soroは10月3日のエントリーの、「娘(Yasuko.T)のこと」の中に、「コンセプチュアル・アーティストの娘(Yasuko.T)は、9月のある日、都内で「THE BIG ISSUE JAPAN」の編集部の方からの取材を受けました。そしてそのことが、「THE BIG ISSUE JAPAN」 №58 2006.10.1号の特集、「コミュニケーション・アート宣言 次代を孕む美術・音楽」(p.13~p.20)の中に、載りました。……
「THE BIG ISSUE JAPAN」という雑誌は、「若い人たちの関心や問題を先鋭的に取り上げる雑誌」、また、なにより「ホームレスの人が街頭で販売し、街角や社会を爽やかにしている雑誌」でもあるので、Yasuko.T がそのような雑誌に取り上げられたことは、soroにとって、なんとなく嬉しいことでもあるのです」と記しました。
それ以来soroは「THE BIG ISSUE JAPAN」の販売場所がある新宿や池袋に行くときにはこの雑誌を買うつもりでいるのですが、10月以降都内に出かける用事もないので、買うことができませんでした。ところが、昨日、娘が府中市立美術館からの帰路、京王線府中駅南口で「THE BIG ISSUE JAPAN」62号 (2006.12.1)を買ってきてくれました。
今日の午後は、その62号を読みはじめています。特集は「いま瀬戸際 日本のHIV&エイズ」でした。ところで、この特集記事は、
「HIV感染者が増え続ける日本。21世紀に入って爆発的に増える予兆が見られる。 HIVといえば男性同性愛者、薬害エイズ、アフリカやアジアの開発途上国の問題と考えられがちであった。しかし、HIVはだれもが罹患する可能性のある感染症であり、最近は女性の感染者が増え、しかも普通に暮らしている女子学生、主婦、会社員に多いという。 HIV感染の予防は? 感染した場合、HIVやエイズとともにどう生きるのか?」という問題提起からはじまっていました。
読んでみて、「日本のHIV&エイズ」問題の深刻さと、この特集記事の最後の部分に出ていたNPO 「HIVと人権情報センター」副所長の池上正仁さんの、「いま必要なのは、10代の手に届く『エイズ教育』」という言葉が、soroの心に残りました。
教育基本法と平和憲法を改悪し、日本を戦争のできる国にしようとしている安倍内閣が、国民の健康にかかわるこの問題に、どうかかわろうとしているのか、また、これまで保障されていた感染者の自己負担額の軽減措置(公的援助)は、いまHIV感染者が増え続けている中で、どうなっていくのか、やはり今後は、自己責任・自己負担になってしまうのかなと、気になっているところです。
読んでいくうちに、この、「日本のHIV&エイズ」が特集されている「THE BIG ISSUE JAPAN」62号を、多くの人たちに読んでもらいたいものだと思いました。また、残念なことに東京・神奈川・千葉には、その販売所があるのですが、埼玉には販売所が一カ所もありません、ぜひ埼玉にも「THE BIG ISSUE JAPAN」の販売所をいくつかつくってもらいたいものです。東京事務所の担当者の方々、ぜひ、検討してみてくださいよ。(^^)/