FEEL ambivalence

毎日、いろんなことを思います。
両極端な感じで。

両面価値。
同一対象に対する愛憎共存。

無力は罪?自己憐憫?

2006-09-16 23:12:47 | バイト先。
仕事の話。

派遣先の大きな売り出し。
派遣元からも応援の正社員が来てくれていた。
しかしながら、それに見合うほど仕事は忙しくなく。

暇なときほど、自分が任されていない業務を補助。
ノートPCのメモリ増設、他社ADSL事業者への紹介などなど。
やっと本来の仕事ができそうなとき。
応援の正社員が全てを取り仕切る。
任されている以上、その仕事はぼくがしたかった。

確かに駆け出しのぼくよりも派遣元の正社員のほうが知識は上だろう。
だが、あなたがその仕事を行うならばぼくが派遣されている意味は無いのではないだろうか。

そもそも、何しにきたんだろうか。
現場に出て実際の仕事がしたいなら毎日それをしてろ。
気まぐれとか抜かしたらほんとに怒るぞ。
後進を指導したいなら仕事をさせろ。

こんなことは今日に限ったことじゃない。
ぼくの母と同じくらいの歳のおばちゃんなのだが、とにかく馬が合わない。
こうも合わないと自分で感動する。
顔が見たくないとか、仕事に行きたくない、なんて思ったりしないが若干憂鬱だ。
くどい説明と回りくどい言い方。
ああ、合わない人ってこういう感じだっけか、なんて久々の感情を味わう。

もっと知識をつけなくちゃ。
立ち向かってやる。

相手を自分の定規ではかるという行為。
誰でもしていることだろうけど、彼女からはかられる自分はよほどの無能らしい。
ちきしょう。

在り方。

2006-07-27 23:50:48 | バイト先。
夏期講習4日目。理科も連続4日目。
ぼくのスクーリングのせいで過密スケジュールとなっている授業。
生徒には申し訳ないが、これがじつは功を奏しているのかもしれない。
授業を受ける生徒の態度が変化しつつあるようなのだ。

重要用語の説明や主だった問題の解き方など、知識を伝えることに精一杯で、問題演習をして答えあわせをする、という形式の授業ではない。
板書も多いし、口頭の説明も多い。
一人二人そっぽ向きそうな生徒がいてもよさそうなのだが、それが全く無い。
8人ほどの一斉授業。皆真剣にノートを取り、説明を聞き、自分なりに一生懸命取り組んでいる。今日は一人の生徒が授業後に質問に来てくれた。
集中的に授業をすることで、なにかしら、心に芽生えてくれればうれしい。
問題演習をしていないのは恐怖だけれど。
あ、宿題にしてしまおうか。

理科というのは不思議さを扱う学問だと思う。
小学校と中学校で、できる限り不思議を解き明かしてあげられたら。そう思う。
それでも解明できない謎は高校に行ってから考えればいい。自ら考える力を備えて、自ら考えればいい。

教える立場の人間はしてあげられる事が限られている。代わってあげることは絶対にできない。だからこそ、自らが知っていることをできるだけわかりやすく伝えることが必要なのではないだろうか。形のないものを伝えることは困難である。なにかしら分かりやすい指標が欲しくなる。しかし、「形のないもの」を「一部しか反映できない指標」で判断することは乱暴じゃないか。結果論か過程論かを問う命題にも似ている。どうやって形の無いものを判断するのだろうか。
教育とは、極論すれば過程であると思う。その過程をどのようにするか。それは全て教師と保護者の責であると思う。過程なくして結果はありえない。一生懸命考える。真似る。それが大事なことなんじゃないか。うまく行くかどうかは二の次でいいでしょう?絶対に勝たなければいけない社会なんて、ケモノと一緒じゃないか。

私という個をどのように受け取るかは生徒達の裁量次第。けれど、それを恐れてはなにもできやしない。結局人間同士の付き合いと同じだ。ぶつかってみて、互いに距離を詰めていければそれでいい。気に入らないことだってあるだろう。それはそれで仕方ない。こっちだって人間だ。神様じゃない。ま、ぼくが諦めることはあってはならないのだけれど。

無理難題をふっかける保護者がいる、とニュースになっているが、利己主義と刹那主義によって生み出された悲しむべき出来事であると思う。我々は死ぬまで学習し続ける。学ぶのは何も子どもだけではないはず。

