東京メトロ10000系・甲種輸送を撮る。

東京メトロの5月18日付けのニュースリリースで今年9月から有楽町線への投入が発表された10000系。
山口県の日立製作所で製造されていた第一編成が29日、職場となる東京への旅に出た。

日立製作所で製造された関東私鉄向けの車は二日目の朝、ラッシュ後の名古屋圏を通過する。
今回の甲種輸送もその例外ではない。
という訳で、時間もあったこともあるし東京へ向かう甲種輸送列車にカメラを向けてみた。
先頭に立っているのはEF210-6。


機関車次位の先頭車を見る。
「10101」という番号が見えた。


パンタグラフなしの中間車を見る。
シャッターを切るのに夢中で何両目を撮ったか記憶にないが、後で画像を見ると車両番号が「10401」だったので、編成中4両目を撮っていたようだ。


編成最後尾を見る。
ネット上では「福岡市交通局七隈線の車両に似ている」という話を見かけたことがあるが、実車を見た印象は「ソウルの地下鉄に似た車なかったっけ？」というものだった。


最後尾に連結されていた、「10001」の先頭部を拡大してみる。
日本の電車であまり見かけるようなデザインではない、と改めて思う。
鍵穴状の前照灯のデザインが個人的には面白い。

先のニュースリリースを見ると左右に運用番号と行先がLED表示されるようだが、貫通扉上方の空間が気になる。
10000系が東武東上線、西武有楽町線・池袋線との直通運転に対応している所を見るとここに「種別」が表示されるのだろうか。
2007年度開業予定の13号線にも対応した10000系の営業運転開始は今年9月。
今年度と次年度で10編成200両が投入されることになっているが、有楽町線の雰囲気も変わることだろう。
今回に限らず、甲種輸送列車を見かける度に思うことだが、末永い活躍を願って止まない。