Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

阪急電鉄9000系試乗会へ行ってきた。

2006-07-31 05:45:18 | 鉄道(都市部)
今日から営業運転を開始する阪急9000系。
営業開始前の試乗会に参加する機会を得たので、その顛末を綴ることにする。

試乗会は西宮北口から始まる。
受付を終えると隣接する西宮車庫へ移動する。
思ったより長い距離を歩くことになったので、些か閉口する。

車庫線の一番奥、外からはなかなか見えない場所に新車はいた。

外観はぱっと見、京都線で活躍中の9300系とあまり変わる所はない。
が、よく見ると正面方向幕がカラーLEDに、標識灯や尾灯もLEDに変更されているのが一番の相違点か。

梅田側先頭車9000の先頭台車を見る。

こうした機会でもないとなかなか見ることができない。
ちなみに電動車が履く台車の形式名はFS-565。
阪急電車の伝統に則ったボルスタ式の台車だ。

試乗列車の発車時間が近づき、車内に入る。
9000の車内を撮ってみた。

9300系のセミクロスシートに対し、9000系はオールロングシート。
目新しいのは間仕切りを設けて3-2-3の8人がけであることを明確にしている。
座席の変化はないだろうと思っていたので、これには驚いた。

試乗列車は西宮北口と三宮の間を一往復する。
途中、六甲で定期列車を待避するが、それ以外はノンストップ。
実際、走り出してみると車内は静か。
風切り音や走行音があまり気にならない。
おかげで疲れていたこともあって寝入ってしまった。

駅のホームを見るとカメラを構えた同業者の姿が多く見受けられる。
神戸線久しぶりの新車の注目度は高い。
往復約一時間の試乗はあっという間に終わり、西宮車庫に帰ってきた。
そして、元来た暑い道をヒイヒイ言いながら西宮北口駅へ戻ったのだった。

駅に着き、サービスコーナーで「9000系車輌新造記念乗車券」を見つけたので購入する。
大手私鉄では記念カード全盛の昨今、この種の記念乗車券を見かけるのも随分久しぶりな気がする。
こうした所に、神戸線に久しぶりに登場する新車への会社側の思い入れをかいま見たような気がする。

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