白窯だより

陶芸家の日常、思い事

おじさん

2013-06-30 13:42:29 | 日記

きのうのねこ。なんか、おっさん顔である。

なんで、なんでおっさん???!どこをどうすれば、おっさん顔じゃなくなるのか。

 

作る手順をかえる。これなら、粘土が無理しないから切れる危険が少ない。

へっへっへっ、、、。


やまもも

2013-06-30 00:00:15 | 日記

やまももが たくさんみをつける。べつに、おいしいものでもないが、通るときはビタミン補給に

たべている。丁度夏みかんのような味。それくらいの酸っぱさ。

きょうは、食べるものがなんにもない。晩御飯どうしようと、思っていたら  下の畑からトマトと

きゅうりが届く。ベーコンもにんにくもないから、トマトとオイルサーディンでスパゲティーにする。

まあまあ???にんにくがないのがおしい。


青木木米  山田常山

2013-06-28 00:18:49 | 日記

きょうは、出光美術館に急須を見に行く。木米と常山。木米は陶工でもある、茶人でもある。

常山は急須だけをつくってたひと。

 

煎茶の小さな小さな世界。ちいさいけれど、神経の行き届いた行き届いた仕事。

見てるうちに指先の神経がびりびりきた。

端正な形、小さなものをいつくしむ指。ろくろの回転と指と粘土の触れ合う一点。

注がれるお湯のしずく。一滴のお茶をすすりこむ時間。

ちいさいけれど、ていねいにていねいに。ていねいに時間を味わう。

ていねいに生きる。

 

いろんなことをおもわせてくれる展示会でした。急須つくろう。その前に、ていねいにお茶を

煎れて飲もう。

 

 


THE ROSE

2013-06-26 00:18:42 | 日記

きょうは 手島葵の THE ROSE を聴きながらおしごと。

このひと ゆっくり歌うから歌詞がよく聞こえて意味を知りたくなる。辞書をひいて英文解釈。

聞き取り能力は中学生以下だな。

 

あるひとがいう。 愛 それは川だと

やさしい葦でさえ押し流してしまう。と

あるひとはいう。 愛 それは刃物だと

魂は血をながすことになる。と

あるひとがいう。 愛 それは飢餓だと

おわりのない痛みをともなうことになる。と

わたしはいう。 愛 それは花だと

あなたは そのひとつのただの種子

傷つくことを恐れる心は、踊ることを学ばない。

覚めることを恐れる夢は、チャンスを掴むことはない。

奪はれることを恐れる人は、与えることはできない。

死を恐れる心は、生きることを学ばない。

ひとりの あまりに長い夜

ひとりの あまりに遠い道

そのとき あなたはおもうだろう。

愛は ラッキーで強い人だけのためのものだと

だけど、おもいだしてみて

冬の凍える雪の下 深く

太陽のような愛をもった種子がねむっているということを。

そして、春には それが バラという花になるということを。

 

いいうた。こんなうただったとは。

 


季節のたより

2013-06-24 11:43:24 | 日記

毎年、この梅雨の時期に山形から さくらんぼが届く。

すばらしい宝石のようなさくらんぼが今年も届いた。

『元気にしていますか?』

『元気にしていますよ。』

さくらんぼにこめられた言葉。いまは友人のおかあさんと。

大事に大事にいただく。どうか山形のおかあさん、お大事に お大事に。

 


また個展します

2013-06-21 17:34:40 | 日記

北九州 小倉で 10月29日から11月3日まで voice art   ギャラリー蒼にて  します。。。。

今度は小倉だし また猫するか。壷するか。お茶碗するか。

「またするって。どーする」「えええーっ」

「売れん売れん。」

「あんたでる?』『パス」

 

どんな個展にしようか。たのしみは続く。


しのぎを削る

2013-06-18 02:34:20 | 日記

きょうは昨日ひいたお皿に しのぎをいれる。

不均一な下手なしのぎが、あったかい雰囲気をかもすはず。織部の釉がしのいだところにたま

って、濃淡がいい感じになるはず。なるといいな。

このお皿は、いつも鰹のたたきや、冷奴がのつている。


きみはどこのだれ?

2013-06-17 17:09:35 | 日記

昼ねをしていたら、窓の外、茂みの中の灯篭のうえになにかおる。

しばらくみていたが、くるんくるん動く。

なんだ、と近ずくと、むこうも なぬ!!とおきた。

見かけない顔、おまえどこのだれやねん。

こんど、白黒の猫作ろう。


こころの窓

2013-06-15 14:12:31 | 日記

以前、出光美術館でルオーのpassion[受難」をみた。

銅版画じゃなくて油絵のもの。キリストの物語を何十枚もの連作にしたもの。

そのどれも、画面のほとんどをブルーグレーのペンキのような絵の具で塗りつぶし、一箇所か

まぼこ板くらいの窓をあけ、そこでキリストの受難劇が展開していた。

見るものはいつしか、その窓をのぞくように見、その窓をとうしてキリストの物語を傍観する。

その窓はこちら側とあちら側を隔てる壁にあいた小さな穴。その扉は開け放たれることはなく、

にんげんはいつも安全なこちら側からキリストの受難劇をその四角い窓をとうして見ている。

こちら側の温められた空気と窓の外の冷たい空気はまじりあうことはない。

このブルーグレーの壁が心の一番外側の壁のように思えた。

 

窓の外が暖かい空気のときもある。窓の外が懐かしい風景がひろがるときもある。

 

 

 


陶額

2013-06-15 10:57:28 | 日記

 作品展のときに知り合った絵描きの先生に陶額の宿題をもらった。

いろいろやってみているが、少し形がみえてきた。

窓のイメージ。心の窓からみえる風景。

すこしおおげさになる。もっとぱっぱっと。

まったく新しい分野の宿題はむずかしい。むずかしいけどおもしろい。