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雨の山茶花の散るでもなく……」(2006.12.12)

2008-06-27 10:08:34 | Monologue

 昨日の夕方、書斎の窓からなにげなく外を見ると、空には異様な感じの雲が出ていました。思わずその不気味な夕景色を、*istDL+SIGMA 55-200mmF4-5.6でフォーカスしました。そして、フォーカスしながら、まるでいまの日本の大状況のように不気味だなあと思いました。

 一夜明けた今朝は、どんよりとした曇り空になっています。新聞のお天気欄には、「今日は関東から、中国地方、四国では冷たい雨となるでしょう」という予報が出ていました。たぶんこの予報はあたって、soroが「パトリアおがわ」のプールでのプラクティスが終わって帰路につくころには、冷たい雨が降り出していることでしょう。

 ところで、山茶花がいっぱい咲いているこの時期に降る「時雨」は、「山茶花時雨」というのだそうです。そういえば、種田山頭火の句に、「雨の山茶花の散るでもなく うしろすがたのしぐれてゆくか」というのがありましたが、その中の「しぐれて…」も、「山茶花時雨」だったのでしょう。

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初冬の一日を家の中で…(2006.12.11)

2008-06-21 09:19:51 | Monologue

今日は、月曜日、「パトリアおがわ」が休館日なのですが、サイクリングはしないで、「初冬の一日を家の中で過ごすのもいいかなあ」と思い、そうしました。

 ところで、すでにsoroの住む町の里山の「雑木紅葉」も見ごろを過ぎていますが、soroの家の庭のカエデたちもの葉も、その大部分が落葉したので、庭はとても明るくなっています。
 しかし、大きなブナとデショウジョウとハウチワカエデの下の、日陰のようなところにある小さなブナの木の葉たちは、いまようやく黄葉しはじめています。

 そんな庭を、午後の光りの中で*istDL+SIGMA 55-200mmF45.6でフォーカスしたり、ザッセンハウス・ミル175Mとエスプレッソメーカー「イルサ」を使ってエスプレッソを淹れて飲んでみたり、書斎に戻って、「アサヒカメラ」や「王国」や「THE BIG ISSUE Japan」のページを捲ったりしながら、のんびりと過ごしました。

 12月4日(月)もそうでしたが、こんな風に、どこにも行かないで家の中で一日過ごすのも、エージングの進んだsoroにとっては必要なことなのかもしれませんね。(^^)

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「THE BIG ISSUE JAPAN」62号(2006.12.10)

2008-06-19 08:31:08 | Monologue

C0076682_20283095  soroは10月3日のエントリーの、「娘(Yasuko.T)のこと」の中に、「コンセプチュアル・アーティストの娘(Yasuko.T)は、9月のある日、都内で「THE BIG ISSUE JAPAN」の編集部の方からの取材を受けました。そしてそのことが、「THE BIG ISSUE JAPAN」 №58 2006.10.1号の特集、「コミュニケーション・アート宣言 次代を孕む美術・音楽」(p.13~p.20)の中に、載りました。……
 「THE BIG ISSUE JAPAN」という雑誌は、「若い人たちの関心や問題を先鋭的に取り上げる雑誌」、また、なにより「ホームレスの人が街頭で販売し、街角や社会を爽やかにしている雑誌」でもあるので、Yasuko.T がそのような雑誌に取り上げられたことは、soroにとって、なんとなく嬉しいことでもあるのです」と記しました。

 それ以来soroは「THE BIG ISSUE JAPAN」の販売場所がある新宿や池袋に行くときにはこの雑誌を買うつもりでいるのですが、10月以降都内に出かける用事もないので、買うことができませんでした。ところが、昨日、娘が府中市立美術館からの帰路、京王線府中駅南口で「THE BIG ISSUE JAPAN」62号 (2006.12.1)を買ってきてくれました。

