マイ・シークレット・ガーデン vol.2

アニメ好きハハがネタバレ感想等をつぶやいてます。秘密のお庭へ遊びにいらっしゃ~い♪

ぅー

2015年10月11日 | モノローグ
Gremzキーワード:カーボンオフセット!


お腹が痛くなっちゃったのでまた明日・・


竹林はるか遠くへ場所借りリンクします。

吉田 ハルヨさん|証言|NHK 戦争証言アーカイブス

[4]博多港で実感した敗戦

ソ連の侵攻を受けた朝鮮半島北部から引き揚げて来る人々の姿にショックを受けた

それはね、北から逃げてきた人を覚えているのは博多の港で。
引き揚げ者を迎えに行く仕事に就いてから。博多の港と、葫蘆(ころ)島ってあるでしょう遼東半島に。
葫蘆島で行きがけは空っぽで迎えに行って、そこで葫蘆島まで歩いてきた人たちを船に乗せるのね。
その時点で初めて葫蘆島からの人を。

手ぶら。荷物がない。
逃げてくる間にみんなお金に換えて食べ物を食べたり。
手ぶら。北朝鮮からは。
南は略奪にあってない人は、南でも略奪があったかもしれないけどね、知らないけど、
あってない人はいっぱい持っていたね。
でも、持てるだけだから知れてるよ。1軒の家の中から持てるだけ。

Q:みんな様子はどうでした。元気な様子でしたか。

みんながみんなではなく、足引きずってるのもいれば、やっぱり活発に歩けるような人は少ないな。
たとだどと。重たいじゃない、持ってれば。人間て欲張りだから、持てるだけ持つね。
これは捨てて帰らないけないと思っても、今でもこれ、火事になったら何か持って出るでしょう。
持って出てみて、ろくでもないこんなもの要らなかったというものもあったかもしれないしね、わかんないよね。

それはね、見ただけではわからないけれど、この二日市療養所、
あそこに入った人はおなか大きい女の人ばっかりだけれど、
それ以外も、男の人なんかでも、そうだなあ、保養所に入る前に、
ふ頭に、船が着いた場所に収容所があったんですよね。
そこで1泊か、人によっては2泊か、病気とかによってはしないと、ふるさとに帰る列車に乗せてもらえない。
病気が治らないと。
そして、博多の港までトラックで、この博多のふ頭というのが駅から近いわけね、港は。
だから歩いて駅まで行って列車に乗って、それぞれの行き場所に。
その列車がすし詰めで、立ったままでね。手に持てるだけのが全財産でね。
リュックにしても、今みたいにナップザックみたいなものはない。
だから自分で縫ったリュック。ないのよ。小学校の子どものこんなちっちゃ
いリュックしか売ってなかったし、それも高いのよね。今みたいに安くないのよね。
そんなものにお金使うのは許されないのよ、逃げて帰るものにとっては。たとえ安くても。

引き揚げ者を迎えたときね。
日本は自分の国じゃないのに、遼東半島にしても朝鮮半島にしても、
よその国だったのに、明治時代にぶんどったから、
戦争に勝ってよこせといってよこしてもらったから日本の領土にしたのであって、
もともとはこれは日本の国じゃなかったの。初めて気がついた。
それ知らないから。「ああ、そうか。しょうがないな」と思ったの。それは出て行かないとね。
相手の立場に立ったら、それは「出て行け」になるよね。それはわからなかったよね、住んでいる間はね。
学校時代と日赤におる間はそんなこと考えたことないよね。

Q:引き揚げ者を見て初めて感じたんですか。

「ああ、あそこは日本ではなかったんだ」と。それはわかんないじゃない。
日本地図を見たら赤になってるからさ。遼東半島と半島とは。赤になってるからそう思うじゃん。
その中で育ってきてるから、その地図を見て。それが消える。
「ああ、そうか。それはそうよね。よその国取ったんだよな」と思って、後で思うよね。
歴史のそのところを考えると、きちっと先生は、これはぶんどったんだよと教えてくれないもんね。
そんな言い方しないから、「ああ、そうか、ぶんどったんだ。」



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