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 キング牧師 2013.8.28 「84」

2018-04-27 22:11:04 | 読書記事


  キング牧師 

    マーティン・ルーサー・キング・ジュニアは、アメリカ合衆国のプロテスタントバプテスト派の牧師である。キング牧師の名で知られ、アフリカ系アメリカ人公民権運動の指導者として活動した。 

  •  「I Have a Dream」で知られる有名なスピーチを行った人物。1964年のノーベル平和賞受賞者。8 月末 ( がつまつ ) にアメリカで、50 年前 ( ねんまえ ) にマーチン・ルーサー・キング 牧師 ( ぼくし ) が 行 ( おこな ) った
     
     演説 ( えんぜつ ) の50 年記念行事 ( ねんきねんぎょうじ ) がありました。 キング牧師と聞いても、君たちには遠い昔の歴史上の人物としか思えないかもしれません
     
    が、私たちの世代の者は、ゴードンがキング牧師とならんで雑誌やテレビに取り上げられたと聞けば、それだけで彼の働きの大きさを思います。 キング牧師は、アメリカの黒人差別をなくすための公民権運動を指導した人です。ノーベル

    • 平和賞も授与されています。暗殺によって三十九歳で亡くなりました。建国理念に最も忠実なアメリカ人だったということで、アメリカでは毎年一月の第三月曜日をキング・ホリデーと名付けて国家の休日としています。アメリカで、

    • 個人の名前を付けた記念日は他にはコロンブス記念日とワシントン誕生日だけです。あのリンカーンでさえもそうではありません。

I have a dream that one day this nation will rise up and live out the true meaning of its creed:

 "We hold these truths to be self-evident: that all men are created equal." 

には夢がある、つまりいつの日か、この国が立ち上がり、「我々はすべての人々は平等に作られている事を、自明の真理と信じる」というこの国の信条を真の意味で実現させることだ。(アメリカ独立宣言)

I have a dream that one day on the red hills of Georgia,the sons of former slaves and the sons of former slave owners will be able to sit down together at the table of brotherhood.

私には夢がある。いつの日かジョージアの赤土の丘の上で、かつての奴隷の子孫たちとかつての奴隷所有者の子孫が同胞として同じテーブルにつくことができるという夢です。

I have a dream that one day even the state of Mississippi,a state sweltering with the heat of injustice, sweltering with the heat of oppression, will be transformed into an oasis of freedom and justice.

私には夢がある。今、差別と抑圧の炎熱に焼かれるミシシッピー州でさえ、自由と正義のオアシスに生まれ変われる日が来るという夢です。

I have a dream that my four little children will one day live in a nation where they will not be judged by the color of their skin but by the content of their character.

私には夢がある。私の四人の幼い子ども達が、いつの日か肌の色ではなく人格そのものによって評価される国に住めるようになるという夢です。


I have a dream today  今日、私には夢がある!

I have a dream that one day, down in Alabama,  私には夢がある、いつの日かこのアラバマ州でも、

with its vicious racists, with its governor having his lips dripping with the words of "interposition" and "nullification" 

目下のところ悪意に満ちた人種差別主義者に牛耳られ、「(連邦政府の)干渉排除」や「(連邦法の実施の)無効化」を主張している州知事のいるアラバマ州においてさえ

-- one day right there in Alabama little black boys and black girls will be able to join hands with little white boys and white girls as sisters and brothers.

将来いつの日か、幼い黒人の少年少女たちが、幼い白人の少年少女たちと兄弟姉妹として手に手を取ることができるようになるという夢です。

I have a dream today.  私には今日、夢がある!

I have a dream that one day every valley shall be exalted, and every hill and mountain shall be made low,

the rough places will be made plain, and the crooked places will be made straight; "and the glory of the Lord shall be revealed and all flesh shall see it together."

