good day to Die

映画、ドラマ、小説、漫画、音楽についての感想等を
日記代わりに書いておくためのブログです。
ネタバレあり。

「シャッターアイランド」(ネタバレ注意!)

2010-05-07 23:56:27 | 映画
評価:★★★★

ストーリー(Yahoo!映画より)
精神を病んだ犯罪者の収容施設がある孤島、シャッター アイランド。厳重に管理された施設から、
一人の女性患者が謎のメッセージを残して姿を消す。孤島で起きた不可解な失踪事件の担当になった
連邦保安官のテディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)は、この孤島の怪しさに気付き始める……。

マーティン・スコセッシ監督
レオナルド・ディカプリオ、マーク・ラファロ他出演

「シャッターアイランド」を見た。
ネタばれあるので注意。

オチは知ってたし、スコセッシ監督もディカプリオも特別好きじゃないし、とあまり期待してなかったけど、
予想に反してすご~~く良かった。
ディカプリオも良かった。
人間の心の弱さと美しさを見たよ。
ツボにハマって、久し振りにグッと来た。

星4つ付けたのは、高すぎたかなぁ。繰り返し見たいかというと、見たくはないし…。
星3つ半かなぁ。
でもそれじゃあ、この、グッと来た感じが表せないんだよ~。
グッと来たって何だよ、表現しろよ、と思うけど、表現力が乏しくてできません(´A`)

主人公が可哀相で可哀相で、真相が明かされるところでは泣けた。
鼻垂らしながら帰宅したよ(´A`)
誰だってあんなことになったら、乖離性人格障害?統合失調症?にもなるわ。
精神的なショックでそういう病気になるのか分からないけど…。

謎解きを期待して見るとガッカリしそうだけど、そういう映画じゃないと分かってて見たから平気。
謎も何も、妄想だからね~(´A`)
最後は、テディは正気になってたけど、辛い現実を正気で生きるより、ロボトミー手術を
受けることを選んだ、ということなのかな。

第二次大戦直後、精神病の原因や治療についてまだ多くが明らかでなく、ロボトミー手術を支持する人々と、
投薬治療を支持する人々の対立がある時代の話。
今の日本では、投薬に頼りすぎて、過剰な薬で症状を悪化させるのが問題になってるね。

夢は寝ているときに見るものだけど、起きてるときにも夢がはみ出て来たのが妄想だと聞いた。
妄想のある精神病患者は、妄想のない人間にとっては怖いんだけど、彼らにはその妄想世界が現実で、
そんな世界で生きるのは、苦しいし恐ろしいと思うんだよね。
関心のあるところなので、映画を見ていて、関心のない人はしない補完?をして、勝手に余計に
感動してるかもしれない。
なんかすごくグッと来たんだよね~。

妄想シーンで、死体が目を開けたり、湖に沈めた血みどろの死体が目を開いたりするところが
私にはちょー怖くて、ホラーかよ!夢に見そうだよ!とビビった。
音楽も怖いんだよ~!

主人公の妻役のミシェル・ウィリアムズがきれいだった。
なんとなくミラ・ジョヴォヴィッチに似てる。

いや~、すごく良かったなぁ。
興奮した。
「ミスティック・リバー」と同じ作者の原作だっけ?重い話ばかり書く人なんだね~。
イーストウッド監督の映画「ミスティック・リバー」はピンと来なかったけど、
「シャッターアイランド」は良かった。

長文失礼しました!

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