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旧 温泉旅館
現 伊東温泉観光・文化施設 東海館
〶 414-0022 静岡県伊東市松原町 12-10
☎ 0557-36-2004
2017.12.12 撮影
東海館 全景
東海館 玄関 昭和初期の温泉情緒漂う、がっちりとした、風格がある唐破風の玄関には旭と鶴の彫刻が
飾られています。
欄間の透かし彫り
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東海館の歴史
東海館は、昭和3年に、稲葉 安太郎によって創業されました。昭和13年の伊東線開通により、湯治客から団
体客への客層の変化に合わせて館内を増築していきました。当時、評判の棟梁が各階を分担し、望楼は昭和
24年に建築されました。
その頃、周辺は低層建物のため、望楼からの眺望は素晴らしく、天城山がよく見えたと言われています。また、
狩野川台風で大きな被害を受けましたが、その後、時代に合った技術を取り入れながら修理改築を行いました。
そして平成9年、東海館の長い歴史に幕を閉じ、平成13年伊東の新たな観光名所として生まれ変わりました。
、 東海館は昭和3年に庶民の温泉宿として開業し沢山の方々に親しまれ大いに賑わいました。当時の職人たちが
腕をふるった自慢の建物は檜や杉などの高級な木材や変木とよばれる形の変わった木々をふんだんに用いた
美しい和風建物です。
廊下や階段、客間の入り口など、館内随所に職人たちの手工凝らした建築美が生きています、今や貴重となった
伝統的な日本の建築様式をこのブログで見て取れるでしょうか?
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大広間 かつて120畳敷きだった大広間で、部屋にはたくさんの高足膳が置かれ、東側に舞台があり、毎晩、
温泉浴客の宴席が設けられ、歌や踊りで賑わったことを思い浮かばせてくれます。
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蘭の間
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燕の間
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燕の間の外壁 この画像の鶴の右に、撮影している”おいら”が写っているよ! どうでも良い事だが ・・・・・
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鶴の間
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牡丹の間 書院の欄間や障子には、幾何学模様や網干し状のデザインが施されています。和風建築の技術
が最高レベルに達した時期の職人の腕を振るった結晶の一端を見る事のできる部屋です。
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葵の間 入口に屋根を葺いた一戸建風になっていて板敷の廊下側には、さまざま形をした飾り窓があって当時の
職人の技と凝りようを見る事が出来ます。(蘭の間も同じです)
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孔雀の間
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二階廊下にある階段ですが、職人の技が、こんな所にも表されています。
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風呂場 床から壁まで総タイル張りの大浴場で、黒錆色の唐獅子の湯口は、森田東光作によるものです。
(のれん、には入浴中と有りましたが、お湯は張ってありませんでした、土・日曜日に入浴できるようです。)
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望楼 (開業当所は、遠くに天城山も見れたそうですが、周りの建物が高くなり、今では見れません)
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