には夢がある、いつの日にか、すべての谷は隆起し、丘や山は低地となる。荒地は平らになり、歪んだ地もまっすぐになる日が来ると。「そして神の栄光が現れ、すべての人々が共にその栄光を見るだろう。」

リンカーンの奴隷解放宣言から百年もたった一九六三年だというのに、アメリカでは黒人差別が公然と行われていました。黒人たちは、学校やバスやレストラン、トイレなどで白人と同じ

ものを利用することが許されず、黒人専用のものを利用するように強制されていたのです。 マーチン・ルーサー・キングは、こういう黒人差別の撤廃をめざす公民権運動の先頭にたっ

て闘いました。彼は、ガンジーが非暴力運動でインドの独立に貢献したことに倣って、公民権運動を非暴力で闘うように黒人たちを指導しました。

警官たちが、白人専用の椅子に座って抗議を続ける非暴力の黒人学生たちを警棒で殴りつけたり、黒人たちに犬をけしかけたり、消火栓の高圧散水で蹴散らしたりしているテレビ・ニュースの映像は、黒人差別のすさまじい実態を世界に明らかにしました。 黒人たちが、話し合いではなくこういう直接行動に出ることを非難する世論に対して、キングはこう答えています。

 

 「その話し合いこそ、私たちが求めているものなのです。白人たちは、今まで長い間、話し合いさえしようとしてくれなかったのです。白人側から、我々黒人に対して自由を与えることはありませんでした。我々の今の運動は、我々の自由のための話し合いを求めるためのものなのです。」

 黒人の公民権獲得のために、キングたちが呼びかけたワシントン大行進には、アメリカ全土から二十五万人が参加しました。黒人だけでなく、六万人以上の白人も参加していました。キングは、リンカーン記念堂の前で、二十五万人の参加者たちに対して演説をしました。

  

   「リンカーンの奴隷解放から一〇〇年以上もたったのに、黒人は、今もアメリカ社会の片隅で苦しみ、自分たちの国の中で島流しにあっている。私たちは、この恥ずべき状況を、広く世の中に訴えるために今日この場に集まった。・・・・・。」

 

   「友よ、私はあなたがたに言いたい。われわれは、今日も、明日も、多くの困難に直面するだろうが、それにもかかわらず、私には夢がある。

 

   私には夢がある。いつの日にか、この国が立ち上がり、すべての人は平等だということを当たり前のことと信じるということを、真の意味で実現させることだ。

 

   私には夢がある。いつの日にか、ジョージアの赤土の丘の上で、かつての奴隷の子孫と、かつての奴隷所有者の子孫が、兄弟として同じテーブルにつくことができるだろう。

 

   私には夢がある。いつの日にか、不正と抑圧のために熱く蒸しかえるミシシッピ州でさえも、自由と正義のオアシスへと変わることだ。

 

   私には夢がある。いつの日にか、私の小さな四人の子どもが、肌の色によってではなく、人間の中身によって評価される国に住めるようになるだろう」。

   キング牧師の演説は、アメリカ人たちに深い感動を与え、アメリカの建国精神を思い起こさせ、彼らの良心を呼びさましました。ケネディ大統領はホワイトハウスのテレビで牧師の演説を見みた後あと、

目めに涙なみだを浮うかべて「我々われわれは行動を起おこさねばならない」と話はなしました。もちろん差別をなくすために。 時の大統領ケネディは、議会で次のように演説し、公民権法の立法化を約束しました。 

    「我々は、世界に向かって自由の価値を説いてきた。国内でも自由を尊重してきた。それなのに、

 

      我が国は自由だが、黒人は例外だ。

 

     我が国に差別はないが、黒人は例外だ。

 

     階級差別やスラムはないが、黒人は例外だ。
       
 

 などと言っていてもよいわけがない。今こそ、真の自由を実現すべき時がきた・・・。」

 この後、ケネディは、公民権立法化に強く反対していた南部へ演説にでかけ、ダラスで暗殺されました。その五年後に、キングも南部で暗殺されてしまいました。 彼が生前に教会で行った説教の録音が告別式の場で流されました。


   「もし、私の告別式に出席することがあったら、長々と弔辞を述べないでください。私がどこの学校を出たとか、ノーベル賞をもらったとか、そんなことはどうでもいいことです。

 

   私、マーチン・ルーサー・キングは、人のために一生を捧げた。すべての人間を愛し、仕えたといってもらいたいのです。神様、私は、利己的な理由からではなく、政治的な思
惑や野心からではなく、愛と正義と真実と人に対する思いやりをもって、この古い世界を新しい世界にしたいのです。」

         
キングが、アメリカ社会に与えた影響は計り知れないほど大きいものがあります。彼は、「全
ての人は平等に造られている」というアメリカ独立宣言の理念を説き、「アメリカは、あらゆる人


種、あらゆる信条をもった人々が、兄弟姉妹として、共に暮らすことができる国である」という理
想の実現をめざしたのです。

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