good day to Die

映画、ドラマ、小説、漫画、音楽についての感想等を
日記代わりに書いておくためのブログです。
ネタバレあり。

「私の中のあなた」

2009-10-10 14:41:08 | 映画
評価:★★☆

白血病のケイトのドナーとなるために生まれたアナ。
生まれてからずっと骨髄や血液などを提供して来たアナだったが、ケイトが腎不全になったとき、
腎臓の提供を拒むために、両親を訴えた。
姉を深く愛するアナが臓器提供を拒んだ真意は…?

ニック・カサヴェテス監督
キャメロン・ディアス、アビゲイル・ブレスリン、アレック・ボールドウィン、ジェイソン・パトリック、
ソフィア・ヴェジリーヴァ他出演

「私の中のあなた」を見た。
情報番組での紹介を見たときの方が涙が出て大変だった。
心配したほど号泣ではなくて良かった。
ハチを見たときに学んだけど、泣くのをこらえなければ大変なことにはならないのね。
サラサラ~と涙が出るのに任せておけば、それで済むようです。

感情移入しそうな人物が多くて、中途半端になった感がある。
ケイト、アナはもちろん、両親、兄もだし、弁護士や裁判官も結構存在感がある。
分散させちゃったのは失敗だと思う。
ストーリーも時系列が前後して、散漫になってる。
あと挿入歌が多すぎるような…。
裕福な家庭だな、消防士は高給なのかなとか、ストーリーと全然関係ないところを見てしまった…。

マイナス点ばかり上げても楽しくないっすね。
子どもたちがいつの間にか親より頼もしく成長していた、という話だった。
母親のサラがかわいそうになったなぁ。若干1人だけ悪者にされたような…。
誰も責めてはいないけど。

最後に泣き崩れる母サラを抱き締めるケイトのシーンが良かった。
サラのそういうところをもっと早く描けば良かったのに…。
法廷でサラがアナに、私はあなたをよく知ってる、あなたは何かを隠してる、と
迫るところも良かった。
ケイトが写真を見ながら、母に、父に、兄に、妹に謝るシーンは泣けたなぁ。
ケイトは聖人のようだったね。死期を間近に控えると、ああいう優しい諦観に至るものなのか??

家族が愛しあってて良かったよ。
夫が浮気したり、兄や妹が非行に走ったりしないで良かったよ。
そんなことになったらますます散漫になって収拾つかなくなるね(´A`)

病人を抱える家庭は大変だ。でもそこにも幸せはある。
結局他の人生を歩むことはできないし、今ある場所で喜びを見つけて行くしかない。
それは負けではないし、悪いことでもないし、弱さでもない。
というような説教くさいことは全然出てこないけど、私が勝手に考えました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「4ヶ月、3週と2日」 | トップ | 本日の予告編 »
最新の画像もっと見る