遂に、鉄道車両で「ハイブリッド車両」が営業運転に投入される。
JR東日本では「環境負荷低減」をはじめとしたコンセプト実現に向けて、ハイブリッドシステムを搭載した試作気動車「NEトレイン」を製作し2003年から試験運転を行い、省エネルギー効果等を進めてきた。
その成果を反映した量産を前提とした車両、キハE200形の概要が発表された。
なお、ハイブリッド車両の営業運転導入は世界初となる。
「営業車として世界初のハイブリッド鉄道車両の導入」(JR東日本ホームページ、11/8[PDF])
「ハイブリッド列車初運行へ 07年に小海線、JR東日本」(共同通信、11/8)
JR東日本のプレスリリースの要旨は次のとおり。
○
○環境に優しい車両の実現を目指し、ハイブリッドシステムを搭載。同システムにより、ブレーキ時の回生エネルギーを有効活用し、従来のキハ110系に較べて燃料消費率を低減すると共に、駅停車時はエンジンを停止して騒音を低減。なお、発電用エンジンについてはコモンレール式ディーゼルエンジンを採用。
○人に優しい車両を目指し、床面高さを低くしてステップとの段差を低くする。また、優先席部の吊り手の高さを下げる他、大型車椅子対応自動ドア付トイレを装備。
○メンテナンス低減を目指し、モーター、制御装置及び空調等は最新の通勤電車と機器を共通化する。
○車体はステンレス、車内は2列+1列の固定クロスシートとロングシートから構成されるセミクロスシート。
○新造両数は3両。投入線区は小海線。
○車両は2006年度末に落成、2007年夏頃から営業運転に投入される予定。
なお、今回の仕様がそのまま量産車の仕様という訳ではなく、小海線での営業運転を約2年間行い、そのデータを元に量産車の仕様を決定していくことになるという。
その意味では、「量産先行車」と考えれば良いのだろう。
キハE200形をキハ110系と比較すると、最高速度は時速100キロと変わらない。
ステップ高さは前述したようにキハ110系より低くなる。また、定員はキハE200形が117人、キハ110系は126人となっているので若干少なくなるが、これは大型車椅子対応自動ドア付トイレを装備した事が影響しているのだろう。
デザイン的にはステンレス車体はいいとしても、最近のJR東日本の一般車両のトレンドに沿って正面の表情が乏しい。
もっとも、これは現行のキハ110系列でも言える事なので、今更目くじらを立てることでもないかもしれない。
実車の登場まで一年以上先になるが、この投入はあくまでも「営業運転試験」。
従って、営業運転時はキハ110系と別運用になるのだろう。
果たしてどのような活躍を見せてくれるのだろうか。
ただ、キハE200形の量産車は「小海線での営業運転試験を約2年間行い、量産車を検討する」とされているから、先行試作車と思われる2006年度登場分との時間差は我々が思っているより少ないかもしれない。
そうなると、いよいよJR東日本の非電化区間に残る「国鉄形車両」の淘汰が始まるのもさほど遠くないのだろう。
ハイブリッド車両が大手を振って非電化路線の主力になった時、どんな印象を持つのだろうか。
JR東日本では「環境負荷低減」をはじめとしたコンセプト実現に向けて、ハイブリッドシステムを搭載した試作気動車「NEトレイン」を製作し2003年から試験運転を行い、省エネルギー効果等を進めてきた。
その成果を反映した量産を前提とした車両、キハE200形の概要が発表された。
なお、ハイブリッド車両の営業運転導入は世界初となる。
「営業車として世界初のハイブリッド鉄道車両の導入」(JR東日本ホームページ、11/8[PDF])
「ハイブリッド列車初運行へ 07年に小海線、JR東日本」(共同通信、11/8)
JR東日本のプレスリリースの要旨は次のとおり。
○
○環境に優しい車両の実現を目指し、ハイブリッドシステムを搭載。同システムにより、ブレーキ時の回生エネルギーを有効活用し、従来のキハ110系に較べて燃料消費率を低減すると共に、駅停車時はエンジンを停止して騒音を低減。なお、発電用エンジンについてはコモンレール式ディーゼルエンジンを採用。
○人に優しい車両を目指し、床面高さを低くしてステップとの段差を低くする。また、優先席部の吊り手の高さを下げる他、大型車椅子対応自動ドア付トイレを装備。
○メンテナンス低減を目指し、モーター、制御装置及び空調等は最新の通勤電車と機器を共通化する。
○車体はステンレス、車内は2列+1列の固定クロスシートとロングシートから構成されるセミクロスシート。
○新造両数は3両。投入線区は小海線。
○車両は2006年度末に落成、2007年夏頃から営業運転に投入される予定。
なお、今回の仕様がそのまま量産車の仕様という訳ではなく、小海線での営業運転を約2年間行い、そのデータを元に量産車の仕様を決定していくことになるという。
その意味では、「量産先行車」と考えれば良いのだろう。
キハE200形をキハ110系と比較すると、最高速度は時速100キロと変わらない。
ステップ高さは前述したようにキハ110系より低くなる。また、定員はキハE200形が117人、キハ110系は126人となっているので若干少なくなるが、これは大型車椅子対応自動ドア付トイレを装備した事が影響しているのだろう。
デザイン的にはステンレス車体はいいとしても、最近のJR東日本の一般車両のトレンドに沿って正面の表情が乏しい。
もっとも、これは現行のキハ110系列でも言える事なので、今更目くじらを立てることでもないかもしれない。
実車の登場まで一年以上先になるが、この投入はあくまでも「営業運転試験」。
従って、営業運転時はキハ110系と別運用になるのだろう。
果たしてどのような活躍を見せてくれるのだろうか。
ただ、キハE200形の量産車は「小海線での営業運転試験を約2年間行い、量産車を検討する」とされているから、先行試作車と思われる2006年度登場分との時間差は我々が思っているより少ないかもしれない。
そうなると、いよいよJR東日本の非電化区間に残る「国鉄形車両」の淘汰が始まるのもさほど遠くないのだろう。
ハイブリッド車両が大手を振って非電化路線の主力になった時、どんな印象を持つのだろうか。
夏・楽しみですね。
昨日、試運転をしたようですが新聞には記載されず残念です。
早くこの眼で見たいわぁ^^/
ご紹介ありがとうございます。
7/31の運行の開始が決まりました!
式典は小諸・中込の駅で行うようです。
他にもあるでしょう。
ちなみに時間は9時頃?ということですので
お時間のある方はどうぞ。
私は地元にいながら仕事の為に^^;;
これからは野辺山―小淵沢のみの運転になる
ようです。残念です。
時間等はお問い合わせ下さい。