人は死ぬとき、それまでの人生を見るという。
一瞬にして、何もかもすべて。
映画のコマ送りのような感じかな。
そして後悔する。
心から愛した人を信じきれなかったこと。
父や母や夫や妻にやさしくしなかったこと。
仕事をいい訳にして、子供の思いを大切にしなかったこと。
会いたかった友の元へ出かけなかったこと。
お金のために自分の信念を曲げてしまったこと。
心の底で望んだ場所へ行かなかったこと。
そこで暮らさなかったこと。
大好きな海で遊ばなかったこと。
山や森を駆け回らなかったこと。
本当はしたかった仕事に挑戦しなかったこと。
体が嫌がっていたのに無理をし続けたこと。
自分の心と向き合わなかったこと。
周りに合わせてばかりいたこと。
生きていた間に、本当の自分とちゃんと話し合わなかったこと。
たとえば…
もっと大きな家に住みたかった。
豪華な料理を食べ尽くしたかった。
あの高級車を所有したかった…
そういう後悔は?
いいえ。そんな後悔はしない。
それらは脳がつくりあげた単なる欲望だから。
後悔、後悔、後悔、後悔…
つぎつぎと沸き上がるたくさんの後悔。
死んだときにする後悔はうそをつかない。
あなたに突き刺さる鋭い後悔。
そして体を失った今となっては、
何ひとつ取り戻すことができない。
反省も行動も不可能…モウヤリナオシハキカナイ
でも、死んだときの後悔は教えてくれている。
あなたの命が本当に望んだことを、
本当にやりたかったことを、
真正面からつきつける。
“これがあなたの命のキモチですよ”
光に還る直前、あなたはすべてを知る。
そして光の中に、もう一度しっかりと刻みつける
もう間違えはしない、私の命のキモチ。
次に生まれてくるときは、
今度体を持つときは、
このキモチを大切にしよう。
命のキモチのままに生きよう。
そうね。次はそうしましょう。
久遠の宇宙のかなたで、あまたの光たちが、
新しい人生の始まりを待っている。
ありがとうございました。
『命のキモチ』
わたし自身も大切に受け止めたいと思います。
来週のレッスン楽しみにしています。