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クラプトンの非公式?ベスト盤と父

2019年08月11日 14時03分59秒 | 音楽ネタ

先月末に父親が病気で亡くなった、まだ64歳だった。
1年前はなんともなかった父がここ8ヶ月という短い期間で
体を悪くして亡くなってしまった。

僕が音楽好きになったのは間違いなく父親の影響で、小学生の
ころから父の運転する車の中でエリック・クラプトンスティング
といった洋楽をはじめ浜田省吾山下達郎サザンオールスターズ
などの定番の邦楽を聴いていた。

特に印象深いのはクラプトンの名曲「いとしのレイラ」だろう。
子供心にイントロの激しいギターフレーズがとんでもなくかっこよかったし
熱唱するクラプトンの渋い声、そして曲後半に入りピアノを主体とした
メロウな旋律がやけに憎いなぁ、と今でも鮮明に覚えている。
父は必ずといっていいほどけっこうな音量で流すものだから車の中は
異様に盛り上がる(笑)

父は今思い返すと、そこまでアーティストの作品(オリジナルアルバム等)に
こだわっておらずにどちらかといえば自分が気に入った特定の曲をリピート
していたようだった。つまりベストアルバムというものが好きだった。

たしかに家でも車でも流していたのは各アーティストのベスト盤がほとんど
だった。主なところだと

山下達郎『トレジャーズ』
松任谷由実『ノイエ・ムジーク』
サザンオールスターズ『海のYeah!』『バラッド3』
小田和正『LOOKING BACK』『LOOKING BACK2』
浜田省吾『The History of Shogo Hamada "Since1975"』
竹内まりや『インプレッションズ』

などなど。

ただなぜか大好きなクラプトンに関しては99年にリリースされた
『Clapton Chronicles The Best of Eric Clapton』以前は公式なものは
持っていなかったようで、よくホームセンターや高速のSAなんかで
売られていることが多い非公式ベストCDをずっと聴いていた。

父が亡くなった後に父の作業場にあるCDケースの中にて発見。
懐かしすぎて涙出るよ↓↓↓

いつ買ったものかはまったくわからず、型番を入れても情報が出てこないCD
ジャケットもなんかそれっぽい画像や写真をそれっぽく合成しただけのテキトー
なもの(笑)とりあえず「ERIC CLAPTON」とあるのでわかるが、よくよく見ると
「エリック・クラプトン /他」となっている。

裏側を見てみると・・・・

(見づらいが)1曲目は堂々の「いとしのレイラ」となっており全米1位を記録した
「アイ・ショット・ザ・シェリフ」。「コカイン」「レイ・ダウン・サリー」が
続き、クリーム時の名曲「ホワイトルーム」などが収録されていてまあまあの
選曲。

しかし9曲目から「哀愁のヨーロッパ」となり、右側にSantanaとある。左の
デカイ字のエリック・クラプトンの下にも小さく〈サンタナ〉とある。
つまり全16曲中半分ずつをクラプトンとサンタナの曲とが分け合っているのだ。

それにしてもサンタナの扱いがひどくないか?(笑)たしかに日本での知名度は
クラプトン>>>サンタナなのだろうが、世界的に見たらサンタナ(カルロス・
サンタナ)も相当な有名なギタリストだ。

こういうテキトーな感じのCD嫌いじゃないけどね。
父は前述した99年のクラプトンのベスト盤を購入以降もしばらくはこのパチもの
ベストCDを聴いていた。なぜかというと99年盤ベストには「いとしのレイラ」
はアンプラグドバージョンしか収録されていないから。
(なので数年後に出た2枚組みのベスト盤を父にプレゼントした)

 

それにしても父が70代のクラプトンやポール(マッカートニー)、吉田拓郎よりも
先に亡くなるなんて少しも思ってなかった。本人も思ってなかったろうに。

いろいろなアーティストを教えてくれた父に本当に大感謝です。ありがとう。


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