どこかで傲岸不遜になっていやしないか。
そう省みなければならないのは教師だけに在らず。

明日も頑張ろう。


補足。
本日の記事は以下のサイトに触発されて勢いで書いてしまいました。
ぜひぜひ下記のサイトにも訪れてくださいませ。
荷方の「不定記」:July 27, 2006 "内田センセの教育観"
そして、件の内田樹先生のブログはこちら↓
内田樹の研究室:2006年07月26日「日本のへそ」で教育を論ず

難しい質問。

2006-05-30 00:20:59 | バイト先。
素朴な疑問は何でも聞いてくれ、と見得を切ったところ、待ってましたとばかりに答えに詰まる質問をぶつけてくれるのが中学生。

生徒1「宗教ってなに?」

おお。
難しいことを聞いてくれるじゃないか。
ちなみに今は数学の時間だぞ。なんて言い逃れは通用しないよな、こういう場合。

生徒2「せんせー、神様って信じてる?」

あー、こっちのほうが答えやすいな。ぼくは。

ぼく「困ったときとか、電車の中でお腹痛くなったときは信じてるよ。」
生徒2「えー?じゃぁ神様っているの?」

うーん。
難しい質問だ。

ぼくは特定の宗派には属していないつもりだが、年中行事にはなるべく参加するようにしているし、厄払いもしたし、教会で結婚式を挙げるのっていいなあって思っていたりもする(ま、これは相手あってのことですが)。
物理的な存在としての神様がいるのかどうかはさっぱりわからないし。
心の中で常に崇めているかと問われれば、答えは否。
けれど、身体にしみこんでいる日本人としての習慣は、まさしく宗教的であるだろうし。
どう答えるのが、彼らにとってわかりやすいのだろう。

世界のあちこちで生じている宗教紛争の悲しさやカルト宗教の怖さも知ってほしいし、かといって宗教に興味を駆り立てさせるのも後ろめたさを感じてしまう。

ぼく「いるかもしれないし、いないかもしれない。みんなはどう思う?」

ちょっと逃げ腰だが、逆質問で聞いてみる。

生徒1「えー!?いるんじゃん?」
生徒2「じゃあ、サンタさんはいるの?」

おいおい。ごっちゃですか?てか、話ズレてんぞ。
さておき。どう答えるべきか…。うーん。

生徒1「いねーよ!おれ、父さんからプレゼントもらったもん!」
生徒2「だよなー。」

なんだか、妙に大人びた口調で話す13歳を目の前にして、肯定するのも悔しい(というか、くすっと笑いたくなった)ので。

ぼく「NORADっていうアメリカ軍のレーダー基地は毎年サンタさんを追跡してるよ。
   クリスマスの時期になったらアドレス教えるから、ネットで見てごらん。」

と、煙に巻こうとしてみた。

生徒「うそぉ!ほんとに??」

おー、おー、食いつきますな。さすがアメリカ軍(笑)
そうだよ。架空の存在かもしれないけど、お父さんとお母さんのなかにはサンタさんがいるんだから。
というか、その気持ちが伝わればいいな。

で。
宗教論争ですよ。13歳と。

まともに話し始めると数学どころではなくなるので。

ぼく「いると思っている人の心の中にはいるだろうし、
   いないと思っている人の心にはいないんじゃない?」

と逃げ口上。

生徒「じゃぁ、幽霊は~?」

…、とことん授業から逃げる気だな。そっちは逃がしません。

ぼく「それはまた今度!いいから!ほら、文字式の計算するぞ!」

むりやり話を授業に戻したものの。
心の中では疑問が渦巻いてしまって。
本当は、かなり困ってしまった。
ぼく自身、宗教のことを知らなさ過ぎる。(←日本語、あってる?)

日本が宗教の規律で縛られた国でないゆえか、なんでも取り込むおおらかな国ゆえか、特定の宗教に対する思いが湧かない。かといって他の国の様子をしっかり知っているわけじゃないし。
悩むよりも、行動。
そう思い立って借りてきました。
図解雑学 宗教」。
まだ読み始めたばかりですが、けっこう面白い。
もうすこし勉強したら、誰かと語ってみたくなるかも。

ま、こっちには語れる友人もいませんが。

ちなみにこの本を借りに行ったら、隣の棚には「図解雑学 倫理」なんていう本もあって。
こっちも読みたいなー、なんて思ってしまいました。

世の中、まだまだ知らないことがありますね。
そんなことに気付かせてくれる、中学生ってほんとにかわいい。
どっちが教えられてるんだか分からなくなる瞬間ですね。

どれ、続きを読もうかな。
読みながら寝ちゃおう。

理不尽に抵抗するために。

2005-09-07 23:03:19 | バイト先。
このところ、バイトが忙しくて。
てか、忙しくて、残業までしなきゃいけないバイトっていったい何なんだ!?

