ヨギーニのひとりごと

ヨガにありがとう。ヨガはふしぎ。ヨガは宇宙からの素敵な贈り物。

ノイズ

2016-12-17 14:58:13 | こ・こ・ろ
テレビのない生活を始めて5年近く経ちました。
生まれた時には既に近くにあったものですが、
全く不便を感じません。

最近のテレビは大型化し、映像や色がくっきりですよね。
実家でたまに目にすると、刺激が強くて疲れてしまいます。

でも、人の心は不思議。
目が離せないのです。
間違いなく体は嫌がっているのに、
つい引き込まれそうになります。

心は悪いものに惹かれる。
心は刺激の強いものに惹かれる。
そして「もっともっと」と加速していく。


最近、図書館で見つけたご本の中に、
このお話を見つけ、
「やっぱりそうなんだ」と納得しました。



著者の小池龍之介さんは僧侶です。
ご存知の方も多いと思いますが、
私は初めてご著書を読みました。

心は刺激の強いものに惹かれる。
そして刺激の弱いもの、
たとえば空や海や山やお月さまや鳥や虫や…
自然への関心を失ってしまうそうです。

添加物をたくさん使った濃い味のものを食べ続けていると、
天然の出汁のおいしさがわからなくなるのと同じですね。


テレビをやめてから、
ラジオの生活に変わりました。

ラジオは聞きながら他のことができるので、
朝起きてから寝るまで、
執筆以外の時間は流していました。

でも最近「やめてみようかな」と。
テレビ程刺激は強くないですが、
恐怖を感じるニュースとか、
聞いても仕方ない情報とか、
いらないものが多いことに気づいたのです。


12、3年前、ライターの仕事で女性カメラマンとご一緒しました。
東京での取材でしたが、腕を買われて京都からいらした方です。
京都の町家で暮らしているという素敵な人。

初めて会ったのに惹かれるものを感じ、
翌日、一緒に美術館へ行きました。

半日程いろいろな話をする中で、
彼女はテレビもラジオも利用しない人だと知りました。

「どちらも雑音」

当時私はテレビ愛用者。
「でもあんまりよくないな〜」と考えていたところだったので、
とても印象に残る言葉でした。


今頃ですが私も思います。
もちろんいい番組はあります。

でも多くはノイズ。

そして時には心を荒らし、
体を傷つけます。

自分にとって必要の無いものは、
断捨離しようと思います。
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