なぜ空は青い?

思いつくままに記載します。

自分が何をしているか解らない首相をもつ国民の不幸

2014年06月25日 12時27分14秒 | Weblog
昨日安倍さんの答弁を聞いておりまして、昔のことを思い出しました。

それは昔首都高速道路は将来無料になると政府の約束が実は、その時期が来たにも関わらず、無料化されないばかりか、現実には値上げとなったという事です。国民に約束したことは守らない、そもそも守ろうという意志もなかったのではないだろうかと思えるような結果になっておりました。

つまり安倍さんも情緒的に国民に訴えて、法案が通過すれば、今まで述べてきたことなどあたかもなかったかのごとく、ふるまうのではないだろうかと思えます。内心愚かな国民だなとでも思っているかもしれません。

秘密保護法で官僚にブランクチェックを切って、どんなことでも書けるようにしたうえで、しかもそれが国民からは見えなくしてあるという不思議な法律が通過してしまう国には正義も公正もまるで存在しないように見えます。

戦前の国家の横暴がやさしい言葉を隠れ蓑にして、現在によみがえって来ると言えます。なぜならば、集団的自衛権が法律として認められますと、確実に数百、数千のレベルで日本国民が国外で命を落とすことは確実だからです。現代の憲兵は国民を直接脅かしたりはしません。米国籍の船に乗っている数名の日本人を助けるために数百人規模の国民を出兵させるという方法で国民を苦しめるのです。

日本人が日本のために闘うなと申し上げているわけではありません。理想もなく、公正や正義を求めるのでもない単なる烏合の集団としての日本であるならば、それは過去の戦争において敗れた日本と同じであり、振り返れば敗れてかえって良い日本になったと言える国家であって、現在も過去と同じような国家になろうとしていますので、そのような国家への忠誠はなかなか難しいものがございます。しかし正義や公正が追及される日本国となるならば、命を懸けて悔いのないという思いを持つことに正当性を感じることが出来ます。

喜んで命を差し出すことが出来ない主義も主張もあいまいな国家が、つまり誰のためか解らないが、国民が国外で戦って命を失うかもしれない法案を通そうとすることは、北朝鮮と変わらない面を持っているという事になるように思います。