久し振りに衝動買いしたエアのタイガーモス、出来てしまったぞ。我ながら驚いているのだが、久し振りにプラモデルの醍醐味を堪能した気分だ。きちんと出来ていると思って作り出すとそこここで齟齬が出て、あれ形にならないとか最初から諦めて格闘するようなキットと違いこれは素直だ。翼と胴体の嵌め合いが少し曖昧なだけで翼支柱はまんまで組めるし細い表現も十分だ。ちゃんと組めるだけではなく、組上がった表現がスケールにぴったりで、おー複葉機だなと感じさせてくれる所が偉い。
関門の張り線はウイングナットで扱っているEZラインと使った。伸びる、着色済み、ここが肝、の線材で元々は鉄道模型の電線に使う為の物。要は不注意に触ってもプチッと切れないのが売りだ。黒い釣り糸も買ってみたが腰が強いので、穴の向きをうまく合わさないと付け根が妙な角度になり易い。そんな訳でキャバネストラットの所は釣り糸でやってみたが思うように出来なかった。潔く、省略。もっと大きいスケールならばなんとかなりそうだが72では辛いね。
片側1本で張るために脚柱の前に細い銅線(電線をほぐす)を撚ったヒートンを仕込んでやる。これはハウツー本に必ず書いてある方法だ。翼は支柱の根元に巻きつけてしまう。実物の造りとは違うがこれで十分だ。不満が有ればいくらでもやり方はあるのでご随意に。一筆書きの最後は上翼とキャバネストラットの隙間に挟んで接着する。初めてやったが小1時間で両側張れた。が、老眼にはちとつらいよ、72分の1。
捨てられずに置いてあったエレールのドラゴンラピードもデハビランドだね。辛いついでにこれもなんとかしたくなったが、デカールが無い。がっかりだ。