聖ピオ十世会 Society of Saint Pius X

キリストは勝利し給う、キリストは統治し給う、キリストは命じ給う

聖ピオ十世会とは

2017-01-12 12:39:28 | 聖ピオ十世会について
 聖ピオ十世会とは、ラテン語のFraternitas Sacerdotalis Sancti Pii Decimiの邦訳です。 (ちなみに英語では、Priestly Society Saint Pius X、フランス語では、Fraternité Sacerdotale Saint Pie Xとなります。)直訳すると、聖ピオ十世司祭修道会となりますが、日本の修道会の呼称の慣例に従い、聖ピオ十世会と呼ばれております。

 聖ピオ十世会は、故マルセル・ルフェーブル大司教によって創立され、教会法に則り、1970年11月1日付で正式に発足したカトリック教会内の修道会です。第二バチカン公会議以前の教義、信仰、神学、規律、道徳、秘蹟、ミサ、修道生活、司祭生活、信心などを守っています。

 一度は司教区の認可を受けましたが、明らかにキリスト教に反する第二バチカン公会議の方針に異議を申し立てた為に認可を取り消された経緯があります。しかし、2015年、教皇フランシスコの宣言により、いつくしみの聖年の対象とし、関係修復を期待する、とする声明が出されています。また、1982年に司教様らが破門宣告を受けましたが、2008年に教皇ベネディクト16世はそれを解除する宣言を出しました。

 日本で聖伝のミサを捧げて下さる司式司祭は、聖ピオ十世会アジア管区内のフィリピンにあるマニラの修道院から毎月二回日本に派遣される司祭です。基本的には邦人司祭のトマス小野田神父様がミサを捧げて下さいます。トマス小野田神父様はフラヴィニー(フランス)にある同会の神学校とエコン(スイス)の聖ピオ十世国際神学校を卒業され、1993年にエコンでカトリックの叙階の秘蹟を受けたカトリック司祭です。

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