【改題】ひとり公論(IT公論)

アラフィフとなりIT土方卒業したのでタイトル変更しました
こちらはどちらかといえば再録中心

医療について

2015-03-07 20:32:05 | IT・ICT業界
(20110328のメモ)

前にも書きましたとおり、我々の業界は今のところ技術が枯れてゆくということはありえず、そして我々は常に品質向上を求められており、それは宿命のようなものだと思っています。
私の考えは、我々がシステム屋としての品質を向上させてゆくために、「健康になる」というのはもっとも安上がりで、相当な費用対効果が期待でき、かつ相対的にみれば簡易な手法であろう、ということです。

さて今回ですが、健康的な生活をおくるためには常に意識しておかなければならない「医療」というものについて書きます。

お医者さんというのは、モグリでなければ医学部を出、医師国家試験に合格しているエリートであるといってよいと思います。
でも、医師国家試験に合格するというのはスタートラインにすぎないはずです。
医師は基本的にエリート集団であるというところまでは認めますが、良い「お医者さん」かどうかというのは別です。

研究者肌の医師もいるでしょうし現場でしか生きられない医師もいるでしょう。
医師というのははっきりいって玉石混淆です。なぜなら、医師になってから努力している人としていない人がいるからです。

ぶきっちょな整形外科医、手術が苦手な外科医が事実としてたくさん存在し、毎日日本のどこかで患者の身体にメスをいれています。
数十年前の医療技術から一歩も進歩していない田舎の老町医者が、毎日日本のどこかで患者に誤った薬を処方しています。

私たちが、医療というものと関わる際には、この前提を常に意識していなければならないと思います。

我々の業界にひきつけて考えてみれば、よーくわかると思いますが。。
現場を知らない「なんちゃって」システムコンサルタントが、毎日日本のどこかで、顧客に誤ったシステムを提案しているわけで。。

前回書きましたが、ケミカルで「身体に悪そ!」な加工食品であっても、わかっていても身体にいれてしまう。。
のと同様に、医者(および医療システム)というものが玉石混淆であるということをうっすらわかっていても、医療に依存してしまう。医者が処方した薬を盲目的に摂取してしまう。

このスパイラルから抜け出すのは大変ですが、まずは依存的、盲目的なスタンスからは距離をおいてみるべきだと思います。


私たちはほぼ、年一回の健康診断、定期健診が義務付けられています。
健康診断で判明する各種数値は、自分の状況を知る上でかなり重要な客観的データです。ですので、健康診断の類の定期的な受診は、健康的生活をおくる上で絶対に必要なものです。

ですが、健康診断によって病気にさせられる必要はありません。半強制的に病人に仕立て上げられる仕組みが出来上がっているのには、違和感を感じます。

検診、検査の類はどうしても、病院で実施することが多いので、病院に行くだけで病人になってしまったのではないかと錯覚してしまいそうになりますが。。

私たちは仕事でけっこうデータを見る(そして、何らかの判断をする)ことが多いので、それと同じように検査結果をみて自分で判断してしまったりします。
自分の身体について、データだけでネガティブな判断を下してしまうのはよくないですね。(昔は自分も、そうでしたが)

医師も、マニュアルにそって検診結果の説明をするだけです。ベンダーに障害ログ(dump)の解析を依頼して返ってくる、ありきたりな回答のようなものです。
それは、今の時代google等で検索すればわかる話で。。医師は健康診断というルーティンに対しては工数をかけませんし、モチベーションもかなり低いので、医師の力量や個人差はそこには反映されません。(医師が「さて、やるか」と本気を出すのは、再検査以降かもしれませんね)

医師が発する生の言葉ではなく、マニュアルが発した言葉に対して、過剰に反応する必要はまったくないでしょう。

ですが、ある数値が標準をオーバしているという事実は、何かの予兆として認識しておくのは非常に大事なことです。そして、マニュアルであろうとなかろうと、医師の診断、指示(アウトプット)も積極的に受け入れ、愚直に従う必要があります。

逆にいえば医師の指示に従わない理由はどこにもないのです。
たとえば、症状が軽いうちは生活習慣の見直し、健康的な生活への転換をいわれます。酒タバコを控えろとか野菜を食べろとか暴飲暴食するなとか長時間同じ姿勢でディスプレイを長時間見るなとか。。
以前も書きましたが、「んなこたわかってるよ」といいたくなるような指示ばかりです。

我々は、この業界のライフスタイル、ワークスタイルの特殊事情にかまけて、医師の指示に従わないことが多いのです。あるいはもっと悪いのは、いろいろカイゼンをやってはみるものの三日坊主で終わってしまったり。。

そうして本当の病人ができあがってゆきます。


(略)ぜひおぼえておいていただきたいのは「(いわゆる一般的な)健康的な生活を送るにこしたことはない」ということです。繰り返しになりますが、医師の指示に従わない理由は本来どこにもないのです。

どんなソリューションが提示されたとしても、すべてにおいて実践の継続を求められるのは確かです。「この薬を飲めば一発で健康になります!」といったようなソリューションはすべて嘘です。我々は一生、身体のメンテナンスにつき合っていかなければならないのです。

その手段が、王道をいくか裏道を探るか、の違いしかありません。

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