熊野直樹さんが講演!(2月16日)
「戦後の歴史から日本という国を取り戻す」ことをみずからの歴史的使命にかかげる安倍首相は、憲法改定=「自主憲法」制定を最大の目標とし、これにむかって歩を進めています。自民党の「憲法改正草案」では日本を「天皇を戴く国家」とすることや、「国防軍の保持」「(集団的)自衛権の発動」が明記されています。さらに「公益及び公の秩序」の名においてさまざまな「活動」や「結社」を制限・禁止すること、「緊急事態」では首相権限でほとんどの人権を停止できることも公然と謳われています。
安倍政権は「集団的自衛権行使」の合憲化に動き始めました。これを突破口にして改憲に突き進もうとしているのです。そのために今夏の参議院選挙において改憲発議に必要な議席の三分の二以上を獲得することを狙って、「日本維新の会」などに連携を呼びかけています
安倍政権の成立は何を意味するのか。どこに突き進もうとしているのか。ファシズム研究の第一人者であり、当会の世話人でもある熊野直樹さん(九州大学教授)が解き明かします。詳しくはチラシをダウンロードして下さい
時:2月16日(土) 14時~16時
場所:福岡市農民会館4階大ホール(中央区今泉1-13-19)
講演:「安倍政権の成立と新たなファシズム」
講師:熊野直樹さん(九州大学教授)
熊野さんのプロフィール
一九六五年、山口県生まれ。
九州大学大学院法学研究院。
専攻分野-ドイツ現代政治史・独「満」関係史
著書
『政治史への問い/政治 史からの問い』
『ナチス一党支配体制成立史序説 - フーゲンベルク の入閣とその失脚をめぐって』
共著
『社会主義の世紀 「解放」の夢にツカれた人たち』 熊野直樹・星乃治彦編
(いずれも法律文化社刊)
↓当日のチラシです。