シルクな暮らし

ほどほどナチュラル&シンプル生活
代替療法・暮らしの知恵・子供の事など

一粒の種から

2009-04-30 | 子どもと日常のこと
欽ちゃん(6年生)のランドセルの中から
詩を書いた画用紙が出てきました。

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一つぶのタネから
緑が生まれる。花が生まれる

一つの植物から
酸素が生まれる。タネが生まれる。

生まれる、生まれる。
わたしたちの手から次々と

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詩の内容と、詩の持つリズムの美しさに感動して、
「これ、どこで読んだ詩?」
と聞きました。
「僕が考えて書いた詩だよ」

いや、驚きました。
片付けなくて亡くし物はするし忘れ物はするし、楽をしたがるし、他力本願だし、こちらの言ったことが理解できないし……
普段口を開いても要領を得ないことをたらたら喋っている息子。
無駄に拗ねるし、ケンカもするし、こっそりズルしたりもする、ごく普通の息子。
見えないところで少しずつ変化し、彼の内側では
様々なものも湧き上がっていることを、つい見逃していました。

知らないうちに、子供は一気に成長するのですね。
生命力みなぎる雑草のように。

言う事・なす事がわけ分からないのは、彼ら自身が迷っていて、自分の考えを整理していくプロセスの途中だからなのでしょうか。

子供たちの成長には、ハッとさせられたりドキドキさせられたり。
こっそり応援しながら
静かに見守らせていただきたいと思います~。



 小学館の雑誌 eduのサイトで当ブログをご紹介いただいています

サイクリング

2009-04-13 | 旅とお出かけ
日曜日、嫌がる子供たちを家から引き摺り出し
――出不精なんですよ、2人とも(-"-)――
サイクリングしてきました。

善福寺公園の桜もそろそろ終わり。
小さい方の池の上には桜色の絨毯が広がっていました。

欽「なんにもなくて つまらない~」
私「なんにもないから いいんじゃないか」
欽「この池、人工的でなんかヤダ」

…私にケンカを売っているのか欽之助。

大きな池の方で手漕ぎボートに乗せましたら、すっかり機嫌が良くなったsilky兄弟。
ア~ヤレヤレ。2人に漕がせて母は春の日差しの下、ウトウト。
ボートを降りたら、めずらしく(めずらしいんですよ)エジソン君が
「ありがとう」と言ってくれました。

お昼にはおむすびと干し芋を食べさせたのですが、
午後2時を過ぎた頃にはもう「お腹すいた~」仕方ないわね

吉祥寺にまわって、ドイツパンのリンデさんに寄りました。
店内にはよく季節の飾りつけがしてあるのですが、この日は卵と鶏の飾り付けがしてありました。
「そういえばイースターだったね」

子供たちがシュタイナー幼稚園に通っていた頃は、クレヨンやミツロウ粘土を使って絵を描いた卵を飾っていましたが、もう随分何もせずにいます。
金色のリボンで壁にぶら下げられた、優しい色使いで絵の描かれた卵を眺めながら、3人とも黙って、もぐもぐ口を動かしておりました。

エジソン君はなんだか穏やかな顔をしながら
「卵だね」と、ひと言だけ。

中里尚雄さん 海洋横断ニュース

2009-04-12 | sense~日常の中で
ここ1ヶ月ほど“シルクな暮らし”は
中里尚雄さん応援ブログのようになっていました。笑


4月13日、KTS 鹿児島テレビ生出演の動画です





ある人が中里さんのことを「むしゃんよか」と表現されていました。
「むしゃんよか」というのは熊本弁で、「むしゃ」は武士のことです。つまり武士のようにかっこいいという意味です。単に見た目のかっこよさをいうのではなく、男気のある人、弱い者を大事にする人、家族を大切にする人、自分が正しいと思ったらとことん突き進む人といった内面を表す意味で使われます。」
http://www.web-nihongo.com/back_no/column_02b/050501/index1.htmlより

お国言葉って、本当に素敵だなぁと、しみじみ思います。


桜雪

2009-04-11 | 生きもの・植物・自然
桜雪 降る

滝の水のように 風に乗って
アスファルトの上を ころげまわる
通り過ぎるトラックのおこす風に引き寄せられて
枝からまた花びらが舞い落ちる

花が丸ごと ぽとりと落ちる
見上げると
ヒヨドリが スズメが
うす甘い蜜を目当てに 細い足で枝をにぎり
小首をかしげて 
次はどの花にしようかと 生き生きとした黒い瞳を輝かせる

耳からイヤホンを外す
一瞬の静けさのあとに 
押し寄せる 野鳥たちのシンフォニー

いっせいに咲き燃える 鮮やかな色彩
千差万別の形態
枯れたように眠っていた枝から 
一気に吹き出す 黄緑色

タンポポをにぎりしめる 小さな手
草を食む 犬
白く薄い翅が ちらちらと現れ 去っていく

うぐいすの薄緑色の歌が 空気をふるわせる

カミよ かの者の傷を癒し給え
カミよ かの者の心を守り給え

桜雪 降る

地球の重力に逆らわず
母の導きのままに
母の懐に抱かれて
朽ち落ちていく 花びら

人もかくあるべし

朽ちて 次なる生命の糧となる

生命の糧とするために
地表を覆う灰色を 引き剥がすべし
大地を 
すべての生命のために 取り戻すべし 

中里尚雄さん 沖縄に到着!

