農業をやりたい!

美味しい果物・野菜を作ってみたい。全くの経験なしでも、農家になれるのか? 憧れの農業ライフへのチャレンジをつづるブログ

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2011年04月20日 | 就農関連
こんにちは、将来、農業をしたいエダマメです。

いつも、上記のように『将来』という言葉をエダマメは使っていますが、この将来という言葉ほど、不確かなものはありません。将来、というものは、時が来たら確実に来るものですが、場合によっては、永遠に来ない場合もあります。

実は日本に帰ってからすぐに健康診断をエダマメは受けました。その時に、バリウムを飲んで、胃のレントゲンを取ってもらいましたが、胃に何かポリープらしきものがあるので、精密検査を言われました。

そして、約三週間前に、近くの病院で、胃カメラを飲みました。その結果、胃に大きなポリープが見つかりました。医者が言うには、前の検査のときにはなくて、今、この大きさになっているのは、なんか嫌な感じですね、ということでした。

そこで、そのポリープの細胞を一部採取して、検査することになりました。見てもらった医者は、数多くの患者を診ている胃腸のプロの方です。その人から、嫌な感じがしますね、と言われて、エダマメは本気で怖くなりました。

そして、検査の結果が出たのは先週の金曜日でした。この三週間、とりあえず、ブログでは将来の夢を書き続けていましたが、心のどこかで、この将来、という言葉は、自分には来ないのではないか、とも思い続けてい、とても憂鬱でした。

特に怖いと思ったのは、子供達とお別れすることになるかもしれない、ということでした。うちにいる三人もいる子供達。長男もいつも絵を描いています。次男は、人懐っこくて、いつもひざの上に乗って来ます。三男は、まだはいはいも出来ない赤ちゃんですが、家の中をごろごろしています。そして、目が合うと満面の笑みを返してくれます。

子供達と成長する姿が見れない、ということはとても悲しいことです。しかし、一方で、もしたとえ癌になっていたとしても、その癌に飲まれて、気落ちしていたら、本当に死んでしまうとも思っていました。

エダマメの祖父は、若くして胃がんになっています。けれど、胃の半分を切除して、70歳以上まで生きました。その祖父を知っていたので、自分がもし胃がんだったとしても、生き延びる確率はある、と思っていました。

そして、自分の生きる先としては、多分、大きなぶどう畑を思い描いていました。この三週間、もしかしたら、と自分が不安になるたびに、自分がぶどう畑の下で働いているイメージを持ち続けていました。そうすると、なぜか不安が和らいでいきました。

そして、もし、自分が癌ではなく、まだ健康に生きていけるのなら、さっさと自分の夢を実現しようと強く思いました。もし、胃がんになっているのなら、どんなに長くかかろうとも、病気と闘って、中高年になってからでも自分だけの畑を手に入れてみようとも思いました。

検査の結果は、悪性腫瘍でなく、良性でした。この三週間、自分は胃がんかもしれないと、思い続けてきたせいか、にわかに信じることが出来ませんでした。けれども、良性ということで、ほっと一息つきました。ただ、今後も悪性に変わる可能性もあるので、年に一度は、検査が必要との事でした。

普段なにげなく生きていますが、この三週間、色々なものがきれいに見えました。とくに夜、家への帰り道に見ることができる桜の花は、本当にきれいだなと思いました。そして、良性、ということを聞いた日も、桜を見ると、さらにきれいに見えました。

結果的には、エダマメの命を脅かすものは何もなかったといえますが、人生は有限ということを、本当に強く意識しました。そして、これからも子供達の成長を見ることができる、ということを本当に感謝することになりました。妻もこの三週間、気丈に振舞っていましたが、たぶん、かなりほっとしたでしょう。ある意味、とても考えさせられる三週間でした。

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