白窯だより

陶芸家の日常、思い事

古唐津

2016-10-14 00:29:10 | 日記

きのう、田中丸コレクション展にいく。

いつもながらの古唐津。いつもの古唐津。   悪いわけがない。いいに決まっている。

きのうは 広い美術館に数が少なかったせいか、置き方か、なんだかかわいそうに見えた。

所在なく、ガラスケースの中にいた。

そう、芸術とも違う、人格のようなものがある。人格のようなものを持った「もの」。

人とモノが尊重しあう、幸せな時代のものたち。 人格は人格でも、いいかんじの、、、、。

のんびりしていて、おとなしくて、小賢しくなくて、品格があって、間違えると、「あっ、まちがえ

た。」って微笑んでいるような、、、、そんなものたち。

人とものが高めあう、大事にしあう一つの理想的な関係。

大量生産のものとは だいぶ違うもの。

でも、、、この関係、今の時代には少し重い。 

 

いつからだろう、やきものは「雑貨」とよばれる。雑につくってなくても雑貨。まあ、

心を込めて作っても「雑煮」っていうか。

「恋する雑貨」という番組もあったか。今の時代には今の時代の、物との付き合い方がある。

安くて、そこそこいいものに溢れている。

いつだって、捨てられる、豊かな?時代。

この時代に、このものたちは居場所がない。 やわらかすぎる。

やきものは、ゆめをみる。400年前の美しい時代の夢に酔う。

やきもの家は、大昔の夢に酔う。その夢から覚めるのが恐ろしくて、寝たふりをする。

 

 

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