ま、そんなに頑張らんでもええやん。と言われたらそれまで。
テキトーにこなしときゃええやん。バイトやで。と言われたらそれまで。

明日、北日本ワンダックスのお偉いさん(まぁ、マネージャと呼ばれているヒト)がうちの店に集まって会議をするらしい。
で、中古販売を統括するような偉いヒトらしい。お店が怒られないように、ひたすら売り場を整理整頓しなさい、とは、店長のオコトバ。
そのせいで、ひたすら売り場整理。レジやりつつ。

し、か、も。

まぁ、WGに買いに行ったことのあるヒトなら分かるだろうケド、中古CDは表面に価格つきのバーコードシールを貼ってる。で、本部が値段を設定してるんだけど、設定が変わるたびにバーコードを張り替えなくちゃいけない。山ほど。
そんな仕事が今週は月曜日からずーっと。

売り場を整理したいのにー。

まぁ、仕方ないっちゃ仕方ないんだけど。
さすがに今日も山ほどバーコードがあるのを見たら(3日連続で山ほどなのです)、さすがに怒りを覚えた。いくらなんでもこれはひどすぎる。日常の業務に差支えがある。何考えてんだ、本部は。(ご丁寧に『最優先で処理してください』の但し書き付き。)

くぅぅぅっときたけど。おつむに血が上ってはいけない、と、バイト仲間に、

「どうしようもない状況にならないように、全力で頑張った方がいいですかねぇ?」

と聞いた。もう首が回らんもん。ちょっとだけ、「笑顔」の分を仕事に回そうか悩んだの。
そしたら、

「バイトだから、てきとーに頑張ればいいんですよ。頑張っても意味ないですよ。」

というようなことを言われ。
そして、凹み。

確かに、バイトだし。時給は上がらないし。
頑張ったって、片っ端から崩れていくけれど。

でも。

なんか、おかしくないか、その理屈。

できる限り、いいお店にしていこう。お客様に分かりやすくしていこう。
そう思っておかしいのか。

上の(幹部の)みなさんは、現場の仕事なんて分かっちゃいないんだろう。
口で「企業の拡大と経営性向上」なんて言ってるけど。こんな仕事してたらなぁんも良くはならないって。てか、日本中どこでもそうなのかなぁ。
お客様の笑顔が見たいでしょ?やっぱり。喜んでほしいじゃない、営業してるんだから。売って満足、買って満足、じゃないの?

で、働いてるほうも働いてるほうで。
流されるまま。冒険はしない。他人の職分には口を挟まず。
時間が来れば、『お先です~』のヒトコト&ヒトゴトで。

ま、お客サマも変なヤツ多いけどね。
いろんなヒトがいるけど。コレだけは許せない!!ってのを一つだけ挙げると。

お金を放り投げるヤツ。

コレは許せない。お前は何様だ。お客様だ!なんて答えは期待してないぞ。
いいか。人間的にそれはおかしい。
お金は即ち労働の結果生み出されたもの。言い換えれば労働時間の凝縮したもの。それを放り投げるのか?お前は。
うぁー、書いてたら思い出した。頭にくる。
ちゃんと手渡すか、せめて、下の受け皿におきなさい。
ったく、いい大人が。


ちょっと視点を変えて。
「以上は従業員から見た企業の内部です。上記のような企業は成長する見込みがあるのか、400字以内で述べなさい。」
なんて問題があったら、どう答える??

帰り際に仕事頼まれることも多いし。そりゃ、頼まれたらやりますけど。
じゃぁ、俺のやってる仕事も誰か手伝ってくれよ!!
いや、いるんですよ。一人。手伝ってくれる若人が。
彼はいいね。視点が。ヴィジョンが似てる。
はぁ、彼に救われてるなぁ。


まだまだ愚痴は言い足りない。
てか、このぐらい書いても、トレードシークレットには引っかからないよね(笑)
怒られたらこの日記は消しますから(笑)
なにより、そういうことに気が回る社員がいれば、ですがね。ふふ。

目に付くところすべてがテキト~で。

でも、それでちゃんと機能してるなら、それでいいのか?

