聖ピオ十世会 Society of Saint Pius X

キリストは勝利し給う、キリストは統治し給う、キリストは命じ給う

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中には無効のミサもある

2017-06-17 23:08:07 | 公開書簡
 皆さんはもう気が付いたかも知れませんが、今日では司祭のほとんどは、「主はご受難の前夜、いとも聖なる御手にパンを取り・・・」で始まるカノンの最重要部を、一気に読んでいます。しかし、聖伝のローマ・ミサ典書の司式次第には「親指と人差し指でホスチアを両手に取り、ホスチアの上に、小さい声で、しかしはっきりと、注意深く、聖変化の言葉を発声すること」と記されており、聖伝のミサでは、一休みがあり、この言葉を聖変化させる意向で発声しなければなりません。何故なら、ここで祈りの調子が変わるのです。[聖変化の]祈りは、公式命令の(=intimatoire)形式を取るからです。"Hoc est enim Corpus meum"という5つの単語は、全実体変化の奇跡を起こすのです。それはぶどう酒の聖変化の言葉でも同様です。

 新しいミサ典書には、司式者に、あたかも彼が記念を執り行っているかのように、叙述の調子を保つようにと促しています。創造性が新しいミサの規則ですので、中にはミサ典書の文を読みながらその通りにホスチアを持ってまわりに見せ、あるいは更に、その叙述の通りに、ホスチアをはっきりと分かるように割って見せる司祭もいます。4回あった跪きの内2つは廃止されました。しかも残ったたった2つの跪きは、非常にしばしば省略されています。私たちは、司祭が仮に聖変化をさせようという意向がたとえあったとしても、本当にそのことを意識しているのだろうかと、自問してしまったとしても、本当に当然です。

 その時、皆さんは「教会がどうなってしまったのか分からなくなってしまったカトリック信者」から、教会がどうなってしまったのか不安を覚えるカトリック信者になるのです。つまり、皆さんが与ったミサは有効だったのか?皆さんが拝領したホスチアは本当に御聖体だったのか?と。

 これは重大な問題です。平信徒は、どうしたら判断することができるでしょうか。

 ミサの有効性のために基本的な条件があります。それは、質料と形相と意向と有効に叙階された司祭です。もしこれらの条件がそろっているなら、無効であるとどうして結論できるのか分かりません。奉献の祈り、カノンの祈り、司祭の聖体拝領の祈りなど犠牲の完全性と秘蹟の完全性のためには必要ですが、その有効性のために必要なのではありません。ミンゼンティー枢機卿は牢獄の中でパンとぶどう酒の上に聖変化の言葉を急いで見つからないように唱え、牢番に見つからないように我らの主の御体と御血で自らを養っていました。ミンゼンティー枢機卿は、いけにえと秘蹟を確かに行っていたことでしょう。

 私が既にお話しした或るアメリカの司教の蜂蜜入りのケーキでの「ミサ」は、はっきりと無効です。

それは、聖変化の言葉がひどく代わってしまったか、あるいは、省略されてなされたミサが、無効なのと同様です。私はこれを勝手に作り上げているのではありません。或る司式者が何か創造性あることをしようとそのことばかりに夢中になっていたために、聖変化の言葉をつい忘れてしまったと私に話してくれた人がいるからです。
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