福島被災動物レスキュー(NPO法人SORAアニマルシェルター)

東日本大震災等で行き場を失ってしまった動物達の保護活動をしています。
「世界一楽しいシェルターにしよう」を合言葉に…。

ペット防災、大丈夫ですか?

2022年03月26日 | 活動報告

先日は大きな地震がありましたね。

SORAの犬猫たちはみんな無事でした。

ご心配をおかけしました。

 

3月11日の番組ではペット防災について放送していただきましたが、

犬猫を飼っている皆さんはペット防災について意識を持っているでしょうか。

 

今回のブログではペット防災について考えてみようと思います。

 

【動物と一緒の防災チェックリスト】

□住まいでの防災対策はできていますか?

→地震に備えて家具の固定や転倒防止、動物が普段いる場所は安全か確かめましょう

 

□家族で災害が起こったときどう行動するか話し合っていますか?

→家族間の連絡方法や、動物をどう守り、誰が一緒に避難するかなどを決めておきましょう

 

□ご近所、飼い主仲間との連携は取れていますか?

→万一の時お互いが助け合えるよう、普段からコミュニケーションや飼養マナーに気を付けましょう

 

□地域情報の収集と避難訓練は行っていますか?

→住んでいる地域の避難場所や防災計画を確認しましょう

 

□迷子札とマイクロチップは装着していますか?

→飼い主と離れ離れになっても戻ってこれるよう、身元を示すものを普段からつけましょう

 

□健康管理としつけはできていますか?

→普段からの健康状態のチェックやケージに慣らしておくことが避難所に行った際大切になります

 

□避難のための備蓄は十分ですか?

→優先順位をつけながら少なくとも5日分は用意しておきましょう

 

災害はいつどこで起きるか分かりません。

ペットを飼うということは、ペットと一緒に災害を乗り越える覚悟を持たなければならないということなのです。

 

東日本大震災では多くの犬猫たちが飼い主と離れ離れになってしまいました。

もしかしたらその中には飼い主と離れ離れになることを防げた犬猫がいたかもしれません。

 

一匹でも多く災害時に命を落とす犬猫を減らすため、このチェックリストを参考にペット防災について考えてみませんか?


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追加・ご報告

2022年03月16日 | 活動報告

第20回チャリティーコンサート

 

ふくしま被災どうぶつシェルター支援第20回チャリティーコンサートを開催してくださった野澤様より、

当日会場にお越しくださった皆様のご支援【241,500円】がSORAに届きました。

皆様からのあたたかいご支援をSORAの犬猫たちのため、

そして動物愛護の重要性を社会に発信するため、大切に使わせていただきます。

野澤様、当日会場にお越しくださった皆様、いつも応援して下さっている皆様に心より感謝申し上げます。

野澤様からのメッセージを掲載させていただきます。

 


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テレビ出演のお知らせ

2022年03月11日 | 活動報告

本日3月11日福島テレビさんで16:40~20:00に放送される、

「テレポートプラス防災大百科スペシャル 避難の壁を超えるために」にSORAの出演があります。

出演は番組後半の予定です。

3月11日から11年目となる今日、一緒にペット防災について考えてみませんか?

ぜひご覧ください!


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震災・原発事故当時の動物たち

2022年03月10日 | 活動報告

明日で東日本大震災から11年になります。

震災に伴う原発事故により、多くの動物たちが警戒区域に残されたことを皆さんは覚えているでしょうか。

今回のブログでは当時どのようなことが起きたのか、動物たちに焦点を当てて振り返ろうと思います。

 

東日本大震災後の国の避難指示等について、藤村(2011)に記載された坂本弁護士の説明をもとに振り返ります。

 

20113111903

原子力緊急事態宣言発令

菅直人首相を本部長とする原子力災害対策本部の設置

〇同日2123

第一原発半径3キロ圏内を避難指示区域とする

312

避難指示区域を第一原発の半径20キロ圏内に拡大

421

第一原発の半径20キロ圏内を警戒区域として設定

 

原発事故が発生した当初、行政から避難指示を受けた際に「23日で帰れる」という説明を受けたケースもあったようで、動物たちを家に置いてきた人が多かったのです。

また国は避難指示を出すにあたり、動物同伴可能な避難体制の整備や避難指示区域の動物の救出、餌やりの体制をすぐに整えたりはしませんでした。

 

一方福島県は、425日に福島県保健福祉部食品衛生課長を本部長とする「福島県動物救護本部」を設置しました。

 

全国から動物愛護団体や保護活動をする方々が、動物のレスキューに向かいました。

SORAの代表も東京から福島に向かい、多くの犬猫を救いました。

 

当時の様子はSORAに写真で飾られています。

国や県が主体となって行った保護活動もありましたが、保護された犬猫は限られた数字でした。

行政や動物愛護団体が連携し犬猫をレスキューすることができれば、もっと多くの動物の命を救うことができたかもしれません。

 一方国は、産業動物に対しては過酷な対応をとっています。

原子力災害対策本部長は、512日、福島県知事に対し、警戒区域内に生存している家畜については、当該家畜の所有者の同意を得て安楽死によって処分することにしたのです。

 

このような対応に対し坂本弁護士は、大災害時におけるペットや産業動物の保護、救出のための制度を定めていなかったことや、福島県だけでの対応にこだわっていること、警戒区域の動物の捕獲・保護体制を作らなかったことなどについて疑問視しています。

 

多くの尊い命が奪われた震災、原発事故に関して、動物に焦点を当てることが理解できない方もいらっしゃると思います。

しかし、当時から同伴避難や同行避難が当たり前の社会であれば、多くの犬猫の命が失われずに済んだかもしれないのです。

失われてもしょうがない命はありません。

 

SORAは震災や原発事故によって飼い主さんが飼えなくなってしまった犬猫たちの保護、譲渡施設として生まれました。

私たちは当時の犬猫たちに何があったかとともに、同伴避難、同行避難の重要性を伝え続けます。

震災から11年目を迎える明日、当時の犬猫たちのことを考えてみてください。

 

〔参考〕藤村晃子, 2012, 『震災ペットを救う 3.11から学ぶ「ペット防災学」』, 長崎出版


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第20回チャリティーコンサート

2022年03月08日 | 活動報告

【お知らせ】

県外ボランティアの受け入れを再開します!

対象になる県は、まん延防止措置が明けた地域になります。

まん延防止措置が継続されている県はもうしばらくお待ちください。

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<スタッフ募集のお知らせ>

現在SORAではシェルタースタッフを募集しています!

午前8:30~12:00、午後13:00~17:00の有償ボランティアでの就業も可能です!

興味がある方はSORAアニマルシェルターにご連絡ください。

TEL:024-529-6267

 

【新規ボランティアさんも大募集!】

ボランティア保険の加入とボランティア誓約書をお持ちになり、

事前の連絡をしていただいてからお越し下さい!

SORAの犬猫たちみんなで待っています

一緒に楽しいシェルターを作りましょう

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3月5日土曜日、東京で第20回チャリティーコンサートを野澤様の企画で開催していただきました!

チャリティーコンサートを継続的に開催してくださっている野澤様に心から感謝いたします。

また当日会場にお越しくださったお客様方にも厚く御礼申し上げます。

皆様からいただいたあたたかいご支援は、SORAの犬猫が幸せに暮らせるよう大切に使わせていただきます。

当日の様子を写真でご覧ください!

野澤様のチャリティーコンサートや、お客様方のご支援に応えられるよう、私たちもSORAの活動に尽力して参ります。

本当にありがとうございました

 


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