なぜスライムピアスをつけると「さびしがりや」になるのか?

自分の好きな音楽のレビューをメインにぼちぼち更新しています

Journey 『Escape』 - アルバムレビュー vol.125

2017年05月15日 02時13分22秒 | さ~そ

1981年8月リリース

1.Don't Stop Believin'
2.Stone in Love
3.Who's Crying Now
4.Keep on Runnin'
5.Still They Ride
6.Escape
7.Lay It Down
8.Dead or Alive
9.Mother, Father
10.Open Arms


久々の洋楽作品のレビューとなる今回は1970年代のデビュー以来
今現在も活動を続けているアメリカのロックバンド・ジャーニーの大ヒット
作である『Escape/エスケイプ』です。

ジャーニーといえば1980年代の活躍がなにより有名で彼らの長い歴史
の中でもメンバーの入れ替わりが激しいが、中でも希代のボーカリスト
スティーブ・ペリーが在籍していた時期は絶頂期でレコードセールスも
ずば抜けていた。彼の存在がデビュー後、ブレイクしきれないバンドを
一気にスターダムに押し上げた。そんな傑作をレビューしました。
 



1.Don't Stop Believin'
美しいピアノのイントロから、ペリーのハスキーなボーカルが入る1曲目。
ニール・ショーンの控えめながら力強いギターリフも光るこの曲は彼らの
代表曲の一つ。全米9位を記録。とにかくハードとポップの絶妙なミックス
が素晴らしい。

2.Stone in Love
ミディアムテンポなロックナンバー。ロスの図太いベースフレーズが曲の
屋台骨を担う。ニールのギターソロも酔いしれるかのようだ。純粋にかっこいい
と思える1曲だ。

3.Who's Crying Now
AOR的な雰囲気がたまらないしっとりとしたバラードでアルバムに先がけて
シングルリリースされて全米4位まで上昇した大ヒット曲である。
ジョナサン・ケインの奏でるピアノも聴き所だが、なんといってもペリーの
抜けたボーカルと終盤のギターソロが泣き所。

4.Keep on Runnin'
スティーブのドラムとギターの切れ味鋭いカッティングがクールなロックナンバー。
それにしてもペリーの高音ボーカルは聴いていて気持ちが良すぎる。バンドの
一体感も、十二分に感じることができる。

5.Still They Ride
ペリーの情緒的なボーカルから入るピアノ主体のバラード。ペリーの独壇場。
とにかく素晴らしすぎる。

6.Escape
アルバムタイトル曲。でありながら10曲中では地味な印象な1曲。ボーカルより
も演奏がメインの印象を受けるためか初期プログレハード時代のジャーニーを
彷彿とさせる。

7.Lay It Down
アルバム中で一番転調が激しく、ペリーのボーカルも変化自在ぶりを発揮して
いる。ニールのギターもそうとう暴れているように思うが、メロディがきれいなお
かげで暑苦しく感じないのがすごい。

8.Dead or Alive
ピアノの連弾と小刻みなギターリフでかなりハイスピードナンバーだ。ペリーはと
いうとまったく演奏に負けないボーカルが凄い。(歌詞の数は少ないが)

9.Mother, Father
初期の様な少し仰々しいSF的なサウンドにペリーの熱唱が光るパワーバラード。
サビでの力強いペリーの歌声は見事というほかない。

10.Open Arms
ジャーニーといえば少なくとも日本では一番有名な曲がこれだろう。80年代を
リアルタイムで知らない僕なんかの世代はマライア・キャリーの素晴らしいカバー
バージョンを聴いて最初に知った人も多いだろう。僕の下の世代は2004年の
映画「海猿」の主題歌として使われて知った人が多いかな。とにかく80年代の
名曲中の名曲といっても良いかもしれない。ペリーのボーカルもまさにベスト
パフォーマンスだろうか。惜しくも全米2位が最高位(ジャーニーのシングル曲
最高位がこれ)


僕が生まれる一年前の1981年にリリースされたこの『Escape』はバンド史上初
かつ唯一の全米1位を勝ち取った記念碑的アルバムである。売り上げも1000万枚
を超えるモンスターヒットになり、一躍ジャーニーは時の人ならぬ時のバンドとなる。