 今日の午後は、その62号を読みはじめています。特集は「いま瀬戸際 日本のHIV&エイズ」でした。ところで、この特集記事は、

 「HIV感染者が増え続ける日本。21世紀に入って爆発的に増える予兆が見られる。 HIVといえば男性同性愛者、薬害エイズ、アフリカやアジアの開発途上国の問題と考えられがちであった。しかし、HIVはだれもが罹患する可能性のある感染症であり、最近は女性の感染者が増え、しかも普通に暮らしている女子学生、主婦、会社員に多いという。 HIV感染の予防は? 感染した場合、HIVやエイズとともにどう生きるのか?」という問題提起からはじまっていました。

 読んでみて、「日本のHIV&エイズ」問題の深刻さと、この特集記事の最後の部分に出ていたNPO 「HIVと人権情報センター」副所長の池上正仁さんの、「いま必要なのは、10代の手に届く『エイズ教育』」という言葉が、soroの心に残りました。

 教育基本法と平和憲法を改悪し、日本を戦争のできる国にしようとしている安倍内閣が、国民の健康にかかわるこの問題に、どうかかわろうとしているのか、また、これまで保障されていた感染者の自己負担額の軽減措置(公的援助)は、いまHIV感染者が増え続けている中で、どうなっていくのか、やはり今後は、自己責任・自己負担になってしまうのかなと、気になっているところです。

 読んでいくうちに、この、「日本のHIV&エイズ」が特集されている「THE BIG ISSUE JAPAN」62号を、多くの人たちに読んでもらいたいものだと思いました。また、残念なことに東京・神奈川・千葉には、その販売所があるのですが、埼玉には販売所が一カ所もありません、ぜひ埼玉にも「THE BIG ISSUE JAPAN」の販売所をいくつかつくってもらいたいものです。東京事務所の担当者の方々、ぜひ、検討してみてくださいよ。(^^)/


B.B.MOOK「王国」vol.1 2007 JAN.(2006.12.09)

2008-06-16 06:36:07 | Monologue

C0076682_2046441  10月11日のエントリーに「昨日(10日)の午後は、Internet&Magazine Produce のDaiichi Progress inc.編集企画販売部編集係のM.Sさん、Freelance Writer&Photographer C.Hさん、Photographerの Kitchenminoruさんの3人の若い方々から、楽しい取材を受けました。……
 すでに、いくつかの魅力的な雑誌を出されているDaiichi Progress inc.の編集企画販売部では編集係のM.Sさんたちを中心に新しいコンセプトの雑誌出版計画があって、その創刊号にsoroのブログ生活の一部が掲載されることになったのです。……
 ところで、この雑誌の創刊号の発売予定日は、12月上旬になるようです。その日の到来がとても楽しみになってきました」と記しましたが、実は、12月上旬とは(太平洋戦争がはじまった日、そしてジョン・レノンが命を奪われた日の)12月8日だったのです。
 
 昨日(12月8日)の午後、プールから帰って、郵便受けを開けてみると、Daiichi Progress inc.編集企画販売部編集係のM.Sさんからの大きな封筒が届いていました。
 さっそく開封すると、なんと、プロ野球の阪神監督の元監督の星野氏の顔写真が表紙になっている分厚い「B.B.MOOK」が出てきました。発行元は、Daiichi Progress inc.ではなく、㈱ベースボールマガジン社で、その「B.B.MOOK」の名前も、当初M.Sさんからお聞きしたものと違って、「王国」となっていました。

 表紙には、「いつまでも夢見る男たちの雑誌です。特集 王国を作った男たち 人生を変える旅に出よう!」という文字が並んでいました。「王国」よりは「共和国」が好きなsoroは、「王国」という名と、「男たち」だけにターゲットが絞られていることに、当惑しながらも、ページを捲って読んでみました。

 最初のページには、
 「人生は楽しくあるべきだと思う。
 たった一度きりの人生。
 やりたいことをやるのが人生だ。
 でも、いつからか…

 夢のように美しい宿を作った男がいる。
 大企業を辞めてライブハウスを作った男がいる。
 突き進む道の究極の店を開いた男がいる。
 無謀とも思える航海に旅立ち、自らの王国を作り上げた男たちは今、
 少年のように、屈託なく笑うのだ…。」

