おいしいぬか漬けの作り方

　家の冷蔵庫には大きめの長方形のタッパーに入れたぬか床があります。自分は好きなのですが、家族（特に子供達）があまり食べてくれないのに嫌気がさして手入れを怠り、何度もぬか床をダメにしました。そしてまた食べたくなっては新しく作る、ということを繰り返してきました。
　普通、味が馴染むまではくず野菜等を漬けては捨てる事を繰り返します。気の短い私はそれが待てずに、作りたての床に漬けたすさまじくマズイ野菜を食べたりしていました（笑）。しかし、なんとか最初から美味しいぬか漬けを食べる方法はないかと考えたところ、ふと思い付いた事があって試してみました。すると、床を作って２日目なのに、漬けた野菜がなんとか食べられる味になったのです。しかも味が馴染んでくるにつれて、なんだか今迄よりも美味しい（ような）気もする……。
さて、何をしたのでしょう？

　ぬか床をかき混ぜる時、レムニスカートを描くのです。
　これ→∞です。
　８を横に倒した形。
「本当かいな」という声が聞こえそうですが、床を持っていらっしゃる方は試しにやってみて下さい。心を込めてかき混ぜてあげると、爽やかないい味になるんですよ。

　ちなみに、お風呂に入る時も湯舟に手を入れてレムニスカートを描くと良いです。水に力が入り、まろやかなお湯になるのだとか。

　それはそうと、ぬか漬けや生野菜、果物を【朝】食べると、酵素を効率良く摂取できるのだそうです。【朝】ですよ。これを知ってからはぬか漬けをすすめる時、子供達に「酵素くんを食べてあげようね」と言っています。上野の科学博物館でバーバパパに似た「酵素くん」の説明を見ていた子供達にはこれが良いきっかけとなって、以前よりぬか漬けを食べてくれるようになりました。