good day to Die

映画、ドラマ、小説、漫画、音楽についての感想等を
日記代わりに書いておくためのブログです。
ネタバレあり。

「ハート・ロッカー」

2010-04-02 01:17:01 | 映画
評価:★★★

キャスリン・ビグロー監督

2010年アカデミー賞作品賞、監督賞他を受賞した「ハート・ロッカー」を見た。

やせ細った猫とか、爆発の後に写る凧とか、広いスーパーマーケットに並ぶ大量のシリアルとか、
戦場との対比がわざとらしいと感じてしまった。
自宅での妻のスルーっぷりもねぇ。

主人公がただの無謀なイカれた奴のようでありながら、仲間を適格に励ましたり、現地の子どもを
かわいがったり、性格が一定しないと思いつつ、実際、人間はあんなもののような気もする。

主人公の姿に病んだアメリカを感じたりするのかしら。
ジェームズをそんなに(というか全然)奇異には感じないよ。私は、戦場で四六時中死と向かい合う
ような生活をしているわけじゃないけど(-_-)

全編緊迫感みっちりでした。爆発の音で、劇場の椅子が揺れてた。
常に敵意に囲まれて、神経を磨り減らし、命の危険にさらされる生活。恐ろしい。

音楽は「3時10分、決断のとき」のマルコ・ベルトラミ?

「ハート・ロッカー」は作品賞と監督賞だけでなく、脚本賞も取ってるんだよね。脚本賞は
ピンと来ないなぁ。
アカデミー賞自体、私には良く分からないけど…。

ビグロー監督は女性なので、女性監督がこんな骨太の映画を撮るなんて!みたいな感想を多く読むけど、
そういう感想も良く分からない。
男性が骨太の映画を撮り、女性が繊細な映画を撮るというわけではないと思うんだけど…。
その辺は個性であって、性差ではないんじゃないかなぁ。
女性監督の方が少ないと思うし、女性監督の映画はあまり見てないから、適当な印象です。
そもそもこの映画は骨太なんですか、という感じもする。骨太ってどういうものだろう…。

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