孤島の迷宮

日本国の自由と繁栄を願うブログ

敵基地攻撃能力は万能ではないが有効ではある

2017-03-22 11:01:40 | 政治
「敵基地攻撃能力」には意味がない4つの理由

本当に安全保障の専門家なのか疑いたくなる記事。
まぁたしかに敵基地攻撃能力は簡単ではない。
だが意味がないという事でいえば話は別。
しかもこの記事は先制攻撃を前提とした事しか書かれていない。
反撃能力も考慮しないと意味がないだろう。

そもそも本当に敵基地攻撃能力を持つ意味がないのなら韓国も
中国も北朝鮮もロシアもあんなにたくさんミサイルは持っていない(笑)
そしてなにより、アメリカが北朝鮮のミサイルを
脅威と感じているのならそれだけで抑止力が働いているという事である。

もしアメリカが北朝鮮を脅威と感じていないのなら
あんな無法国家はとっくにアメリカ軍によって倒されていた筈だ。しかし
実際はあの通り無法国家は堂々と運営されているのである。

そもそもどの国も敵基地攻撃に関してはリスクがある事くら
い百も承知だろう。しかし相手に反撃する能力があるという事が
わかればどちらの国も安易な先制攻撃はやらない。

それだけでも敵基地攻撃能力の抑止力としての
効果は非常に大きいのだ。

日本が実際に敵基地攻撃能力を持ち先制攻撃も可能となったら
相手も脅威と感じる筈だし日本本土を攻撃するのを躊躇うだろう。
それだけで攻撃能力の保有に意味がないと言えるのだろうか?

しかも日本には同盟国アメリカもついているのだから
相手にしてみれば脅威は相当なものである。ただし重要な事は
あくまでも日本単独でも攻撃能力があるという事が大事な点だ。

最後に費用の問題だが、これはたしかに課題ではある。しかし
それはアメリカと同じ事をすればたしかに高くはなる。しかし日本独自で
やれるものもあるだろう。あの北朝鮮ですらアメリカ相手に堂々とやって
いけているのだから科学技術大国日本であればもっと別な選択肢もある筈だ。

もちろん敵基地攻撃能力に対する抑止力の効果というものは見えないもの
だからそれに対してコストをかけるのは賛否がわかれるだろうが
平和を保てる事が出来るのであれば安いものである。

結論として言うと敵基地攻撃能力は決して万能ではないと思うが、
有効な手段である事は間違いはない。
だからこそすべて否定する事こそ日本を亡国へ導く最悪の選択肢である。