仕事は線引きできないのに、休憩時間はしっかり守る。そんな企業は成長するのか?

水清ければ、魚住まず。

そんなもんなのかなぁ。
う~ん。

ま、とりあえず。
ぼくはぼくのできる範囲で頑張るだけ。
いい勉強になります。ほんとに。

もしかしたら、コレは日本の縮図なんだろうな。
いたるところ、こんな感じで。

いやはや、いやな時代になったもんだ。
え?昔から日本はそうなの?

知らなかったぁ…。

見下ろしているの?

2005-08-22 00:21:27 | バイト先。
毎日レジに立っている。
見えてくるもの、見落としていくもの、きっとたくさんあるだろう。なんて。

気付けば、楽なほうへと流されて。
どこまでも鋭く研ぎ澄まされていく感覚を、維持することは困難で。
かといって、ロボットのようにレジを打つことはイヤで。
何もできないバイトゆえ、その歯痒さが。

ぼくはこの職場でまだ4ヶ月の若輩者。
当然できない仕事や知らない仕事がたくさんあって。
先輩はいろいろ教えてくれるけれど。

でも。

実践する場が無い。
コレはこうだから、と教えられ、実践する暇もない。
なぜか?それは、レジを打っているから。
他にもたくさんできることがあるんじゃないの?
レジを打つことも大事だろうケド。
このままだと、いつでもこの仕事を辞める決心がついちゃう。

したくても、レジに入っている以上、何もできない。
1ヶ月くらい前までは、レジにいながら他の仕事もしていた。
けれど、その行為は他の人に迷惑がかかる、ということを理解してしまった。
ゆえ、レジを離れるわけにはいかず。
かといって、自分の仕事は増えていく一方で。

ま、自分の仕事といっても、見つけてきた雑用が多いんだけど。

たぶん、バイトは辞めてしまうから使いづらいのだろう。
教えてもいなくなられては無意味だ、と。
その割にバイトの人数が8割くらいだけどね。
ま、バイトの半分以上は2,3年勤務してる『先任』だからなぁ。

仕事はさせなきゃ覚えない。失敗しなきゃ覚えない。

うーん。
ただの遠吠え?


そうか。
自分に足りないのは、見切りだ。
見切りつけちゃえばいいんだ。
大して時給だって良い訳じゃない。
きっと、時給のいいバイトは他にもあるはず。

ここにこだわる必要は無い。

少なくとも、このままじゃ。

何が正しくて、何が間違ってる?

2005-08-04 03:02:08 | バイト先。
評価というものは、対象がどの程度の価値なのかを決める行為。
たとえば、お店であればそれが売り上げのような数値を含むもので決定されていく。

膨大な数字に囲まれたとき、評するほうは分かりやすい基準を設けて評価を下すしかない。
ある数値を取り上げ、しかるべく判定を行うしかない。
たとえ、それが見せ掛けだけの数値であっても。

決められた計算式によって導かれる数値を、意図的に誘導することは容易だろう。

ぼくはまさに、その仕事を請け負っているのかもしれない。
いや、法に則っていないわけではない。
ただ、必ずしもそれが顧客のためなのか、と問われれば、答えは否。
お店という、普段は実体の見えないものを維持するための作業。
たしかに、その過程で顧客にある程度のメリットをもたらすのは、小売業の職能であろうけれど。

数字が目の前にぶら下がっていて。
それに向かって進むのは、思っていたよりも困難な作業だ。

積み上げたものを壊す勇気。
未知の領域へ踏み込む勇気。

膨大な在庫を目の前にして。
それをどう扱うか。
バイトの最中は考えあぐねている。

自分の視野が狭いことを反省している時間はないのかもしれない。
ただ、動いて、動いて。
考えて。

その繰り返しだろう。

さて、どうしたものかなぁ。

売れない商品はどこへ行く?