やはり今回しっかりと聴きなおしてみたが、スティーブ・ペリーのボーカルの圧倒的
ポテンシャルと表現力の凄まじさを感じた。僕がただ単にスティーブ・ペリーが大好き
なこともあるが(相当褒めまくってる)「”歌う”というのはこういうことだ」みたいな
ものをひしひし感じた。

バンドもこの後に83年に『Frontiers』、86年に『Raised on Radio』をリリースし
いずれも大ヒットを記録した。そのツアー直後にペリーが脱退したが96年にも
『Trial by Fire』で復帰しこれも大ヒット。と全盛期を迎えた。

そしてペリーは完全に脱退してしまい、何人かボーカルが替わったがやはり彼が
歴代最強だろう。

そんなジャーニー。今年2月には来日公演も行っており健在ぶりを見せつけた。
いつまで彼らの<Journey=旅>は続いていくのだろうか。

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hide 『Ja,Zoo』 - アルバムレビュー vol.124

2017年05月02日 23時53分49秒 | は~ほ

1998年11月リリース

1.SPREAD BEAVER
2.ROCKET DIVE
3.LEATHER FACE
4.PINK SPIDER
5.DOUBT '97(MIXED LEMONed JELLY MIX)
6.FISH SCRATCH FEVER
7.ever free
8.BREEDING
9.HURRY GO ROUND
10.PINK CLOUD ASSEMBLY


19年前の5月2日にhideが亡くなった。
あれからかなり経ったけどhideがいないということは悲しいことであり
音楽界の多大な損失だと思う。そんな彼が残した最後のオリジナル
アルバム『Ja,Zoo』(読み:ヤ・ズー)を今回レビューしようと思います。


1.SPREAD BEAVER
SEから始まる1曲目。かなりヘヴィな演奏で幕を開ける。ロックギタリストhide
の本気をひしひしと感じさせワクワクしてしまう。

2.ROCKET DIVE
ご存知今やhideのソロ楽曲では一番の知名度であろう大ヒットシングル。
ヘヴィな音作りの反面、メロディはとても親しみやすくサビで一気に気持ちが
開放されるような爽快さに満ちている。僕も当時、「Xより売れるんじゃ?」とか
思ったくらい。

3.LEATHER FACE
hide特有のクセのある歌い方で攻めるヘヴィロックチューン。
もうかっこいいのなんのって。

4.PINK SPIDER
死去後に発売されたシングルでソロ、X JAPANを含めて最大のヒットシングル
になった曲(ミリオンヒット)相変わらずヘヴィなのだが要所要所のメロディが
耳なじみがよくhideが優れた作曲家という面も見せてくれる。間奏でしゃべってる
女性の声はhideの声を変えたものらしい。皮肉ながらシングルとしては初の
オリコン1位を記録した。

5.DOUBT '97(MIXED LEMONed JELLY MIX)
このアルバム中で一番の激しさを備えたハードロックナンバー。
サビでのシャウトは鳥肌モノだ。冒頭や曲間にhideのしゃべりが入っている。

6.FISH SCRATCH FEVER
X JAPANっぽさがどことなく感じ取れる1曲。80年代のHM/HRを意識して
作られた風なベタな雰囲気がどこか新鮮だ。

7.ever free
「ピンクスパイダー」の2週間後に発売されたシングル曲。この曲も1位を記録。
前2曲のシングルよりもポップで非常に突き抜けた明るさが特徴で僕も特に
好きな曲だったりする。

8.BREEDING
重厚なベースラインから始まるヘヴィチューン。

9.HURRY GO ROUND
アコギの軽快な音色からはじまる、ポップチューンなシングル曲。事実上のhide
の最後の楽曲である。歌詞を読むと輪廻転生をテーマにしている節があるのも
興味深いところ。hideの歌声が優しく聴こえるのも素晴らしい。
「また春に会いましょう」という歌詞は読むだけで泣けてしまう。大好きな曲である。

10.PINK CLOUD ASSEMBLY
「ピンクスパイダー」の続編らしき楽曲だが、最初の数分で終わり20分近く無音
やSEがたまに聴こえるくらい。これはCDの総再生時間を「5月2日を忘れないで
ほしい」という意図のもと58分28分にしようとしたためのようだ。収録曲10曲も
平成10年(1997年)からということらしい。語りが入っているがhideの弟さんだ。

