南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

見ることのできなかった母校の成章高校の勝利

2008-03-24 02:21:03 | 故郷
土曜日に開幕した甲子園の第一試合で、我が母校の愛知県立
成章高校が逆転勝利で、二回戦に進みました。高校野球の常連
校というわけではなく、ごく普通の県立高校である高校が
甲子園に出られるということだけでも、快挙なのですが、
甲子園で一勝を挙げたというのも快挙でした。

そんな事態だったのに、香港に住んでいる私は、実況放送を
見る事ができず、かろうじて試合経過を知る事ができたのは
インターネットのサイトのおかげでした。こちらで受信して
いるNHKワールドは高校野球などは放映されておらず、
とてももどかしかったのですが、インターネットで見てみる
と8回に突然点が入っていてびっくり。そのまま勝ってしま
いました。

しかし、インターネットで見る野球中継ほどもどかしいもの
はありません。ボールの一球一球が、ストライクなのか、
ボールなのかは表示されるし、犠打とか、ヒットとか、盗塁
とかもみな表示されるのですが、架空のゲームを見ている
ような感覚。甲子園野球で最も大切な部分がすべてそぎ落と
されてしまっていたのでした。

数千人の大応援団の様子もわからなければ、選手達の表情も
一切わからないのです。そういうのがわからないと、高校
野球で最も大事な部分が失われてしまうというのがよく
わかります。そして、最後の校歌が聞こえない。これは
とても悲しいことです。放送権の問題はあるのですが、
高校野球とかは、少なくともインターネットラジオ中継
で、世界中に放映してほしいものだと思いました。

今回は、たまたま開会式直後の試合だったので、NHK
のニュースでかすかにアルプススタンドの様子が映った
のですが、ほんの一瞬だったので、それが母校の成章
高校の応援だというのはわかりませんでした。後で、
成章高校は黄色の菜の花畑のイメージの応援だったと
知り、やはりそうだったかと納得したのです。

黄色は私の好きな色でもあり、菜の花は愛知県田原市
の市の花です。この前の二月にたまたま法事で田原に帰っ
たとき、乗った渥美線の電車は『なのはな電車』でした。
これは3月いっぱいまで走っているそうです。上の写真
は渥美線の電車の車内の様子です。

私が成章高校を卒業したのは1974年。在学中に、甲子園
に出場しました。私は臨時応援団の一員でした。当時の
野球部の監督だった山本先生の写真が新聞報道の写真に
写っていてとても懐かしい気持になりました。

成章高校がこんなにマスコミで話題になるのは史上初めて
のこと。ブログで検索していてもずいぶん『成章高校』の
名前でヒットします。この高校を卒業したことを誇りに
思います。

次の平安高校との試合はどうなるかわかりませんが、是非
がんばって欲しいと思います。その試合のときは私は
シンガポールに出張に行っていますが、はるか南の国から
母校を応援しています。