2009-04-10 | sense~日常の中で
2009年4月9日 16時55分
中里尚雄さんが、ついに沖縄・辺戸岬・宇佐浜のリーフに上陸したそうです!

浜では北国小学校のみなさんが、中里さんと伴走船の皆さんをお出迎え
『砂浜で、夢のメッセージが、中里さんの背中のリュックからとりだされて、
北国小学校の子供達に手渡されました!』
(木津龍馬応援ブログから転載)

無事のご到着、本当におめでとうございます。
きっと辿り着けると信じてはいたものの、やはり毎日心配のし通しでした。

まだしばらく交流会や取材などで忙しさは続くとは思いますが、
肋骨と膝の快癒と海洋横断の疲れの1日も早い回復を、心からお祈りしたいと思います。


子供たちの“希望”を背中に乗せて、
最終目的地・沖縄へ出発した日の、太陽の強烈な輝きだったこと!
到着後に昇り始めた月の、いつにも増して赤く大きかったこと!

この日の満月は 十四夜の満月で、
幾望(きぼう)という別名をもっているのだそうです。


ウインドサーフィンで単独横断した距離は約657km。
実際には風や潮の流れで真っ直ぐには進めず、戻ったり、ジグザクにしか進めない場所もありましたので、実際の走行距離はこれ以上です。

中里さんとみんなの夢をかなえ、無事に帰していただけた御礼をしに、
海に行かなくちゃ!

中里尚雄さん 与論島に上陸!

2009-04-09 | sense~日常の中で
4/8(水)15時28分、
桜島から出発した中里尚雄さんが、与論島北端に上陸しました!!

小さな船では前進できないほどの、4mもの高波を乗り越えて。
伴走船がついているとはいえ、自分の周りに見えるものは海だけ。
海水に濡れた身体のまま冷たい風に吹きさられて、何時間も同じ風景の中を進んでいく。
(その恐怖はどれほどのものか)
波と風を捉えて進めないときには、オールを使って漕いで進むしかありません。

悪天候にアクシデントを乗り越えて、やっと
沖縄まであともう一歩の島まで たどり着きました!!

無事に到着できますよう、
皆さん、最後まで応援して下さいね!!!

中里さんの進む海に続く海岸、川、
いろいろな場所に落ちているゴミをひとつ拾うだけでも、
きっと、皆さんの気持ちは伝わります。


とても誠実に報道してして下さっているニュース番組(ヒューマン鹿児島)がYouTubeにUPされていましたので、
ぜひご覧になって下さい。

中里さんのコメントは勿論のこと、

島の子供たちが語る夢を、ぜひぜひ聞いて下さい。


*ニュースの一部*********************
中里さんは、夢の手紙を、危険を冒してでもウィンドサーフィンで運んでいくことで、子供たちに身をもって、夢をあきらめないことの大切さを伝えたいと考えています。
中里さん「交流する子供たちとは特に『こういう大人になってほしい』とか――夢について話し合う場は持ちますけど、本当に伝えたいことは、自分の行動で示していこうかな――
楽して決して出来ることじゃないということをですね、手間隙かけることに 真意が伝わるということを、子供たちに感じてもらいたいと思います。」
************************************[

行く先々の島での温かいお出迎との交流、
中里さんの近くで、遠くで支えている人達。

沖縄まで あと少し。


■水人日記(中里尚雄さん) http://blogs.yahoo.co.jp/bigwavejaws


中里尚雄さん 奄美に到着しました!

2009-04-04 | sense~日常の中で
中里尚雄 海洋横断 奄美に到着


木津龍馬応援ブログのコメント欄に書き込まれた弐号さんによる海洋横断のご報告が、とても分かり易かったので転載したいと思います。

--------以下転載-------------

奄美大島到着おめでとうございます!