 


 

hideのたった3枚のオリジナルアルバムのうちの最後の1作である。
このアルバム収録の4曲のシングルはシングル発売時の名義は
hide with Spread Beaverとなっているがこのアルバムではあくまでも
hide名義となっている。

彼の死によって皮肉にも注目されて売り上げを伸ばしたアルバムは
ミリオンヒットとなった。年間チャートにも98年、99年と両方に登場した。

アルバム全編通してハードロック、ヘヴィロック色が強く。聴く人を選ぶアルバム
ではあるもののhideに興味があるのならぜひとも聴いてほしい作品です。

来年2018年は彼が亡くなってついに20年になります。
しかしhideが残した曲たちは輝きを失うことなく聴く人の耳に心に残るでしょう。
こんなかっこいいアルバムを作ってくれたhideにありがとう、と言いたい。 

 

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Music review Questions

2017年04月23日 21時42分01秒 | 音楽ネタ

宇宙ネコ(@sibuyandam)さんの企画に乗りました。
ここのところブログ放置していたのでよい機会になりました(笑) 


 

 

Music review Questions

 

・なぜ音楽レビューをブログに書いたり、またはツイッターに呟くようになりましたか?

→ホームページは15年くらいまえから作ってたりしたけど更新がめんどくなり
ブログサービスを使えばラクかな、と思って始めたんだけどネタがなかったから
普段聴いてるCDの感想でも書くか~くらいの気持ちだった。 

 

・現在レビューの対象にしている音楽のジャンルは何ですか?

→基本J-POP(80年代~現在くらい)と洋楽(70年代~現在くらい)
洋楽はロックが中心かな。 HR/HM、プログレ、UKロック、さまざま

 

・レビューを書く上で気をつけていることは?

→あまり個人的なことは書かないように気をつけてるけど、だいたい書いてるな(笑)
まあ気まぐれでマイペースでやってるから特に「気をつける」ようなことは考えてないです。
 

・批判的に書くことはありますか? 書く場合はどんな感じにしていますか?

→レビューしている作品を愛してやまない人もいるだろうから、直接的な表現は
していないつもり。あくまで「僕個人的には○○です」と書くことが多いです。
読み手が不快になるのは嫌ですから。基本アルバム全曲レビューを今はしている
ので好きでない曲とかの場合はむしろあまり触れないとか(笑) 

 

・影響を受けた音楽レビューブログはありますか?
(Amazonなどのレビュアーさん、ツイッターのユーザーでも構いません)

→影響というか「歌姫バカ一代」はよく読ませていただきました(今でもですが)

 

・今までレビューを書いた中で一番気合いを入れて書いたアルバム、
楽曲を教えてください。

→やはり洋楽で一番好きなBON JOVIの『THESE DAYS』のレビューです。
思い入れのある好きな作品は気合入ります。 

 

・あなたにとって音楽レビューとは?

→気が向いた時に「久々にやるか~」となる趣味。息抜きのひとつでもあるかな。
とりあえず考えて書いている時は楽しい。
コメントとかいただけるとは思ってないのでもらえた時は嬉しいですね。


 

以上です。これからも超マイペース(超スローなね)でやっていこうと思います。

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TM NETWORK 『Major Turn-Round』 - アルバムレビュー vol.123

2017年03月21日 23時25分43秒 | TM NETWORK

2000年12月リリース

1.WORLDPROOF
2.IGNITION, SEQUENCE, START
3.MAJOR TURN-ROUND
4.PALE SHELTER
5.WE ARE STARTING OVER
6.MESSAGE
7.CUBE

 

来月に「Get Wild」ばかり30曲以上を収録したとんでもない
アルバムをリリースするTM NETWORK。彼らの2000年リリース
の9枚目オリジナルアルバムである『Major Turn-Round』
レビューします。

この作品、なぜかメジャーレーベルからでなくインディーズレーベル
からのリリースであまり一般にはあまり知られていません。
しかしこのアルバムは小室哲哉の趣味全開のトンデモ作品となって
いるのです(笑)

 


 

1.WORLDPROOF
30秒弱のインスト。といっても演奏されているわけではなく水の音が
するだけ。マイクを海に沈めて録音されたというもの。なんとなくだが
意味ありげだ。 

2.IGNITION, SEQUENCE, START
エンジン音のようなSEが流れて、アナログシンセとギターで演奏が
始まるが、もう雰囲気はおもいっきりプログレである。ハモンドオルガン
がムーグの音が新鮮だ。一般的なTM NETWORKのイメージとは
180度違うハードロックを聴かせてくれる。ウツさんのボーカルも
心なしか荒々しさを感じてめちゃくちゃカッコイイ!