2005-07-30 00:15:35 | バイト先。
まぁ、いつものことながら今日もヒマでした。
そんなときは、売れない中古CDたちを処理しているわけですが。

彼らは売れ残ったらどうなってしまうのでしょうか。
ひたすらデッドストックになって、店の空間を占拠し続けるのでしょうか。

ぼんやり考えてた。
恐ろしいことだよなぁ。

絶えずCDは発売されていて。
どんなに売れなくても、誰かが買うであろうことを予測して。
増え続ける商品。
まぁ、中古商品を買い取る、という会社のシステム自体、
若干の自転車操業っぽい気がするけど。
安定を欠き、ふらふらしてくると。
新しいものばかりが押し流されていき、古いものは澱む。
澱みの中に手を差し入れて掬い上げようとするヒトは少なくて。
その澱みは化石になっていく。

1000年先には貴重な形式として、アンティークショップに並ぶのだろうか。

10000年先には、聴くものがおらず、ただ、ひび割れていくだけなのだろか。

そんな先の話よりも、目先のことを。
売れないCDは特価商品として、安くして。
さぁ、売れるかといえば、そうでもない。
ただ、ぼくが目ぼしいものを買っていくだけ。
たまに、同類のお客様もいらっしゃるけど。

過去の音楽に、もう少しだけでも敬意を払っても良いんじゃないかなあ。
なんて。
ジャズしか買わないぼくが偉そうには言えないですが。

とにかく、売れないCDをどうやって売るか。
相変わらず変なことに悩みつつ。
まだ、梅雨は明けません。

クレーム処理に関して。

2005-07-08 00:02:06 | バイト先。
まぁ、よくあること。
たとえば、
発売日の3週間前に予約した商品が、発売日翌日になっても届かないとか。

予約したほうは、当然入荷しているものだろうと来店する。
店側は入荷していないため、クレームとして処理する。

謝る。
お客様は予約のキャンセルを告げる。

ちょっと待った。
それじゃ何の解決にもならない。

何が問題だったか。

マイナーな商品は事前に予約されても間に合わないことがある。
商品によっては発注締め切りが随分早いものもあるのだ。
予約した段階でその旨を告げ、きちんと文書で残すことが必要とされる。
最初にそう約束を交わしておけば、クレームまで発展することはなかっただろうに。

初動の差によって、もたらされる結果は大きく異なる。

閑話休題。
ぼくがクレームの処理に当たった。

お客様は当然のことながらムッとしている。
当たり前だ。予約した商品が届かないのだから。
ムッとされると、対応する側も攻撃的なオーラを出しやすくなる。
けれど、そこでこらえてこその客商売だろう。深呼吸をして。一度大きく笑顔を作って。
相手の立場に立てばいいんだ。
欲しい商品がない。今すぐ欲しいのに。
その気持ち、よく分かる。そんなとき、ぼくはお店にどうして欲しかった?
思い出しながら、言葉を噛み砕き、選び、告げる。

結局、一度はキャンセルする、というお客様を保留に持ち込んだ。
他店を回るというから、回って商品があれば、キャンセルのお電話をください、と。
望みの糸は切らないほうがいい。そう思ったから。

1時間後、ぼく宛に電話が。
先程の方だった。やはり予約を継続しておきたい、とのことだった。

ほっと安心した。これで八方丸く収まる。

クレーム処理はどの窓口でも行われているだろう。
そして、その対応のまずさを糾弾する話は尽きることがない。
誰だって物事が順調に行かないのはイヤなんだ。

でも、うまく事が運ばなかったとき。
重要なのは、目線を下げること。
相手の立場に立てばいいんだ。
自分がそうだったらどうして欲しいのか。
言葉遣いや、表情だけでも随分と違うはず。

クレーム処理を無事にまとめると、なんだか変な満足感が。
本当はクレームがつかないように仕事をしなければならないのに。
クレーム処理がけっこう楽しかったり。不謹慎だな。



今日は心に余裕があったけど。
余裕がないとき、今日みたいな対応ができるだろうか。
プロならいつでもできないと。
感情のコントロールをもっと上手にできるようにならないと。

どんな職業に就いたって同じ事。
今日できたことを、忘れないように。

念願叶う。

2005-07-04 00:39:02 | バイト先。
叶っちゃいました。
店先で、ラムネ売り。

今日はお昼からバイトだったんだけど、出勤したら、店長が寂しそうに風除室(かぜよけしつ)にいる背中が見えて。

???

正面に回ったら、謎が解けました。




ラムネ売りだ!!



