good day to Die

映画、ドラマ、小説、漫画、音楽についての感想等を
日記代わりに書いておくためのブログです。
ネタバレあり。

「ダークナイト ライジング」(ネタバレ注意)

2012-07-28 22:34:02 | クリスチャン・ベール
評価:★★★☆

ストーリー(公式サイトより)
ダークナイト(=バットマン)が夜の闇に消え、一瞬にしてヒーローから逃亡者となってしまったあの夜から8年。
地方検事ハービー・デントの死の責任を一身に背負い、ダークナイトは、ゴードン市警本部長とともに目指した大義の
ために、すべてを犠牲にした。その嘘はしばらくの間、うまくいった。犯罪防止のために制定されたデント法の重圧を受け、
ゴッサム・シティーにおける犯罪活動がことごとく潰されたからだ。
そんななか、ひとりの狡猾な泥棒の登場をきっかけにすべてが変わる。猫のようなしなやかさをもつその怪盗は、
その犯罪の真意も謎に包まれていた。しかし、ゴッサムとダークナイトにとっての真の脅威は、覆面テロリスト、
ベインの出現だ。ゴッサムを恐怖のどん底に陥れるベインによって、ブルース・ウェインは自ら課した“潜伏期間”を
切り上げざるを得なくなる。そして再びケープとマスクを身にまとうのだが、ダークナイトでさえも、ベインを
倒すことはできないかもしれない……。

クリストファー・ノーラン監督
クリスチャン・ベール、トム・ハーディ、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、ゲイリー・オールドマン、
アン・ハサウェイ、マリオン・コティヤール、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマン他出演

今年の超期待大本命だった「ダークナイト ライジング」を見た。
普段なら先行上映で見るところだけど、仕事終わってからだとレイトショーになって、そうすると終わるのが夜中の
12時なので、先行上映はやめた。
一昨日と昨日が出張続きで暑くてバテたのか、頭が痛くて、今日もどうしようかと思ったんだけど、行ってきました。
わりと人が入っててびっくりだよ。こんな田舎でこれ見る人いるのか…と思ってしまった(ひどい)。
頭痛が悪化することはなくて良かった。

ネタバレがあるので、注意!



さて、内容。
うーん、うまく言えない。

銃撃が始まったとき、コロラド州での銃乱射事件を思い出し、とても嫌な気分になった。おのれ、あの犯人め…。


まとまりないけど、とりあえずいくつか。

なんでこんなに長くなってるのかが分からない。164分!
「ダークナイト」みたいにイベントに次ぐイベントという感じでもないのに、なんだか長い。

序盤の飛行機のシーンはかっこよかった。不穏な感じもひしひしと伝わってきた。あれが実写とかどういうこと^^;

バットマンが「ダークナイト」の最後で泥をかぶって、その後は裏で悪者退治を続けてると思っていたのに、
8年間引きこもっていただけなんて…。

マイケル・ケインはスケジュールが合わなかったとか、健康上の理由とか、何かあったのかしら。
アルフレッドが序盤で退場しちゃって、絶対陰からブルース(クリスチャン・ベール)をサポートするに決まってると
思ってたのに、本当に離れてただけなの???て感じで、とても拍子抜けした。

ベインの魅力が分からない。
あと強さも良く分からない。
ベインてお金なさそうなのに、感心するのが部下の忠誠心。恐怖で支配なのかな?みんな影の同盟の信者?みたいな
ものなので、ベイン個人への忠誠というわけではないのかな。
ベインはジョーカーみたいに悪のカリスマって感じはしない。pure evilとか言われてたけど、そういう感じでも
ないよな~。
ラーズ・アル・グールの後継者で、ラーズのやろうとしたことを完結させるとか言っても、はぁ。
あと、いつもリュックの肩紐つかむみたいなポーズしてるのが気になって仕方なかった。胸をはだけるのか?と
思ったけど、そうでもなく…。
マリオン・コティヤールの正体が明かされたところで、一気にベインが陳腐化しちゃったよねー。さらにベインの
最後がひどい

アン・ハサウェイのぴっちりコスチュームはエロい。
JGLは美味しい役すぎるでしょ。ずるいよね。
ゴードン(ゲイリー・オールドマン)がやっとバットマンの正体を知って良かった。

もっとゴッサム市民の汚さみたいなのが出てくるのかと思ったけど、そういうことはなかった。
爆弾のスイッチ持ってる奴を捜し出そうとして疑心暗鬼になって殺し合いとか、街から出ようとする人と止めようと
する人の争いとか、橋を渡ろうとする市民を殺す軍人とかetc。
「ダークナイト」で済んだことなのかもしれないし、そんなものはうんざりするだけなので、見たくないけど。

というような不満を書き連ねつつ、結構泣いてたよ。
アルフレッドが喋るたびに泣いてた。気持ちが分かって泣ける
そしてブルースの無私っぷりに泣ける 
最後あたりは、ブルース、アルフレッド、ブレイク(JGL)、ゴードン(ゲイリー・オールドマン)、フォックス
(モーガン・フリーマン)の心情と映画の外のこと(このシリーズが終わりとか)、なんかいろいろ考えて、
ぐわーっと泣けた。
鼻水ずびずび。

最初はベインにいいようにやられてストレスがたまり、ブルースがよそに移されたときは、「なんでこういうこと
するかなーノーラン、テンポ悪くなるでしょー」とイラつき、ブルースが戻ってからやっと盛り上がった感じ。
最後の3分の1、4分の1で一気に盛り返して、最後は結構満足した。

最後、バットマンは死んだことにして(後継者はできた)、個人として生きるブルースを見て、アルフレッドが
微笑むところは、今、思い出しただけで泣ける…。
あれがアルフレッドの夢、幻覚なんじゃ?っていう人もいるけど、最後の方で、ブルースが、フォックスやゴードンに
生きていることを知らせるメッセージを残しているから、生きてるのは確かだと思うなー。
その辺でまた泣けるんだよ。うう
最後にぶわわわわっと涙と鼻水が出て、エンドロールの間に落ち着こうとしてた。ソフトを家で見て、思う存分
泣きたい感じ。
不満はたくさんあるんだけど、なんだか胸がいっぱいです。


今のところ、予告編の方が良かったなーという印象。公式サイトのトレイラー2が好き。アメリカ国歌が流れて、
アメフトのスタジアムが爆破されるシーンが使われてるバージョンね。
詳しい予告編はガチャガチャしていて、あまり好きじゃない。

期待していた映画の1回目はピンと来ないことが多いので、もう1回くらい見ると、良く分かるのかも。

リーアム・ニーソンはちょっとだけ出る。幻覚として?
キリアン・マーフィーも本筋には関わらないけど出てる。何してるんですか、スケアクロウさん。このシリーズの中で
一番生き生きとしていて、自分の役回りに満足している感じ(笑)。

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