3.MAJOR TURN-ROUND
 1-FIRST IMPRESSION
 2-SECOND IMPRESSION
 3-THIRD IMPRESSION
30分を軽く超える長~い1曲。この曲も全編プログレで攻めまくり。
小室さんの根底にあるプログレ好きな一面をこれでもか、と知らしめ
る大曲ぷり。とにかくアナログシンセの音色と生ドラム、ディストーション
が強く効いたギターが暴れたり、時には静かに奏でる。
聴ききるのはなかなか時間がかかるのが難点か。 

4.PALE SHELTER
アコギとエレキの両方のギターがうまく絡み合うメロディが素晴らしい。
作曲はキネバラで有名な木根さん。この曲はバラードではないのだろう
が小室さんとは雰囲気の違う曲がまた良い味を出している。コーラスも
美しい。

5.WE ARE STARTING OVER
シングル曲だが、このアルバムバージョンではさらに暖かみを増すアレ
ンジが施されているTHE・キネバラという感じの泣きの1曲。小室さんは
この曲を ”もっともTMらしい曲” と評している。ちなみにシングルA面に木根
曲が使われるのは初めてで唯一である。
「さあもう一度出会いなおそうはじめから」という最後の歌詞はグッとくる。 

6.MESSAGE
この曲もシングル曲だが、アルバムバージョンは少し毛色が違う。
僕は最初にこのアルバムバージョンから入ったせいでこちらが好きだが。
バラード寄りの曲で、雰囲気はキネバラだが小室さん作曲。
ちなみにシングルバージョンは曲タイトル表記が「MESSaGE」となる。

7.CUBE
ピアノ主体の静か~なバラード。このアルバム内の曲の中ではプログレ
色は薄いものの間奏などではオルガンが印象的に演奏されており、
アルバムから浮いてはいない。キネバラの真骨頂というべき名曲。

 


 

全7曲(実質1曲目は曲じゃないので全6曲)という少なさだが、3曲目が
異常に長いというのもあるが昔のプログレのアルバムというのはだいたいが
5曲~8曲の作品ばかりだ。当時まさかTMがプログレをやるとは思わなか
ったのでかなり驚いた。

小室さんの音楽の根底にはプログレ好きというのがあったようでこの
アルバムでは先生の好き放題やっています。完全に大衆性を廃して趣味に
走ったのは評価に値するね(笑)

ウツさんのボーカルもかなりキレがあり、セクシーさと荒々しさがよく現れて
いて聴いていて気持ちよかった。そして最大の功労者は作詞の小室みつ子
さん、全曲の作詞を担当し、プログレという難しいジャンルでも上手く詞を
当てはめていているのがお見事だと思う。

2000年という時代に60年~70年代に全盛を極めたプログレをTM風に
表現したのはなかなかなチャレンジだと思う。またTM NETWORKとして
こういう面白い作品も出してくれるといいな。

「Get Wild」「Love Train」などの曲しか聴いたことのないリスナーにも
敢えて聴いてみてほしい作品であります。 

 

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小松未歩 『謎』 - アルバムレビュー vol.122

2017年03月12日 15時42分29秒 | か~こ

 

1997年12月リリース

1.Dream'in Love
2.おとぎ話
3.謎
4.傷あとをたどれば
5.輝ける星
6.alive
7.錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう
8.青い空に出逢えた
9.この街で君と暮らしたい
10.君がいない夏
11.MY SOUL

 

100作品以上をレビューしてきたけれどまだこの人の作品を取り上げた
ことはなかったんですね。小松未歩。デビュー曲「名探偵コナン」の主題歌
「謎」がヒットして以降10年間良質の音楽を残してくれました。

そんな彼女の珠玉の1stアルバム『謎』をレビューいたします。

 


 

