南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

香港ワンチャイのFlying Panで午後の英国式ブレックファーストを食べながら、『見通す力』を読む

2010-05-10 00:54:49 | HONG KONG

香港のワンチャイのFlying Panのお店に行ってきました。ここのSOHOの
お店については、以前、以下の記事でご紹介いたしました。
24時間朝食が食べられる香港SOHOのFlying Panでブレックファーストを
今日はワンチャイのお店です。ここは24時間朝食が食べられるのですが
(逆に朝食以外のメニューがない)、今日は上の写真のBritish Fly Up
というセットを注文しました。

卵の焼き方とパンの種類と飲み物は選べるのですが、ベイクド・トマト、
ベーコン、ビーンズ、マッシュルーム、そして手前の黒っぽい物体の
ブラック・プディングはセットになっています。他のアイテムは朝食と
してはよく見かけるものなのですが、ブラック・プディングというのは
今日初めて食べました。

プディングというとデザートっぽいものを想像してしまうと思うの
ですが、これは全然違います。血のソーセージです。というと何か
恐ろしい響きがありますが、豚肉やラード、レバー、穀物などの
素材に豚の血を混ぜてソーセージにしたものが輪切りにして焼いて
あります。英国では定番のアイテムのようなのですが、苦みがあって
結構美味しいです。まあ好き嫌いはあるでしょうが。

こちらのワンチャイのお店は広々として、結構居心地がよいです。
場所は、ワンチャイのロックハート・ロードとルアード・ロードの
交差点の角の3F。

このビルの3階です。

ロックハート・ロード側の入り口からエレベーターで3階に行きます。

広々とした店内は、ジュークボックスがあったりして結構明るい感じ。
SOHOのお店に比べて開放感があります。壁に、こんな子供たちの絵
が飾ってありました。微笑ましいです。

また、2006年にHKマガジンからベストブランチの表彰を受けた
プレートが飾ってありました。

この入り口にも、ベストプランチを受賞したことのお知らせが。

たしかにここはよいですね。休日の午後のブランチが混み合って
いなくて最高です。「午後のブランチ」とか「午後の朝食」という
のは日本ではありえない表現ですけどね。

このお店のことは香港ナビのサイトで詳しく説明されているので
そちらをご覧ください。こちらです。
納得のいくアメリカンブレックファストが24時間/365日(いつでも)食べられる!!!

さてこのお店で、ちょっと読んだのは、NHKの池上彰さんの
『見通す力』(NHK出版生活人新書)という本。


扉には、次のように書いてあります。
「これから」をより正確に見通すためには、情報を集めるだけでは
ダメ。ジャーナリストとしての経験をもとに、新聞、雑誌、テレビ、
書籍、インターネットなどのメディアから価値ある情報をつかみ、
今後を予測していく手法を初公開する。不安に満ちた時代でも、
「これから」を読むことができれば仕事や人生もよい方向に変え
られる!


情報を収集するということと、仮設を立てるということで、先が
見えるようになってくるということなのですが、これを読みながら、
頭に浮かんできたのが、今「龍馬伝」で話題の坂本龍馬のことでした。

「どうやったら日本の国を守れるか」ということを課題にして、
いろんな人に会う事によって情報を収集、攘夷派などの過激な意見に
惑わされることなく冷静に取捨選択し、その中から日本の進むべき道を
見通してゆく。まさに彼はこの本に書かれている方法を実践したので
はなかったか、と思ったのでした。まさにこれは、先の読みにくい
現代に生きている我々にとって(幕末だって先は相当読みにくかった
とは思いますが)、必要な技術となるのではないかと思いました。

某国首相には、もう手遅れではありましょうが、読んでおいて
いただきたかった一冊であります。「見通す力」があれば、徳之島
の人々、沖縄の人々、その他大勢の人々を敵に回すような愚挙は
しなくてもすんだのにと思うのです。

昨日、ハーマン・メルビルの小説を映画化した『白鯨』のDVDを見た
のですが、その中で、グレゴリー・ペックが演じるエイハブ船長に
対して、一等航海士のスターバックが「船長が船主の目的以外に私用
で船を使用した場合、これを横領とみなし、乗組員は合法的に船長の
指揮権を剥奪できる」という所が出て来るのですが、乗組員を変な
方向に導いているという点で某国首相もエイハブ船長と同類のよう
な気がしてしまいました。タイプは全然違いますが。

しかしこんな異国かぶれしたように英国のブレックファーストを食べて
いる私は、攘夷派の志士の皆さんからみたら、それでも日本人かと
叱られてしまいそうではありますが...失礼しました。

よろしければ、こちらもついでによろしくお願いします。

にほんブログ村 海外生活ブログ 香港情報へ
にほんブログ村


2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちわ (ボブ)
2010-05-10 15:18:13
師匠、
いつも興味深い視点の内容で楽しく読ませていただいております。香港へ行きたくてたまりません。

なかなか直前じゃないとスケジュールが決まらずマイレージはとれないのですが、なんとか買ってでも前もって連休にいけるようにしたいものです。今回の連休直前にマイレージで第二の故郷へのチケットとれましたがさすがに怖いのでやめました。僕は間違いなく間違えられます。

毎日アクセスしておりますので、お忙しいとは思いますが、がんばってください。今度アップルストアお越しの折は時間見つけてご連絡ください。

返信する
ボブさん、お久しぶりです (南の国の会社社長)
2010-05-10 16:43:38
毎度、応援ありがとうございます。
是非、香港にお越し下さい。香港にもタイ料理のお店はいっぱいありますし、休みの日に公園にいけばフィリピン人の女性がやまほどいます。私はまだ泊まったことのないチョンキンマンションの安宿のVIPルームをご用意いたします。というのは冗談ですが、来れるようでしたらご連絡を。夜更けの朝食をごちそうします。(笑)
返信する