9/11は、「3/11・東日本大震災」発生から6ヶ月に。その日を前にした9/9は、新婦人「9の日行動」。被災地のみなさんへの思いは薄れるどころか、依然として復旧・復興を希求する願いが、溢れています。
奈良県下では、9/3以降の台風12号大雨による土砂災害が、甚大な被害に。被災地救援募金活動も進められ、今日の「9の日行動」でも訴えました。
新婦人王寺支部Kさんが、いつもの澄んだ声でハンドマイクから、「日本の原発建設は、アメリカ軍核攻撃配備の原子力潜水艦軽水炉を利用したもの、もともと色んな天災・事故については想定外の設備」「なし崩しの核持込みや軍備の民間利用は憲法9条に反します」、「そして政府は、被災地の早期復興を憲法の理念・条項にそって、基本的人権を回復する〝人間の復興〟を念頭に置き、最低限の快適な生活に一日も早くもどしてほしい」と訴えます。
小学生が近寄ってきました。何事かと思うと、「僕は核兵器使用は反対なんです」と言います。こちらの話にも、じっと耳を傾けています。署名をしてくれ、手作りの〝しおり〟を渡すと、がんばって下さいと駆け出しました。あっという間の一瞬の出来事でした。
また震災直後から、新日本婦人の会が各地で集めた募金は8400万円を超え、ただちに被災地の県や市町村に届け、支援物資を送ったり、ボランテイアに参加して救援活動していることを訴えます。
岩手県・宮城県・福島県の被災地県の沿岸部はもともと過疎地域が多く、復旧・復興に関しての法的手段や損害賠償などの法律相談をする弁護士の少ない所。
日本弁護士連合会の宇都宮会長は、この間、二重ローン問題・各種和解の仲介・相続放棄の熟慮期間の延長・災害弔慰金の支給対象の拡大などで、被災者の具体的な相談に乗ってきたことを訴えています。
東日本大震災・原発事故 災害復興支援
また、NHKテレビ9/6放映の〝明日へ!再起への記録「豊饒(じょう)の海よ蘇れ~宮古・重茂漁協の挑戦~」〟を見られた方も多いと思います。災害復旧・復興に、自ら取り組む姿は、頭が下がる思いと同時に、非常に示唆に富んだ復興事業の紹介でした。
豊饒(じょう)の海よ蘇れ~宮古・重茂(おもえ)漁協の挑戦~
大震災前の岩手県重茂(おもえ)漁協紹介(YouTube)
重茂(おもえ)漁協は青森県六ヶ所村ウラン再処理工場建設にも反対していた
岩手県宮古・重茂(おもえ)漁協
本日の「9の日行動」には、新婦人三郷支部2名・斑鳩支部1名・河合支部1名・王寺支部3名が参加。行動終了後のお楽しみ、三郷支部Tさんの手作りお菓子は、「しょう油まんじゅう」。初めて味わいます。う~ん、おいし♪