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原発もミサイルもいらない 9条を活かす九州ネットワーク

第19回 講演学習会のお知らせ

2013-01-23 13:54:37 | 講演学習会のお知らせ

熊野直樹さんが講演!(2月16日)

19kai

 「戦後の歴史から日本という国を取り戻す」ことをみずからの歴史的使命にかかげる安倍首相は、憲法改定=「自主憲法」制定を最大の目標とし、これにむかって歩を進めています。自民党の「憲法改正草案」では日本を「天皇を戴く国家」とすることや、「国防軍の保持」「(集団的)自衛権の発動」が明記されています。さらに「公益及び公の秩序」の名においてさまざまな「活動」や「結社」を制限・禁止すること、「緊急事態」では首相権限でほとんどの人権を停止できることも公然と謳われています。
 安倍政権は「集団的自衛権行使」の合憲化に動き始めました。これを突破口にして改憲に突き進もうとしているのです。そのために今夏の参議院選挙において改憲発議に必要な議席の三分の二以上を獲得することを狙って、「日本維新の会」などに連携を呼びかけています

安倍政権の成立は何を意味するのか。どこに突き進もうとしているのか。ファシズム研究の第一人者であり、当会の世話人でもある熊野直樹さん(九州大学教授)が解き明かします。詳しくはチラシをダウンロードして下さい

時:2月16日(土) 14時~16時

場所:福岡市農民会館4階大ホール(中央区今泉1-13-19)

講演:「安倍政権の成立と新たなファシズム」

講師:熊野直樹さん(九州大学教授)

熊野さんのプロフィール

一九六五年、山口県生まれ。
九州大学大学院法学研究院。
専攻分野-ドイツ現代政治史・独「満」関係史

  著書
『政治史への問い/政治 史からの問い』
『ナチス一党支配体制成立史序説 - フーゲンベルク の入閣とその失脚をめぐって』   
  共著
『社会主義の世紀  「解放」の夢にツカれた人たち』     熊野直樹・星乃治彦編
(いずれも法律文化社刊)

↓当日のチラシです。

「19.pdf」をダウンロード


現実化する憲法改悪の動きに立ち向かう(第18回講演学習会)

2013-01-17 12:00:59 | 報告

 昨年の総選挙前日の12月15日。Pネットの第18回講演学習会を開催しました(早良市民センター)。

 当日は、当会の石村善治先生の講演ー「強化される日米軍事同盟と高まる改憲の動き」、そして、毎日新聞西部本社記者の福永方人さんの「オスプレイ沖縄配備ー現地取材レポート」、当会の豊島耕一さんの報告「オキュパイ普天間」と、豊富な内容でした。多くの参加者があり、活発な討論がなされました。時間が足りなかったのが残念なところです。

 総選挙の直前であり、自民や維新の会などの改憲勢力の伸張が予測されているなかで、石村先生は事と次第では改憲に一挙に突き進む危険性があること、そして自民党の「憲法改正草案」や「政権公約」などを検討しつつ、その中心環は、「国防軍」を持ち「集団的自衛権」を合憲化することであり、戦争体制を構築することにあることを暴き出しました。

Pishi

 福永記者は、オスプレイ沖縄配備の現地取材をリアルにレポートされました。沖縄の人々がオスプレイの配備にどのように感じているのか、どのように普天間基地の封鎖はなされたのか、これらを福永記者は取材写真や記事をスクリーンに映しながら、取材で自らが感じられたことを交えながら報告されました。そして、県民の危険性を無視し沖縄に基地が集中している問題をも伝えられるような記事づくりをしていきたいと言われました。

Pfuku

Pfuk2

 豊島先生は、12月8日に宜野湾市の沖縄国際大学で開催されたシンポジウム「9・30普天間基地ゲート封鎖を考える『場』」に招かれ、そこでファスレーンの封鎖行動について講演されたこと。さらに高江におもむき、ヘリパッド基地建設の抗議封鎖行動に参加されたことを報告されました。

Ptoyo

Ptoyo2

  高江での工事監視行動

 以上のように盛り沢山の内容で講演学習会はおこなわれました。みなさんご苦労さまでした。この模様はまたパンフレットにしますのでご期待下さい。