 という文が出ていました。

 読み進んでいくと、とても凄い人たちの、夢のような日々が、美しい写真入りで語られていました。 
 そんなページを見て圧倒されながら、soroのような高齢者が、なぜ、Daiichi Progress inc.の雑誌編集部のM.Sさんの目にとまり取材されたのだろうかと、あらためて考えながら、さらに読み進んでいくと、p.064と p.065に、「ブログで深まる交流」というタイトルで、soroの日常の断片が、Writerの C.Hさんの文と、Photographerの Kitchenminoruさんの写真で、アップされていました。ワイフは「とてもいいわね」といってくれましたよ。(^^)

 soroは今、編集係のM.Sさんと、WriterのC.Hさんと、Photographerの Kitchenminoruさんがご覧になったsoroの生活の一部分は、「こんなものだったのだなあ」と呟きながら、そのページを眺めているところです。 


65年前の今日は…(2006.12.08)

2008-06-10 16:43:34 | Monologue

C0076682_1710541  2004年の12月8日のブログのエントリーには、「国民学校初等科1年生だったsoroは、寒い校庭に出て、友だちと遊んでいました。すると、校庭に向けて設置された大きなスピーカーから、突然、軍艦マーチが流れ、『帝国陸海軍は、本8日未明、西太平洋において、米英軍と戦闘状態に入れり』という大本営発表の臨時ニュースが放送されたので、強い衝撃を受けたことを思い出します。」と記してあります。

 また、2005年の今日(12月8日)のブログのエントリーには、『1941年の今日、「大日本帝国陸軍」は、イギリス領のマレー半島に上陸し、その1時間後、「大日本帝国海軍」は、ハワイの真珠湾への奇襲攻撃をしたのでした』、「私たちの世代は、国民学校に入ってから、「第五期国定教科書」(敗戦後は「黒塗り教科書」になったもの)で愛国心教育を受け、お国のために「滅私奉公」する「軍国少年・少女」になっていったのでした」と記しました。
 
 そして、2006年の今日は、そんな悪夢のような日の到来が、一昨年や昨年とは違って、切迫しつつあることを、soroは強く感じています。
 ところが、今日の「東京新聞」(夕刊の「真珠湾攻撃から65年 日米の元兵士ら「最後の再結集 米ハワイ」という小さな記事以外は)どこを見ても、65年前の12月8日のことは記されていません。
 いま日本が、安倍首相の下で、「いつか来た道」をふたたび歩みはじめているのに、なぜ「東京新聞」は65年前の今日のことを取り上げ、「歴史の教訓」としないのでしょうか。

 ところで、今日届いた「週刊金曜日」№634 には、國弘政雄さんの『「12月8日」を記憶する世代として安倍首相に問う』という記事が載っていました。
 國弘さんご自身は、「岸・佐藤栄作兄弟と血縁にあたる」のだそうですが、「戦争を始めた東条内閣に商工大臣、軍需次官として入閣していた主要閣僚であり、かつA級戦犯容疑者の岸を許せますか。国民を『鬼畜米英』と煽って戦争に引きずり込みながら、戦後は米占領軍に取り入り、政界復帰を果たした男をですよ」と語った後で、

 「安倍首相に対して解せないのは、なぜ自分と同じ性を冠した父方の祖父だけは一言も語ろうとしないのかということ。(父方の祖父の)お名前を、安倍寛と呼びますが、東条が行った42年の翼賛選挙に抗議し、非推薦で当選したうちの1人です。…当時非推薦で出馬するということは、憲兵に睨まれて自殺行為に等しかったのです。それほどの人物を無視して、岸だけを持ち上げるのは、愚かすぎはしまいか」と述べられていました。
 
 さて、soroは今日も、去年の12月8日と同じように、遠山茂樹・今井清一・藤原 彰さんたちの「昭和史」(新版)と、山中 恒さんの(表紙の帯に「国のリーダーが『愛国心』といいだしたときは『戦争のため』にほかなりません」と記してある)「戦争のための愛国心」を読むことにしました。

 これらの本を再読しながら、『当時の国民(少国民だったsoroも含めて)は、なぜ戦争にまきこまれ、押し流されてしまったのか、なぜ自らの力で戦争を防ぐことが出来なかったのか』を、またあらためて考えてみたいと思っています。