手島 守之輔 「吉名岬風景」
広島県竹原市に生まれ、県立広島第二中学校を卒業。
東京で油絵を学び、結婚し、アトリエを持つ。
開戦後、竹原に戻り、中学校の美術教師。
S20.8.1. 臨時召集で広島連隊に入営。
S20.8.6. 原子爆弾に被爆。
S20.8.7. 父親が竹原から歩いて広島へ守之輔を探しに行き、
大町陸軍病院で対面。
S20.8.16.戦病死。 享年 31。
彼の遺作もまた、“故郷の風景”である。
「吉名岬」は、竹原市の南西端にあり、
海に囲まれた岬状の丘陵地という絶好のロケーションで、
対岸の大崎上島をはじめ瀬戸内海の多島美を眺望でき、
現在はシーサイドゴルフリゾートになっている。
「無言館 遺された絵画」展の最終会場、尾道市立美術館は、
2月5日(日)まで。年始も2日から開く。