Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

大池遊園駅(和歌山電鐵)

2006-12-08 21:18:19 | 鉄道(駅)
伊太祁曽から電車に揺られて約10分。
電車は目的地に到着した。


駅名標は南海時代と変わっていない。
それどころか、約二年前に来た時とその佇まいは変わっていない。

古い小さな、「駅舎」と呼ぶのも憚られる構造物。
強いて言えば待合所みたいなものか・・・と思ったら待合所は別の場所にあった。


草むらの中に建つ「乗客待合室」。
もう木や草の中に埋もれようとしているのでは、という錯覚すら抱かせる。
手前が自転車置き場となっている今、この「待合室」で電車を待つ人はどれだけいるのだろうか。


ホームを見る。
かつては一面二線、上下列車の交換が可能な構造となっていたことが窺える。
今は一面一線。
前に訪れた時は「乗って残そう貴志川線」の幟が多く見られたが、存続している今はスッキリとしている。

その代わり、ホームへの通路を上りきった所にはこんな幟が。

「もっと!ずっと!貴志川線」。
これが新たな利用促進スローガンということだろう。
「もっと」利用され「ずっと」存続できれば、次に待つはLRT化
もしそこまでたどり着くことができれば、この静かな駅も変わることだろう。

・・・とそんなことを思いつつその幟を見る。
そして、良い撮影場所はないかと歩き出した。

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