とにかく日記

とにかく何でもいいから書く日記。3人の子へは仕送り、更新頻度は下がり、書き続けられるのか?(コメント等は承認制です)

子供の発熱

2004-08-26 02:25:13 | 子供の病気
また、子供が熱を出した。

・・・また、というのは、この子(3番目にして長男、まもなく1才)が月に一回程度は熱を出しているからなのだが、生後7ヶ月で保育園という集団生活を始めさせた以上、3才過ぎくらいまではしばしば熱を出すのは覚悟の上のことではある。保育園は病原菌だらけの所らしい。そして、病原菌から遠ざける(保育園をやめさせる)のではなく、病原菌に対する子供の抵抗力を強めるためにも保育園に預け続けるべき、という風に開き直った考え方ができるようになったのは、3人目からだ。

一人目の時は、保育園で一時保育してもらったらすぐ発熱して熱性けいれんを起こしたため、親としては一時的に保育園恐怖症になり、1才半まで保育園を避けていた。やむをえない事情から保育園に入れた時も、本当は保育園ではなく家庭保育がいいのに、というのがホンネだった。入園した当初は本当によく熱を出した。しかし、この子は丈夫な体質なのか、入園後3ヶ月したら熱を出す頻度がぐっと下がり、2才をこえたころからは、滅多に熱を出さなくなり、今に至る。
二人目は、8ヶ月までベビーシッターを頼んで家庭保育してみた。ベビーシッター代に亭主の稼ぎすべてをつぎ込んで。(もともとは、二人目は亭主が育児休暇をとって育てるはずだったのだが、会社の事情で育児休暇はとれないことになったので、亭主の稼ぎをシッター代にまわすことになったのだ。)共稼ぎで女房が一家の大黒柱だからできる、かなりのぜいたく、だと思う。しかし、我が家の二番目は一番目以上に身体が弱かった。大豆、卵のアレルギーが出て、乳児喘息にもなり、家庭保育でも弱い子はどっちみち弱いのだ、と思い知った。どっちみち弱いなら、保育園でもいいか、と新年度に保育園に入園させたが、1才前後で2回、風邪をこじらせて肺炎を起こし入院した。入院した時には「身体の弱い子を保育園に入れるんじゃなかった」と思ったりもしたが・・・この子も2才を過ぎたら熱を出す頻度が低くなり、弱い子も(保育園で免疫がついて?)それなりに強くなるんだ、というのを実感した。

二番目の子が熱を出して私がグチっぽくなっていた時に、とある内科医が知人のお子さんの話なんだが、と言ってこんな話をしてくれた。

その子は、生まれた時から文字通り風邪一つひかない子供だったそうだ。よその子が熱を出したり鼻をすすったりしている時でも、まったくそういうことがなく、親は「この子は身体の丈夫な子なんだろう、育てやすくてありがたい」などと思っていたらしい。
・・・ところが。
その子は5才の時、水痘(みずぼうそう)にかかり、脳炎を併発して死んでしまったのだそうだ。

子供は、熱を出した方がいいんだ、とその内科医は言う。
抵抗力(免疫力)が備わっているから熱を出すことができる。
病原菌に遭遇して熱を出すことで、更に抵抗力(免疫)がつく。
だから、熱を出す子は生来健康だということだし、更に丈夫になることが保証されているようなものだ、とその内科医は言う。

・・・と書いている間にも、発熱中の子は何度も目をさまし、ぐずり、をくり返していたのだが、やっと眠ったようだ。
39.7度まで上昇した体温も、今は熱冷ましの座薬と氷枕が効いたのか、下がっているようだ。
このまま朝まで寝てくれますように。




2019年3月10日 追記

この記事の「とある内科医」、当真 嗣勇(とうま しゆう)先生が亡くなられもう何年も経った。
自治医大をご卒業後、沖縄での地域医療に貢献された当真先生は、先輩医師であり他科の同僚でもあり、仕事と子育てを両立しようと奮闘していた私に何度も的確なアドバイスをくださった。
記事の中では長いこと名前を出さずにきたけれど、この記事を書いてから15年、ここで、お名前を明記させていただきたくて。
先生には、もっともっと、長生きしていただきたかったなぁ。
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