オヤ・コン（オヤジ・コンテスト）

64歳（あと一週間で65歳）になる親父がボディビルコンテストに出場したので応援に行ってきました。
結果はマスターズ60歳以上の部で2位。（実は2名しか出場していません）
優勝した人は過去にもタイトルを獲っているみたいだし、ジムのオーナーで毎年コンテストにも出場されているみたいで、20数年ぶりに出場する親父にはちょっと厳しい相手だったかな？と言う感じです。

私がみた親父の感想はというと、ステージに上がった瞬間・・・色が白い！
リラックスで立っていると筋量的には・・・勝ってるかな？腹筋や脚は結構差を付けている感じで、もしかしたら勝てるかも？と思わせました。

しかしポーズを取り出すと、一気に差をつけられてしまいました。相手の選手は筋肉が“伸びる”タイプですね。ポーズをとるとグッと体が大きく見えます。一方親父は、ポーズがぎこちない。力みのあまりに体が縮こまってる感じです。

本人も「久々で緊張してしまった」と言うように、上半身が力むあまりに脚に意識がいかず、長所である脚のカットも消えてしまってる。脚の置き位置も中途半端で棒立ちになってました。

結果は残念でしたが、正直20数年ぶりに出場してここまで仕上げられれば大したものだと思います。

そして、2週間後にはもう一つ大会が控えています。今日優勝した選手に「一緒にマスターズを発展させていきましょう」と言われ、同じく2週間後に会うことを約束したそうです。

今回のコンテストで課題となったことは『日焼け』と『ポージング』。腕を太くしろとか、もっとダイエットしろと言われると厳しいのですが、この二つの課題は2週間である程度克服できることです。

次も応援に行ってやるか！


現在のＪＢＢＦの大会は完全にボディカラー、オイルが禁止されているんですね。
ステージ上では「使ったほうがカッコいいのに」と思うのですが、選手にとっては帰りが楽ですね。試合後、普通に電車に乗ることができます。ボディカラーやオイルを使うと、とにかくキタナイ。あの格好ではなかなか電車で帰れませんもんね。


10数年ぶりにコンテスト会場に足を運んだ私。もう知っている人も少なかったのですが、昨年のこの大会の優勝者であるＭ選手が声をかけてくれました。
このＭ選手、私の知る限り『世界一 私服と裸のギャップが激しい人』です。
ホント、私服で街を歩いていると誰もチャンピオンと思わないんじゃないでしょうか？本人も「100人が100人とも『ボディビルをやってる』といっても信じてもらえない」というくらいです。
私もどちらかといえば、脱いでナンボのもんだ！と思っていたタイプなのですが、このＭ選手にはかないません。
しかしコンディションは年がら年中バッチリです。今年は完全にオフだと言っていましたが、腹筋はバリバリ。私の現役コンテスト時より遥かにコンディションが良いように思えました。
とにかくプロポーションが良くてキレキレ。『カッコいい』ビルダーですね。

そして「美獣さんの三頭と胸郭は凄かった。コンテストに出るためのような体型だったのに・・・復帰してくださいよ」と言ってくれたのです。
みなさん！ここをよく読んでくださいよ。強調する部分ですよ。
チャンピオンが私を褒めてるんですよ！嬉しかったですねぇ。

でも、完全に壊れたこの肩と背中では・・・涙を呑んで復帰を諦めるか？20年くらいじっくり時間をかけて、親父みたいにマスターズの60歳以上を目指すか？
さぁ、どっちだ！？

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