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拝啓、小泉純一郎 様

2005-09-12 23:45:23 | View
第44回衆議院選挙の開票結果は以下の通りでした。
(Yahoo!ニュース - 特集 2005年衆院選より抜粋)

自民  296
公明    31

民主  113
共産    9
社民    7
国民    4
日本    1
大地    1
諸派    0
無所属  18
結果は皆さんご存知の通り、自民大勝。民主惨敗。
自民党が勝つだろうとは予想してたけど、まさかここまでとは。
というのが正直なところ。小泉さん、議席獲得し過ぎだってばよ!!

ただ、勘違いしないで頂きたいのは、
(都市部無党派層を中心とする)有権者は、
小泉さんの強いリーダーシップに懸けたのであって、
決して今の自民党を肯定した訳ではないということだ。

再提出されるであろう郵政民営化法案は、
衆参両院において、ほぼ間違いなく可決される。
我々が重視しなければならないのはその後の流れだ。

今まで先送りにしてきた諸問題を解決していく必要がある。
国民が高い関心を寄せる年金改革や税制改革、憲法改正etc.
構造改革を実行していく速度をより一層速めなければならない。
諸外国に対する外交姿勢についても見直す必要があるだろう。

とにかく、今回の選挙結果は小泉さんにとって
間違いなく追い風なのだから、全力で改革に取り組んで欲しい。
多少強引でも、多くの国民は許すだろう。痛みを伴う覚悟はある。
ただし、絶対に裏切らないで欲しい。これ以上のサプライズは御免だ。


辞任を表明した、民主党の岡田克也代表へ。
散々な選挙結果でしたね。有権者としてもがっかりです。
二大政党制の時代に持ち込むなら、自民党が分裂選挙に突入した
今回の選挙が、間違いなく好機だったはず。それを逃したのは痛いです。

しかしながら、岡田さん。これだけは伝えておきたい。
遠くない未来、自民党政権は終焉を向かえ、二大政党制は現実のものとなるでしょう。
新政権を担うのは、民主党もしくは民主党を母体とした政党である可能性が高いです。

今回民主党が惨敗した原因の一つは、岡田さんにカリスマ性が少し足りなかったからです。
私はあなたが嫌いではありません。誠実なところに惹かれます。ビジュアルだって悪くない。
あなたは志半ばで諦めるような人じゃないでしょう。いつかまた政権交代を狙って下さい。
この国があなたを必要とする時が来ます。再び国民のために立ち上がって下さいね。


今回の選挙で大変残念だったことがあります。
それは投票率に関して。67.51%という結果に僕は不満です。
8割どころか、7割にも及ばず。有権者は何をやっているのか。

今回の選挙に参加しなかった方へ。
きっと色々な事情があったのでしょう。でも僕は一切認めませんよ。
白票(2004-07-07)でもいいから、投じて来なさい。後で後悔しないために。
選挙に参加しなかった人間に、不平不満を述べる資格など一切ないのです。
※現状に100%満足している方はその限りではありませんが、そんな人は皆無でしょう。

ところで、無党派層に関わる投票率に関して面白いデータがあります。
5年前に行われた「インターネット投票に関するアンケート」というのがそれです。
数年後には導入されるであろうオンライン投票に対して、議論を深めて参りましょう。


みなさんは昨夜の選挙特番、ご覧になられましたでしょうか。
どのチャンネルもそれぞれ特徴があって、面白かったですよね。

ホリエモンは相変わらず強気な発言繰り返してるし、
厳しい議席予測を突きつけられた岡田さんは泣きそうだし、
刺客と揶揄された女性マドンナ候補は引っ張りだこになってるしetc.

一方、中継で不本意な扱いを受けてる候補者がいたり。
おいおい、まだ話してるのにそこで切り替えちゃうの!?みたいな。
ホント、司会者もえげつないよね。視聴者としては楽しめたんだけど。
とにかく生き生きとしていた久米宏さんがとても印象的でありました(笑)。

ちなみに、開票速報において、私の目に留まったのは山形3区でありました。意外っ!?
候補者氏名を見てごらん。加藤VS伊藤VS佐藤だってさ。ちょっと紛らわしいよね。


ここまで読んで頂き、誠にありがとうございました。
小泉政権が瀕死の日本国を再浮上させてくれることを願って、
今回の選挙記事を終わりにしたいと思います。胸に希望を。
では、次回の衆院選(or参院選)でまたお会いしましょう!!

