「南大阪 中学受験地図」 archive

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学校+科目別攻略Point:大阪女学院:理科

2005年10月31日 | 受験勉強
すべての科目においてユニークな出題が見られる大阪女学院。
理科の入試問題も、特徴がはっきりとしています。

80点満点の試験なのですが、2年続けて40問以上の出題がありました。
そのほとんどの問題が選択式の問題です。
模範解答を見ればわかるのですが、きれいに並んだマス目に記号が並んでいるといった印象です。

記号問題が多いということは、問題文をきちんと読む力が必要です。
一つ一つの違いを読みきるようにしてください。
また、過去問を練習するときには、「なぜ正しいのか」「なぜ誤りなのか」を、その理由・理屈とともに理解することが大切です。

選択式といっても、正しい図を選ぶような問題もありますので、参考書などで代表的な図をきちんと知っておきましょう。
また、テキストにない幅広い知識を聞いてくることもあります。例えば、アブラナの種子のように油を多く含む種子はなにかなど。

実験・観察の問題などは、何を調べているのか、どのように条件を変えているのか、どのような結果が出るのかという、一連の流れをきちんと把握する力がもとめられます。
一度学習したような問題でも、油断せずに取り組むことが必要です。

特に注意しておきたいのは、「算数的」な計算問題を出題するときがあるということです。
ただし、あくまでも算数「的」なのであって、算数ではありません。
実験のテーマや、その物事が起こる仕組みをきちんと把握して解く必要があります。

まず、広範な知識を身につけましょう。
重要語句の暗記はもちろんですが、それにともなって図や仕組みなども理解することが必要です。
次に、理科計算問題や実験・観察問題に取り組みましょう。
知識分野できちんと点数を確保し、実験・観察問題や計算問題でどれぐらいの得点を確保できるかがかぎとなります。

第5回五ッ木・駸々堂の平均点が判明しました!

2005年10月30日 | テスト結果から
先日実施されたテストの平均点です。

   国語   45   (前回39)
   算数   44   (前回48)
   理科   51   (前回59)
   社会   45   (前回40)

前回よりも、国語・社会が上がり、算数・理科が下がっていますね。
そのため、4教科平均など、科目合計平均は、大きく変化していないようです。

なお、受験者数は…

        男子    女子    全体
   前回  3741名 3541名 7282名
   今回  3452名 3432名 6884名

男子が約300名、女子が約100名の減少でした。

今回のテストについては、また、エントリーする予定です。

桃山学院 中学校の募集を再開の見通し

2005年10月29日 | 学校選びのヒント
まだ、正式な発表ではありませんが、1979年に募集を停止していた桃山学院中学校が、平成20年度から、募集を再開するようです。(平成19年度との情報もあります。)

場所は、高校のある昭和町の校舎を使い、男女共学。
募集人員は80名(男女各40名)。

かつては、大阪の私立中学の一翼を担っていた同校ですが、現在は、募集停止中。
高校では、数々の改革が進んでいます。
昔の桃山学院を知る方のイメージは、「名門男子校」かもしれませんが、現在は、共学校になっています。

大阪府和泉市に大学が移転しており、大学までの大きな流れも生まれそうです。
しかし、それよりも、中高一貫による教育の充実を目指しておられるのかもしれません。

今後の動向に注目しておく必要があります。

入試に関する伝説 その一 ~~~(m--)m

2005年10月28日 | 学校選びのヒント
「願書は、早く出すほうがいい」(または、「伝説の母の愛」)

今から、10年前の実話です。
ある保護者の方が、受験番号1番を取ろうと、早朝から学校の正門前に陣取りました。
当時は、入試日が今よりも遅く、出願初日も、1月17日(!)だったのです。

校門前に着いたのが、朝の5:00。
当然、門は閉まっています。
寒さをこらえ、暗い中、開門を待つことにしました。

やがて、5時46分ごろ、大きな地震を感じます。阪神・淡路大震災のその時なのです!

大きな揺れがおさまったあと…、このおかあさんは、開門を待ち続けました。
受け付け開始時刻を少し過ぎたあたりで、やっと学校の方が来られたそうです。
その時も、まだ、おかあさんは一人で開門を待っておられました。
そして、学校関係者の衝撃の一言!「何してはるんですか!?」

その後、おかあさんは状況を説明し、受験番号1番をとられました。
結果も、無事、合格でした。

さて、1番をとったから合格したのでしょうか?
「母の一念」は、すばらしいのですが…。

昔は、願書の順番が早いほうが、面接が先に終わるなどのメリットがあったのですが、現在、ほとんど、そういったメリットはありません。
もちろん、面接に早い・遅いがありますが、そう大きな違いではありません。

また、受験番号が若いからといって、「熱心だ」などの理由で合格しやすくなるなどはありません。
中学校によっては、生徒氏名はもちろん、受験番号までも隠して採点するところもあるくらいです。
あくまでも、気持ちの問題ですから、気にしないほうがいいですよ。

なお、上記の話は、ほんとの話ですので。念のため。


追記
当塾には、どんな受験番号でも、縁起が良いように語呂あわせができる、特殊な技を持つ社会科の先生がおります。
(やっぱり、ちょっと気になりますもんね…。)