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初芝をはじめ、入試状況の変化を実感 ―大阪私立学校展

2008年08月17日 | 学校選びのヒント
OMMビルで8/16・17の2日間実施された大阪私立学校展。
たくさんの受験希望の方が参加されたようです。
希望の学校の説明を聞くことができたでしょうか。

そんな中で、会場案内を見ると、いくつかの中学に注意書きがありました。

     近畿大学泉州(現・飛翔館)
     早稲田摂陵(現・摂陵)
     初芝立命館(現・初芝)

これらはすべて大学との連携によって校名を変更した学校。
こうやって、形が現れてくると、その変化が実感されます。

特に、初芝学園と立命館の提携の影響は大きいようです。

例えば、高校受験。
堺市を中心とする旧第8学区では、共学の併願校として多くの受験生を集めてきた初芝ですが、近年は、浪速・千代田・大阪商業大学堺などの共学化にともない、受験生を減らしていました。
しかし、今回の提携によって、おそらく人気が復活するでしょうし、同時に、受験者の人数の確保もするでしょう。
中学受験と違って、公立を第1志望とする生徒さんにとっては、私立の高校はあくまでも第2希望。
あまり悩まずに選択できる位置にあることから、大きな変化がありそうです。
加えて、高校の校舎も新しくなるなど、好材料がいくつか有ります。

こういった「立命館効果」を充分に活用しようとする、初芝高+初芝堺中に対して、独自の進路指導のポリシーを堅持しようとしているのが、初芝富田林。
提携を受けてリニューアルされた学校紹介パンフレットを見ても、立命館との提携を大きく取り上げていません。
6年間を通じての指導概要の部分と進学実績紹介のページに「立命館大学特別推薦枠40名」とあるぐらいで、従来の国公立中心路線の変更はないようです。

これまで、初芝富田林は進学校でも他校は…、といった評価が初芝各校の評価だったように思います。
しかし、その「…」の部分を、立命館との提携で、見事に埋めつつあるという感じ。
さらに、国公立を目指すなら初芝富田林・立命館をはじめとする関関同立レベルは初芝立命館・文武両立が可能な初芝橋本といったように、各校の特色も際立ってきたようです。

一部、大手塾の合格可能性偏差値などでも、昨年までとは一新している初芝立命館。
今後は、五ッ木・駸々堂の受験動向などから、受験生の判断をきちんと把握していくことが必要のようです。


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