レンタルビデオで『フィールドオブドリームス』と『ビッグフィッシュ』を借りた。
共に名作として名高いが、
『フィールド~』は“野球場を手作りして最後にアメリカらしく親子でキャッチボールをする”、
『ビッグフィッシュ』は“ティムバートン監督でハートフルで面白いらしい”、このくらいの前情報しかなかった。
しかし偶然にも、両作品とも「父に対して反発していた子が、時を経て父を理解する」という心温まる話だった
“偶然ではなく必然”と「オーラの泉」で国分太一が(持ち芸のように)言っているが、
私にもそういうメッセージなのだろうか?
私自身は父と仲違いしているわけではないのでそのままのメッセージではないと思うのだが、
主人公の行動、生き方など、結構“今自分に必要なメッセージ”のような気がした。
『フィールド~』は、少し前の作品になるが、今流行とも言えるスピリチュアルな内容だった。
主人公はある日自分にしか聞こえない声を耳にするが、それは結局のところ自分の内なる声だった。
自分の中でずっと残ってた父へのわだかまりを昇華させる為のメッセージ(想い)だったのだろう。
自分の利益の為ではなく、ただただ聞こえてきた(自分の)声に従って行動を起こした結果、
想い(悔い・未練)を残して亡くなったかつての名プレーヤーたちを喜ばせる事につながる。
人の為になるっていいものだな~と思いました。
(モダンチョキチョキズの唄で「人の為と書いて偽り人の為に善いと書いて偽善」というのがあったけど)
又、ユーレイとして登場する選手たちの明るさも、とても心地良いものだった。
皆若い姿だが、死んでるという自覚、時が経ってるという自覚がちゃんとある(笑)。
とても心温まる作品で、見た事ない人にはお勧めしたいですね。
映画「シックスセンス」や「アザーズ」にも共通する要素も有り。
『ビッグフィッシュ』は、話上手でいつも輪の中心にいる父に対して、きっと嫉妬でしょうな、小さいうちは憧れてたはずが大きくなり嫉妬心から疎遠になっていた息子が、死期の迫る父を前にわだかまりを解いていく話。
映画のメインは父の若かりし時の(おとぎ)話。英語でも、誇張・脚色した話を“話に尾ヒレが付く”というのでしょうか?まさにビッグフィッシュというタイトルがピッタリ
そんな話上手な父の誇張されたお話だから、実際の父の姿よりも若かりし父はハンサムで、武勇伝も数知れず。2m50cmの大男も5mの大男になる。エピソードも破天荒でユーモラス。そして人の為に素晴らしい活躍をする。内容を知った上で再度見ると余計に楽しめます。
大人が聞いたら「またまたこの人言ってるよ」と楽しく聞ける話が、小さい子供は鵜呑みにしてしまう。それが大人になり、ユーモアとは受け取れず、騙されてた!となってしまったのでしょう。
しかし父はまるっきり作り話をしていたのではなく、面白可笑しく膨らましていただけ。
嘘くさいかも知れないが、事実だけのつまらない話よりよっぽどサービス精神と優しさ、感受性に溢れる話で、こういう事ってとても大切なように感じました。
そして、父の葬式には話に聞いていた人たちが続々と。それが話が嘘ではなかったという証明。
話半分かも知れないが、人の為に行動していたからこそ、皆から愛されていたからこそ、多くの人たちが惜しんで集まってきたのでしょう。
世の中のうわさ話、自慢話、たとえ話、おとぎ話、そして思い出。はたまた聖書、仏典、芸術などにも、こういった要素はあるのではないだろうか?
その時の印象により一部が誇張されたり、聞き手に合わせてわかりやすいたとえにしたり…。
そういう一つ一つのエピソードを映像化したような映画ですね。
これも見た事ない人には是非お勧めしたいですね。
両方とも自分の好きな作品のかなり上位にランキングされました
共に名作として名高いが、
『フィールド~』は“野球場を手作りして最後にアメリカらしく親子でキャッチボールをする”、
『ビッグフィッシュ』は“ティムバートン監督でハートフルで面白いらしい”、このくらいの前情報しかなかった。
しかし偶然にも、両作品とも「父に対して反発していた子が、時を経て父を理解する」という心温まる話だった
“偶然ではなく必然”と「オーラの泉」で国分太一が(持ち芸のように)言っているが、
私にもそういうメッセージなのだろうか?
私自身は父と仲違いしているわけではないのでそのままのメッセージではないと思うのだが、
主人公の行動、生き方など、結構“今自分に必要なメッセージ”のような気がした。
『フィールド~』は、少し前の作品になるが、今流行とも言えるスピリチュアルな内容だった。
主人公はある日自分にしか聞こえない声を耳にするが、それは結局のところ自分の内なる声だった。
自分の中でずっと残ってた父へのわだかまりを昇華させる為のメッセージ(想い)だったのだろう。
自分の利益の為ではなく、ただただ聞こえてきた(自分の)声に従って行動を起こした結果、
想い(悔い・未練)を残して亡くなったかつての名プレーヤーたちを喜ばせる事につながる。
人の為になるっていいものだな~と思いました。
(モダンチョキチョキズの唄で「人の為と書いて偽り人の為に善いと書いて偽善」というのがあったけど)
又、ユーレイとして登場する選手たちの明るさも、とても心地良いものだった。
皆若い姿だが、死んでるという自覚、時が経ってるという自覚がちゃんとある(笑)。
とても心温まる作品で、見た事ない人にはお勧めしたいですね。
映画「シックスセンス」や「アザーズ」にも共通する要素も有り。
『ビッグフィッシュ』は、話上手でいつも輪の中心にいる父に対して、きっと嫉妬でしょうな、小さいうちは憧れてたはずが大きくなり嫉妬心から疎遠になっていた息子が、死期の迫る父を前にわだかまりを解いていく話。
映画のメインは父の若かりし時の(おとぎ)話。英語でも、誇張・脚色した話を“話に尾ヒレが付く”というのでしょうか?まさにビッグフィッシュというタイトルがピッタリ
そんな話上手な父の誇張されたお話だから、実際の父の姿よりも若かりし父はハンサムで、武勇伝も数知れず。2m50cmの大男も5mの大男になる。エピソードも破天荒でユーモラス。そして人の為に素晴らしい活躍をする。内容を知った上で再度見ると余計に楽しめます。
大人が聞いたら「またまたこの人言ってるよ」と楽しく聞ける話が、小さい子供は鵜呑みにしてしまう。それが大人になり、ユーモアとは受け取れず、騙されてた!となってしまったのでしょう。
しかし父はまるっきり作り話をしていたのではなく、面白可笑しく膨らましていただけ。
嘘くさいかも知れないが、事実だけのつまらない話よりよっぽどサービス精神と優しさ、感受性に溢れる話で、こういう事ってとても大切なように感じました。
そして、父の葬式には話に聞いていた人たちが続々と。それが話が嘘ではなかったという証明。
話半分かも知れないが、人の為に行動していたからこそ、皆から愛されていたからこそ、多くの人たちが惜しんで集まってきたのでしょう。
世の中のうわさ話、自慢話、たとえ話、おとぎ話、そして思い出。はたまた聖書、仏典、芸術などにも、こういった要素はあるのではないだろうか?
その時の印象により一部が誇張されたり、聞き手に合わせてわかりやすいたとえにしたり…。
そういう一つ一つのエピソードを映像化したような映画ですね。
これも見た事ない人には是非お勧めしたいですね。
両方とも自分の好きな作品のかなり上位にランキングされました