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哲学カフェ 第54回 あなたは「100年人生」をどのように描きますか? 2018.0.1.23 「2」

2018-05-11 18:38:31 | 心理学

知りたくないの・コニーフランシス 翻訳 甘く切ない歌声を

<第54回 哲学カフェ>                             2018年1月23日(松畑)    

      あなたはどのような「人生設計(ライフデザイン)」を持っていますか?  

   問1: 次のような生き方を、あなたはどう思いますか?  

  「この地球上には、いまだに時計も使わずに暮らしている人々がいる。文明の手垢のつか ない森の奥地やサバンナなどで、のんびりと自給自足、かれらが時計をもっていないからと いって、時間の感覚がないわけじゃない。

花の開花、牛の活動(乳搾りの時間、牧草地へ連 れて行く時間など)、潮の満ち引き、月の満ち欠け・・・・・といった自然のリズムやできごとが、 ときをはかる目安になっている。    

  こんな社会では、自由時間の方がだんぜん多い。平均すれば、毎日が半休みたいなもの 。おしゃべりや遊び、音楽やダンス、昼寝などを楽しみながら、ゆったりと日々がすぎていく。

収穫物はたくさんある者が乏しい者に与えるならわしだから、貧富の格差はない。暮らしてい ける以上の富を求めないナマケモノ主義者たちなのである。

狩りや食糧の採集は生態系に 配慮しているため、環境破壊もおこらず、周囲には豊かな自然が残っている。」

 

問2: あなたは「100年人生」をどのように描きますか?

何を目指し、どう生きようとしますか? *ものの見方について     

 (吉野源三郎、『君たちはどう生きるか』、マガジンハウス、2017)    一人一人の人間はみんな、広いこの世の中の一分子なのだ。   

 「コペルニクスの地動説」。コペルニクスがそれを唱えるまで、昔の人はみんな、太陽や星が 地球のまわりをまわっていると、目で見たままに信じていた。  

  子どものうちは、どんな人でも、地動説ではなく、天動説のような考え方をしている。子どもの 知識は、みんな、自分を中心としてまとめあげられている。  

  自分たちの地球が宇宙の中心だという考えにかじりついていた間、人類には宇宙の本当の ことがわからなかったと同様に、自分ばかりを中心にして、物事を判断してゆくと、世の中の本 当のことも、ついに知ることができないでしまう。  

  大きな真理は、そういう人の目には、決してうつらないのだ。    だから今日、君がしみじみと、自分を広い広い世の中の一分子だと感じたということは、ほん とうに大きなことだ。それは、天動説から地動説に変わったようなものだから。  

  肝心なことは、世間の目よりも何よりも、君自身がまず、人間の立派さがどこにあるか、それ を本当に君の魂で知ることだ。    そうして、心底から、立派な人間になりたいという気持ちを起こすことだ。

  君自身が心から感じ たことや、しみじみと心を動かされたことを、くれぐれも大切にしなくてはいけない。

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