中里さんを乗せている黒潮は、幅100km最大流速4ノット(約7.4km/h)で
中里さんの目指す方向とは逆向きの流れ・・・

普段、我々が乗るフェリーの速度が15 ノット前後
いわゆる高速船が30ノット前後
咸臨丸やコロンブスの(メイフラワー号等)船団が、
最高速度で7.5ノットくらい(20ノットの追い風時)ですが、
アメリカ大陸まで90日かかっているので、潮の流れを考慮せずに考えると、
平均速度は3ノット前後

中里さんがこれまで乗ってきた潮の流れは2ノット(約3.7㎞/h)だったそう
(もちろん逆向きですよ!)

船にはブレーキが付いていません
緊急時にはレバーを後進に入れるが、洋上では水の抵抗がブレーキになるから
スロットルレバーを戻すだけで止まる
(車に例えるとサイドブレーキを引きっぱなしで走っている感じ)
それほど水の抵抗は大きく強く、行く手を阻む

2ノットの逆向きの潮
それは、とてつもなく大変な事なんです!

今回、90㎞を10時間と言うことは平均5ノット
しかも、13キロ手前からは手で漕いでいる(バドリング)のだから凄い!!

陸に向かう潮の流れは、まさに大自然が後押してくれましたね!!!

-------------転載ここまで-------------

子ども達に託された手紙や資料、栄養補給のためのドリンク類など、
10kgにもなる荷物を背負い、立ちっぱなしで海の上にたった一人
4,5メートルの波・風を相手に(風の助けの無いときは肋骨の折れたままの身体でパドリングで) 10時間。

ウィンドサーフィンをしたことのない方は、ぜひ一度試してみて下さい。
何の荷物も持たずボードの上に立ち、セールを握りしめて立っているだけでも、数十分もしないうちに疲れて陸に上がりたくなるはずです。
運悪く海に落ちたら、もうこれでお終いかと思うほどの恐怖を味わうはずです。
波打ちぎわで落し物をしてみて下さい。
一瞬のうちに、それがどこにあるのか分からなくなるはずです。
探しても探しても、それっきり見つからないはずです。

壮絶という言葉で片付けることさえ気がひけるほどの孤独を
中里さんは見せつけて
大切なことを伝えてくれようとしています。
そして、気付かせてくれようとしています。

■水人日記(中里尚雄さん) http://blogs.yahoo.co.jp/bigwavejaws


中里尚雄さんの海洋横断の一部は3/28『やじうまプラス』でも報道されました。


もっと報道され、多くの人に注目して頂きたい
大切なニュースです。






春休みの朝おやつごはん

2009-04-01 | 食べ物は天からの贈り物
終了式がずっと過去のことのように思われる、
超多忙・怒涛の春休みでございます。
全国の主婦・母親業の皆さま、
毎日のお勤め、本当にご苦労さまでございます。

春休みといっても学校外の活動も含め
主婦と母親業には休日無し。

食事を作り、食器と調理器具を洗い、部屋を片付けて子どもの相手をしているうちに次の食事の準備。
さぞお疲れのことと存じます。

私なんぞもう飽きちゃいました。作るのも食べるのも。
考えるのもイヤー!
強力粉も玄米も在庫が無くなっちゃったけど
買い物に行くのはもっとイヤー! 

現実逃避的幼児化母。

…という訳で今朝はおやつ的朝ごはんになりました。

《材料》
・昨日残った玄米ご飯
・キヌアの炊いたの
・クルミのきざんだの
・干しブドウ

適当な量を合わせて混ぜて小さく丸めて押さえ(お弁当用バーグのサイズと形)、オーブンの天板またはフライパンに並べて焼く。
表・裏面ともパリッと焼けたら
醤油をかけて“じゅわわ”っと言わせて出来上がり。ふ~~。

「焼くんだ~」
「いいにお~い。おいしそ~」

オイ、台所に覗きに来てそのまま立ち去るものではない。
君たち、味噌汁と箸くらいは運びたまえ。


醤油の香ばしさとブドウの甘味、ナッツの食感が、
キヌアの持つ独特な風味を和らげてくれます。

黙って食べる息子2人。…美味しいんだね。

食べ終わってから写真を撮らなかったことに気がつきました。
すみません。

キヌアはアンデス高地の幻の雑穀。10数年前NASAが、人間の体に必要なすべての栄養をバランスよく含む驚異的な食べ物、健康と食糧の問題を解決する「21世紀のスーパーグレイン」と発表したのをきっかけに、現代の食卓によみがえったのだそう。(雑穀の書から)

雑穀の書―毎日がおいしい、きもちいい 雑穀のすべてがわかる
大谷 ゆみこ
木楽舎

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雑穀料理の本は上記の他にも
大谷ゆみこさんが沢山出版されていますね。
つぶつぶ・ぷちぷち食感が楽しく、どの雑穀も比較的おだやかな味なので
まとめて炊いて小分け冷凍しておけば、色んな料理に使えて便利です。