シフトの都合で40分くらいしか売れなかったけど、4本売りましたよ!
朝から4時間やってて店長は11本。
…、にやり。

楽しいのなんのって。
いらっしゃいませ~♪ラムネ冷えてますよぉ、いかがですかぁ?って。

いろんなヒトがいて、楽しい。
無視するヒト、会釈して通り過ぎるヒト。
笑顔を見せてくれるヒト、手を振って帰るヒト。
お金ないの…。っていうお子様とか。
仕事のついでに休憩していく、業者さんとか。
まさか、人間観察されているとは気付くまい…。ふふふ。



ついでに、従業員も。
てか、ヒトを指差して笑うな!似合うっちゃなんだ!(笑)

ラムネって懐かしいから。
誰だって、子供のときに飲んでいるから。
なんか、ワクワクする飲み物じゃない?
久しぶりに晴れた日曜日は、なんだかワクワクしてて。
楽しかったなぁ。

夏はこれからだ!
がんばって売るぞ!
できれば、ババヘラにも挑戦してみたいなぁ。

※お願い。
ワングー大曲店の店先にラムネ売ってるお兄さんがいたら、優しくしてください。

これから、どうなっていくんだろう。

2005-07-03 02:18:22 | バイト先。
まぁ、ご大層な題の割に内容はいつもどおり。
たらたら考え事してるだけなんだ。

例によって、バイト先の話なんだけど。
大きな組織の中で働くのは初めてだから、いろいろと思うことがたくさんある。
忘れないように書いておこうと思っただけ。

現状として、
    郊外型ショッピングセンターの弊害である、集客率の低下。(新規のお店がどんどん離れた場所に建設されるため、店舗同士の相乗効果は認められず)

    新規の顧客が開拓できず、売り上げは前年比で減。(顧客の固定化により、店舗からの提案は通りにくい)


の2点が懸念されている。

改善案としては、
    隣接する店舗同士、領域を超えての協力ができないか?(大きな駐車場を共用している異業種店同士が職域を越えてイベントを組む、等)

    PDCAサイクルの強化。(顧客が小売業としての当該店舗の実力を見限っている可能性がある。機動力が必要だが、意見を募集し、顧客の動向を詳しく分析した後、販売向上に向け立案、行動、調査、修正のサイクルをしっかりと行う。)


さらに、ぼくの具体的な提案は、
    店舗ごとのWebサイトの活用(取引対象を広げ、中古在庫の建て直しを計る)

    顧客へのアンケートの実施(顧客の嗜好の動向を探る)

    流通経路の見直し、および、他店との在庫情報共有(垂直の流通だけでなく水平の流通を活用する)

休憩中にタバコを吸っているとき、店長と雑談をするのだが、ことごとく提案は却下される。当然といえば、そうなのだけれど。却下されて凹むわけじゃなくて。店長と一緒に、じゃぁ、現状ではどうしたらいいのかってあーでもない、こーでもないってお話してるだけなんだけど。却下されたときの理由って、
    POSシステムを使用しての在庫管理であれば、データベースは存在しているはず。うまく利用すれば、サイト上で顧客の掘り起こしができないか?→大掛かりなものは本部対応となる。FCでは対応できず。

    異業種店との協力は?→対象となる他店舗もFCであり、本部決済が必要となるようなイベントは打てないのではないか?

    中古CDに関して、抜本的な改善策は取れないのか?→東北ブロックを管轄している本部の方針上、現状からの変更は認められない。


…だったかなぁ。

店長からしてみたら、ただのバイトが好き勝手なこと言って、さぞかしメイワクだろう。
思っていることをただぶつけているだけだから。

ただ、ぼくは思いついたことを忘れたくないだけ。
大きな組織に埋もれて、ただ仕事をこなすような毎日はイヤだ。
何か考えることによって、それが自分の仕事をこなす上でヒントになったりするんじゃないかな。
だから、たとえ間違っていたり、実現不可能だったりしても、考えることが大事な気がする。
まぁ、目先のことに追われている毎日だけど。

企業が目指すのはあくまで利益の追求だろう。
ただ、その過程で、顧客の満足度を高めることが必要じゃないのかな。
ほしいものを即座に提供できるようなサービスに変わっていかなければ、お店は取り残されていくだろう、この先。

これからは取捨選択がますます激しくなるに違いない。
生き残っていくためには現状維持だけではなくて、既存サービスの改善が常に行われていかなければならないんじゃないかなぁ。

どうなっていくんだろう。