1.Dream'in Love
軽快なバンドサウンドで始まる1曲目。彼女の淡々としたように聴こえて
実は暖かみ全開な歌声は唯一無二のものだと思う。サビで一気に弾ける
ようにメロディが展開するのがとても良い。ポップスとはこういう曲の事だ。

2.おとぎ話
サビからいきなり始まる、前曲の勢いそのままにロックサウンドが少し
増した1曲。音と小松さんの歌声がうまくマッチングしていて気持ちよい。 

3.謎
これぞコナン定番曲!アニメ「名探偵コナン」の世界観を見事表現している
歌詞も相まって彼女の代表曲になった。デビューシングルながらいきなり
オリコン9位を記録するなどロングヒットした。おそらくアニメコナンを全国区
の人気に押し上げたのもこの曲のおかげではないか。
彼女の歌唱の淡々さがミステリアスさを呼んでいるのも素晴らしい。 

4.傷あとをたどれば
次曲のカップリング曲。彼女のメロディセンスが発揮された切ない1曲。
サビでのファルセットでの歌唱部は鳥肌が立つ。シングル表題曲より
か個人的には気に入っている。隠れた名曲だと思う。ちなみにこの曲
と次曲はイントロでアナログレコードのノイズのようなSEが使われている。

5.輝ける星
アニメ「忍ペンまん丸」のED曲(若い人は知らないだろうなぁ)としてリリース
された2ndシングル。派手さはないが彼女の紡ぎだすメロディと歌声で
ホッとさせてくれる良曲。ギターソロではトーキングモジュレータが使用されている。

6.alive
ピアノの音がメインになっていてアコースティックな1曲。4に雰囲気が似た
胸を締め付けられそうになるメロディがたまらない。

7.錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう
WANDSに提供した(第3期の初シングル曲)曲のセルフカバーバージョン。
WANDS版の激しいロックバラードとは違い静かなアレンジだが、こちらも本当に
素晴らしい。特に間奏のピアノ(シンセかな?)が名演。

8.青い空に出逢えた
辻尾有紗に提供した(彼女の唯一の作品)曲のセルフカバーバージョン。
こちらも静かでシンプルなアレンジが施されていてバラードとしてさらに昇華
させているイメージだ。一転ギターソロが激しくてメリハリも利いていて◎ 

9.この街で君と暮らしたい
FIELD OF VIEWに提供した曲のセルフカバーバージョン。原曲に近いアレンジ
でバンドサウンドを全面に出しているのが良い感じだ。しかし僕はFOV版の方が
好きだ。浅岡さんの声で聴いてからの小松さんの声だからか爽やかさはFOVの方が
上だろう。 

10.君がいない夏
DEENに提供した曲(ちなみに原曲はコナンEDタイアップ)のセルフカバーバ
ージョン。ほんとに楽器隊も最小限に抑えたシンプルなアレンジでAOR風な
仕上がりになっている。 間奏でのサックスソロが意表を突かれるがこのアレンジ
には似合っている。後半の長いギターソロも名演だ。

11.MY SOUL
4曲セルフカバーが続き最後の曲はオリジナル曲。しっとりとしたバラードで
、このアルバムを象徴している小松未歩のメロディセンスの秀逸さが堪能できる。
なんとなくアルバムの余韻に浸れるのがたまらない。

 


 

この『謎』を一言で表現するのならば【ザ・ポップス】という感じだろうか。
派手さは決してないのだが良質なメロディと彼女の優しい歌声、サポート
ミュージシャンの名演が上手く絡み合った名盤だろう。

小松未歩としては次作の2nd『未来』がセールス的にも内容も最高だとは
思うが僕はこの1stアルバムが一番思い入れもあり大好きだ。

アルバム後半にはセルフカバーが4曲連続で収録されているが、これらも
文句の付けようのないアレンジと演奏。小松未歩の自己紹介的な側面も
見え隠れする。 

オリコン最高5位を記録し、40万枚弱のヒットを記録した。

僕個人としては90年代邦楽アルバムの中でも10作品のうちに入る素晴らしい
アルバムだと信じて疑わない。

彼女自身が2006年以降まったく活動をしている
様子がないので事実上の引退状態ということを考えると、
記念すべき1作目の素晴らしさをここの残したいと思いレビューしました。 

 

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