなのである。
100点満点評価で作品を評価しているが、その評価基準の説明で一例として挙げている映画や、点数ごとの評価概要もキネマ文化論とほぼ同じだったりもする。
コメント、トラックバックは全てはじめから承認制にするなど荒らし対策もばっちりで・・・
キネマ文化論をパクった別人のものか、石川氏が変名ではじめたものかはわからないが、またしばらくは過激な映画感想と過激なネットでの反応を外部から傍観して楽しめそうである。
*******
ちなみに自分はエヴァ劇場版は観ていない。(実は長野での公開初日に見に行ったのだが満員で入場できなかった・・・)
テレビシリーズは比較的最近、最初の何話かを見た。
貞本版コミックは何巻か漫画喫茶で読んだ。
好きとか嫌いとか言えるほどよく知らない。
最近は今敏のアニメにはまって見まくっているので、アニメ自体が嫌いというわけじゃない。
アニメオタクよりよほど、映画版セカチューで泣くやつの方が嫌いだが、そういう人がいても別にいい。
*****
しかし、インターネットは怖い
せいぜい使う言葉には気をつけることとしよう
俺がさぼってた頃とも重なっていたもので、いつの間にか無くなっていたことにビックリでした(笑)
たしかに面白かったんですけど、映画の本数が増えてきて、どれもこれも同じ内容になっていったことが残念でしたね~
と、そろそろ映画賞の時期なんですね・・・さぼってたために、さっぱりわからなくなっています・・・困った・・・
一連の謝罪文は本当に凄まじかったですよ。あれは天才です。いや悪魔かな(笑) 長い期間の愛読者さえ惜しみもなくバッサリ切り捨ててしまう潔さには感動すら覚えました。本人も文中で「このブログもそろそろ潮時」みたいなことを書いてたからこの幕引きは確信犯的なものだったんじゃないかと思います。1回リセットして新ブログを立ち上げるつもりだったのかと。
だけどあれほどの人気ブログを構築していて読者も相当数ついていたし、コメントなんかみるとアンチも多いけどファンもかなりいたはず。レビューだって膨大でしょう。
ふつうの人ならそんなブログや読者に愛着を持つと思うんだけど石川氏は最後の最後までそれを持ちませんでしたね。あそこまで潔くバッサリ切り捨ててしまえる精神は理解できません。そういえば他の映画ブログの人たちともまったく接触を持たなかったみたいだし。
ところでかの「新ブログ」ですが本当に石川氏なのかどうか微妙なところです。たしかに酷似しているんだけどキネマ文化論では感じられなかった「映画への愛」にあふれているというか、文章に毒がないというか。正直、元ファンとしては面白味に欠けるね。
あの人格を疑う聞いたこともないような比喩表現などがみられない。映画に対する評価もキネマ文化論より全体的に高い気がするし。
実は私もそのブログのコメント欄に質問したことがあるんですが返事はおろか私のコメントすら承認されませんでした。
とりあえずは距離を置いて愛読しています。
自分でもマンネリ化に飽きてきたのかもしれません
映画賞の季節ですね。日本映画は「それでもボクは」がぶっちぎりでしょうけど、外国映画の予想がさっぱり立ちませんな
今年はあんま見なかったなあ
>ファンだった人さま
ま、そうはいっても、妻との不仲をネタにするところとか、氏のキーワードの一つでもある、ある結社の名前をもじった様な管理人名とか、別人と考える方が合点のいかないところが多すぎるんですよねえ
唯一、別人かもと思わせるのが、あれほど嫌っていたココログをまた使っているところだったりもしますが
まあ、マンネリ化脱却のため、スタイルに修正をかけたか、あるいは単に騒ぎの後だから自粛しているのか・・・そんなところでしょう
とはいえ、逃げっぷりの潔さは確かに凄いかも・・・
それと、キネマ文化論より面白くない・・・という点は同意見です。