【関連リンク】
圧勝した「小泉流ポピュリズム」
総選挙のディープ・インパクト
自民圧勝、どうなる子どもの未来
以上、全てAll Aboutより、衆議院選挙後の特集記事。
over 80!!
「すべての公職選挙の投票率を80%以上にしよう!!」が合言葉。

【選挙関連ブログ記事一覧】
二〇〇五年衆院選挙結果(極東ブログ)
ここまでは予想できなかった(花岡信昭ウェブサイト)
2005年総選挙の感想(定性面)(Irregular Expression)
第44回衆議院議員総選挙☆自民の歴史的大勝利☆(オピニオン)
民主党、大敗の理由(悲観主義的で批判的主義的な理想主義者)

関連記事 :2004参院選 総評

※この記事には続編があります。次ページ、「よい政治家の条件」へジャンプ♪


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2 コメント

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女性天皇容認を排す皇統断絶を回避する政策 (小澤)
2005-10-06 12:01:29
ヨーロッパで女帝だから日本も倣う意見があるがヨーロッパは一国になり戦争はなく、東アジアは冷戦がまだある。日本を団結させるのは男性天皇です。5代遡っても男子を養子にして男性天皇に迎えないと日本は

滅びます。取りあえず旧華族の正統の男子で結婚していて2人以上の気高き精神の男子がいる2華族をお迎えすれば良いと思います。まだ時間があります。もし、

名宰相といわれる小泉首相が女性天皇を強行するなら

ば日本伝統を破滅した唯一の失政と後世は伝えるだろう。
政治人気 (窪田 明)
2005-11-03 03:35:47








政治人気―実証データと分析

2005・11・03



窪田 明



2005年10月31日に、第三次小泉内閣の人事が発表された際に、筆者は、此の選択は世論の意向をかなり強く反映したものだと述べさせてもらった(blog-headline 改革続行内閣)。 詰まり、安倍晋三氏とか猪口邦子氏が起用されたと言う事は、此の内閣の人気に大きく影響していると言う憶測である。 その後に、11月2日に「毎日新聞」が、その調査の結果を発表し、「今回の内閣改造・自民党役員人事に付いて、53%が評価」し、「安倍晋三氏の官房長官起用については76%が評価する」と言う実証的な回答を報告して居る。



「人気のある内閣を作り」、「大衆に受け入れられる様な党体制を築き上げる」と言う仕事は、大新聞の社説で取り掲げる程の大きな問題ではないかもしれないが、政治学的には、多少重要な課題だと思う。 「人気がある」と言う事だけでは、「民主主義の要件を全部満たす事にはならない」が、其の方向への一歩の大前進だと思う。 と言う事は、「指導者が社会で受け入れられている」と言う事は、「政治の仕事を安易化し」、「社会全体の流れを効率化し、順調化する」傾向があるからである。 社会をより幸福にするのである。



簡単で、基本的な、幼稚な問題であるかもしれないが、日本の近代の政治では、必ずしも、容易に達成出来ない課題であった。 と言う事は、しばしば、「世論の支持」と言うよりは「派閥の領袖からの圧力」の方が、日本の内閣とか与党三役の人事に大きな影響を与えて来た歴史的な事実だ。 11月2日の「朝日新聞」の調査報告によると、「70%が自民党は大きくかわった」と言う。 一部の駐日外国人記者によると、「今度の日本の総選挙は殆ど意義がない」と決め付けているが(「朝日新聞」、9月12日号)、それは行き過ぎではないか。 日本は、民主化で、現在、欧米に比べて遅れているかもしれない。 しかし、小泉純一郎氏の下に、着々と進歩を遂げて居るのではないか。 その進歩を日本と世界のマスコミは、もっとちょっと、はっきり、認める必要はないか。



以上